女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

無いものねだり。

2018-02-03 21:33:58 | 日記

 

今では、ひとりでいることは寂しくなくなりましたが、

40歳前後のころは、

ひとりでいることが寂しくて、切なくて、仕方なかったです。

とくに子供がひどく欲しくなり、

相手はどんな人でも構わない、などとも考えました。

朝の満員の通勤電車の中、

この人はどうだろう・・・、

あの人はどうだろう・・・、

と、1週間ほど相手を探していました(汗)。


そんなことで結果が残せるはずもなく、

恥ずかしくも、

今こうしてブログに書いている次第です。

 

でも、あのときは、

わたしの女性ホルモンの

最後のあがきだったのかもしれません。


両親の関係をずっと見ていたわたしは、

結婚生活に憧れや希望は持っていませんでした。

結婚したいという気持ちもあまり持っていなかったです。

幼いときから少しずつ、積み重なっていった感情でした。

両親への気持ちもかなり冷めていたと思います。


でも、まだ小さなころは、

両親に甘えたかったし、甘えさせてもらいたかった・・・。

いつも、恐い顔でいる父、

そんな父に気を使っていた母、

どんなときもタイミングが悪く、

父の癇癪を爆発させていた妹、

一家団欒の風景は他人事でした。


わたしがまだ5歳だったと思います。

家族で節分の豆まきをしました。

「鬼は外~! 福は内~!」

父が豆をまくたび、

母も妹もわたしも夢中で豆を拾いました。

覚えています。

みんな、笑っていた。

そして、とても楽しかった。

 

翌年から商売を始めた両親。

家族行事は減っていきました。

でも、あの日、

我が家に無かったものが出てきたのです。

無いものねだりが叶ったあの夜のこと、

節分になると思い出します。





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2 コメント

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Unknown (goronyan)
2018-02-04 15:17:13
色々辛いことがあった中での
良いひと時の思い出は より こころが
暖まる感じがしますね。
今日もお写真素敵
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Unknown (paku)
2018-02-04 22:27:33
goronyanさん

きょうの犬たちの散歩はたいへんでした。
昨日の豆まきを外でやっていた家が多く、
道端にたくさん豆が落ちていました。
それをめがけて飢えた犬たちがすごい勢いで食べまくったのです

写真は花びらが落ちた後のチングルマです。
朝露を浴びて宝飾品のようにきれいでした
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