ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ 感想

2018-03-05 03:11:55 | アニメ

えーっと、行ってまいりましたよ。「劇場版Infini-T Force

感想…書かなきゃあな~~。

うーん、気が重い。モヤモヤする~~。はっきり言ってとても後味の悪い映画でした。

 

私はTV版のITF、割と肯定派なんだけど…その私から見てもこれはちょっと…いろいろ首を傾げてしまう作品でしたな。

 

以下、凄まじくネタバレです。

ストーリーを知りたくない人はスルー方向でお願いします。

 

 

 

 

まずパラレルワールドの設定がわかりにくい。

なんとな~く映像で押し切られてる感じでストーリーは進んでいくけど、うん?このジョーは元の世界からどの時点で来た?

元の世界って健死んでんの?

でも、そしたらこっちの世界へ来た健は何で生きてんの?

こっちへ来たら自分がいた、みたいな話をジョーがしてたけど、え?そのジョーって何者?

とかとか…私がわからんちんなだけですかね?

ただ、それらにこだわってると話についていけなくなるので、とりあえず脇に置いとくしかない。

 

もうキャラ改変については、あまり突っ込んでも仕方なくて。

それはTV版で一旦納得済みなので、そこはまあいいんだけども。

それにつけても南部博士の扱いの酷さよ…どんなメーターのふっきれ方をしたら、あそこまで手塩にかけて育てた健やジョーに殺意を向けられるわけ?

南部を敵にしよう、という設定ありきの強引さが凄まじくて、なまじ外見が元の南部博士に似てるだけにその壊れっぷりが悲惨でね~。

しかもこれが強い、強い。

4大ヒーロープラスジョーでかかってもかなわない。

あー、そうだここで一番の不満。

ガッチャマン以外のヒーローの空気っぷりが辛すぎる!

分析担当とボディの頑健さからの盾担当として、テッカマンだけが辛うじて、なんとか役割をこなしてたけど、ポリマーとキャシャーンはまるで見せ場なし。

フレンダーなんて影も形もなかった!

これはダメだよね~~~。

 

キャスティングについて。

南部博士の船越さんは頑張ってました。違和感なし。

ジョーの人は…ううん、ちょっと浮いてたかな~~、やっぱり。滑舌が悪すぎた。

ただ、私は勝手に諏訪部さんのジョーをイメージして叶わずにがっかりしてたけど、あのジョーなら諏訪部さんでなくていいです。

諏訪部さんの無駄遣いになっちゃうんで。ま、そういうことです。

魅力のないジョーでした。

見た目、「ひとり龍が如く」なのは目を瞑るとしても。

あのさ、彼をなんだと思ってんの?ただの復讐鬼?狂犬?勘弁してほしいわ。

しかもあの死に方…ないわ~~~。

 

ところどころ出してくる原作へのオマージュ。見ていて痛し痒し。

回想シーンでの健とジョーの殴り合いは、明らかに101話での早朝殴り合いからきてるよね。

でもって、健がジョーからのバードスクランブルに反応するシーンは104話。

極め付けは、敵の最終マシンを止める決定打になったあっちの世界の健が残したバードラン。

はい、これは105話でジョーが放った羽手裏剣が地球を救ったあれですよね!

む~~~~ッッ。

そんなもんで、オールドファンはまるめこめんぞーー!

ま。そういうの気づけるとそれなりにちょっと嬉しかったりもしたけどさっ。

 

まーね、とりあえず見てきましたよ。

これじゃあヒットは望めないと思いますよ、ほんと。

TV版だけで終わらせといたほうが、お互いのためだったね…いやはや。

 

コメント (3)
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