今では、ひとりでいることは寂しくなくなりましたが、
40歳前後のころは、
ひとりでいることが寂しくて、切なくて、仕方なかったです。
とくに子供がひどく欲しくなり、
相手はどんな人でも構わない、などとも考えました。
朝の満員の通勤電車の中、
この人はどうだろう・・・、
あの人はどうだろう・・・、
と、1週間ほど相手を探していました(汗)。
そんなことで結果が残せるはずもなく、
恥ずかしくも、
今こうしてブログに書いている次第です。
でも、あのときは、
わたしの女性ホルモンの
最後のあがきだったのかもしれません。
両親の関係をずっと見ていたわたしは、
結婚生活に憧れや希望は持っていませんでした。
結婚したいという気持ちもあまり持っていなかったです。
幼いときから少しずつ、積み重なっていった感情でした。
両親への気持ちもかなり冷めていたと思います。
でも、まだ小さなころは、
両親に甘えたかったし、甘えさせてもらいたかった・・・。
いつも、恐い顔でいる父、
そんな父に気を使っていた母、
どんなときもタイミングが悪く、
父の癇癪を爆発させていた妹、
一家団欒の風景は他人事でした。
わたしがまだ5歳だったと思います。
家族で節分の豆まきをしました。
「鬼は外~! 福は内~!」
父が豆をまくたび、
母も妹もわたしも夢中で豆を拾いました。
覚えています。
みんな、笑っていた。
そして、とても楽しかった。
翌年から商売を始めた両親。
家族行事は減っていきました。
でも、あの日、
我が家に無かったものが出てきたのです。
無いものねだりが叶ったあの夜のこと、
節分になると思い出します。
良いひと時の思い出は より こころが
暖まる感じがしますね。
今日もお写真素敵
きょうの犬たちの散歩はたいへんでした。
昨日の豆まきを外でやっていた家が多く、
道端にたくさん豆が落ちていました。
それをめがけて飢えた犬たちがすごい勢いで食べまくったのです
写真は花びらが落ちた後のチングルマです。
朝露を浴びて宝飾品のようにきれいでした