健康寿命を延ばすには、
ペットと暮すといいとテレビの番組でやっていました。
オキシトシンという快感ホルモンが、ペットを撫でることで分泌され、
闘争心や恐怖心を減少させる効果があるとか。
高齢者の不安な気持ちも和らげてくれるのでしょうか。
もちろん、人間同士のスキンシップでもオキシトシンは分泌されますが、
そんなことのないわたしには、我が家の犬たちが頼りです。
また、犬の散歩が飼い主の運動にもなることから、
健康効果が期待されるそうです。
最初の犬は55年前、うちの店に迷い込んできた子犬でした。
それから10頭が我が家の歴代の飼い犬になりました。
父が商売をしているころは、わたしと妹が犬の散歩係。
わたしの腕っぷしの強さは、そのころから鍛えられていました。
今の同居犬たちはジーク(♂・5歳)とモナ(♀・もうすぐ3歳)。
父が亡くなり、あこがれの多頭飼いを始めました。
犬友さんたちの散歩している2頭連れの犬たちの仲の良さがうらやましくて、
ジークが2歳の時、3か月のモナを迎えました。
ところが、ジークがモナを嫌がり、一緒に遊びません。
気が小さくて、ちょっとどんくさいジークは、
遊びに誘うモナに本気で怒るのです。
そんな2頭の関係はケンカはしないまでも、仲がいいとは言えません。
要領のいいモナは、甘え上手に撫でてとせがんできます。
そして、モナを撫でたり、抱っこすると、なんだか鋭い視線を感じます。
離れたところでジークが私とモナをじぃ~っと見つめているのです。
初めのうちはそんな陰険さが嫌で、
なかなかジークを可愛がることができませんでした。
最近になってやっと、
その陰険さもジークの個性なのだと思えるようになりました。
モナを抱っこする前はジークを撫でて、
それでも鋭い視線を感じたらジークを撫でに行き、
「ジークもかわいいよ~💗」と
わたしのオキシトシンそっちのけで、
ジークのオキシトシン分泌に汗しています。