石鹸ノスタルジー。

シンガポールのホテルで泊まったときに、

バスアメニティの石鹸を持ち帰り用に、

毎日バスルームとトイレからひとつずつ取っておきました。

一緒だったKちゃんは帰国後に、

友人ににその石鹸を別のお土産と一緒に渡しました。

でも、その友人は石鹸はいらないと返してきたそうです。

いつも泡のボディソープを使っているので、

固形石鹸はいらないというのです。

そのとき、どうして？ってわたしは思いました。

いい香りのするブランド品だから使えばいいのに・・・。

 

でも、わたしも最近、

泡タイプの洗顔料を使うようになりました。

すごく便利です!!

それまでは洗顔フォームを泡立てネットで、

かなり一生懸命に泡を作っていました。

クレンジングでメイクを落とした後ですから、

早く顔を洗いたいのに、

泡立てることに時間がかかってしまう・・・。

今はポンプを2,3回押すだけ、とってもラクチンです。

固形石鹸を返したKちゃんの友人の気持ちもよく分かります。

少しずつ生活が便利になっていきます。

その分はお金がかかるようになりますけど、

便利さを知ってしまったら、もう拒むことはできません。

一日中開いているコンビニ。

注文した翌日には納品されるネット通販。

映画館に行かずとも24時間鑑賞できる映画チャンネル。

楽しみに待ったり、わざわざ出かけたりして、

感じられた満足感は少し薄らいだみたいです。

それは、古い時代を経験しているせいかもしれませんね。

これからどういう風に、

生活が変わっていくのでしょうか。

家庭の中でAIがたくさんのことを担っていくのでしょうか。

そして、どんどん便利になっていくのでしょうか。

そんな中で、

ノスタルジーを感じたくなったら、

そのときは、

いつもより多くの時間を使って、

固形石鹸をたっぷりの泡に仕立てたいと思います。