女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

それぞれの理由。

2018-06-19 21:54:59 | 日記

わたしのストレスはほとんどが職場の人間関係です。

年配の女性が多いのでとにかくみなさん強い。

それは内にも外にも自分を曲げません。

しかも清掃の仕事10年から15年というベテランぞろいです。

仕事に対するプライドは持ちすぎるほど・・・。

でも、みなさんには、

みなさんの理由があってのことだと思います。

 

Sさんは定年前だというのに70代にしか見えません。

疲れたとか、早く帰りたいとか、

いつも言っています。

顔はブルドッグのように垂れ下がり、

半袖のユニフォームから出ている腕は、

しわだらけでまるで枯れ枝みたいです。

でも、洋服はいつもステキです。

でも、でも、さらに、でも、

まったく似合っていないのです。

50年前のSさんだったら、

もしかしたら似合っていたのかもしれません。


そのSさんと帰りの電車が2日続けて一緒になりました。

「いつもステキなお洋服ですね」

とわたし。

「これね、いつも行くお店で買ったのよ。

銀座のC1出口の所にドトールがあって、そのすぐそばなの」

とSさんが教えてくれました。

「C1? ドトール?」

C1出口がどこだかわからないのでそう言いました。

「あら、銀座行ったことないの?」


あのね、わたしだってね、

銀座ぐらい行ったことありますよ!

でもね、C1出口なんて知りませんよ!

もっと別の教え方があるでしょ。

S通りの角とか、Mデパートの裏通りとか、言うでしょ。


でも、こんなことくらいで腹を立てていたのでは、

定年まで持ちません。

SさんにはSさんの、

わたしにはわたしの理由があるのだから、

相手のことをもう少し尊重しなければ・・・。

でも、軽く受け流すことも必要ですね。