もったいない。

わたしはもったいないがり。

穴の開いたソックスは穴をかがって履き、

余っている野菜の欠片たちは、

細かく切って煮て犬たちのフードにトッピング。

やっている方も多いと思うのが、

歯磨きチューブははさみで切って、

歯ブラシでこそぎ最後まで使います。

洋服や下着は穴が開かないと捨てられず、

ガサガサになったバスタオルも使い続けています。

 

1年に1度出かける海外でも、

普段は泊まれないちょっとお高いホテルの

アメニティグッズは全部持ち帰ります。

数年前、使いかけの固形石鹸を

ティッシュペーパーで包もうとしたとき、

「なにも、そこまですることないんじゃないの」

と友人が言いました。すると別の友人が、

「そうじゃないよ。〇〇(わたしのこと)は物を大切にしているの。

これはゴミとして捨てられるでしょ。環境のことを考えているのよ」

 

いやいや、お恥ずかしい・・・。

ただただ、もったいないだけだったんです。

まだ使えるのに捨てるのは忍びない。

環境のことは頭にありませんでした。

 

でも、最近は、無駄なことも多いのです。

色が気に入って買ったシャツや、

ジャケットデザインのいい音楽CD、

半額で売っていたスニーカーなど、

1度も使わずお蔵入りになるものもあります。

私の買い物はインターネットが多いので、

現物を手に取ってからの購入ではありません。

では、お蔵入りになったものはどうするのか。

やっぱり捨てるのはもったいないんです。

５年ほど前からフリーマーケットに出店しています。

最近は100円ショップで高品質なものが、

いろいろ売られています。

なので、フリーマーケットに来られる方は、

ちょっと安いぐらいでは買いません。

売り手は捨て値覚悟でないと手元に残るばかりです。

それでも、捨てるくらいなら、100円でも、10円でも、

使っていただくほうがいいんです。

1度はわたしの元に来た物たち、

本当に気に入ってくれた方の元へもう一度出発。

もう、もったいなくはありません。