女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

健康寿命の供。

2018-01-20 21:03:33 | 

健康寿命を延ばすには、

ペットと暮すといいとテレビの番組でやっていました。

オキシトシンという快感ホルモンが、ペットを撫でることで分泌され、

闘争心や恐怖心を減少させる効果があるとか。

高齢者の不安な気持ちも和らげてくれるのでしょうか。

もちろん、人間同士のスキンシップでもオキシトシンは分泌されますが、

そんなことのないわたしには、我が家の犬たちが頼りです。

また、犬の散歩が飼い主の運動にもなることから、

健康効果が期待されるそうです。

 

最初の犬は55年前、うちの店に迷い込んできた子犬でした。

それから10頭が我が家の歴代の飼い犬になりました。

父が商売をしているころは、わたしと妹が犬の散歩係。

わたしの腕っぷしの強さは、そのころから鍛えられていました。

 

今の同居犬たちはジーク(♂・5歳)とモナ(♀・もうすぐ3歳)。

父が亡くなり、あこがれの多頭飼いを始めました。

犬友さんたちの散歩している2頭連れの犬たちの仲の良さがうらやましくて、

ジークが2歳の時、3か月のモナを迎えました。

 

ところが、ジークがモナを嫌がり、一緒に遊びません。

気が小さくて、ちょっとどんくさいジークは、

遊びに誘うモナに本気で怒るのです。

そんな2頭の関係はケンカはしないまでも、仲がいいとは言えません。

要領のいいモナは、甘え上手に撫でてとせがんできます。

そして、モナを撫でたり、抱っこすると、なんだか鋭い視線を感じます。

離れたところでジークが私とモナをじぃ~っと見つめているのです。

初めのうちはそんな陰険さが嫌で、

なかなかジークを可愛がることができませんでした。

 

最近になってやっと、

その陰険さもジークの個性なのだと思えるようになりました。

モナを抱っこする前はジークを撫でて、

それでも鋭い視線を感じたらジークを撫でに行き、

「ジークもかわいいよ~💗」と

わたしのオキシトシンそっちのけで、

ジークのオキシトシン分泌に汗しています。