ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

ポ~ニョ、ポニョポニョ さかなの子

2008-07-24 00:07:19 | アニメ
観て来ましたよ~、「崖の上のポニョ」

まーまー、可愛かったですけどね。
ちょっと作品としては、小粒感は拭えませんな~~~。
いつもの高揚感とかスペクタル感とかは、残念ながら無かった。
「トトロ」に「人魚姫」をふりかけたような…。
去年観た「河童のクゥと夏休み」には遠く及ばず…というのが正直な感想です。

ただ、絵はやっぱりきれい!
「鉛筆回帰」と宣言しただけあって、あの海の動きは凄い!
この作品の主人公は海だ、と断言できるくらいの、確固たる生命のうねりには目を奪われました。
あと、子供の動きは相変わらずうまいな~。
可愛いもん、仕草とか表情とか。
コドモな大人をいたわるような言動には、ついほろっとさせられちゃったりして。
そしてこれもいつもながら、女性が強い。
今回の男前大賞は、宗介の母リサに決定。
めちゃめちゃチャーミングで、かっこいい。山口智子の声も良かった。
そして、ちょっとヘタレな愛すべき男達。
特に「ハウル」がそのまんま年取ったような、ポニョの父親・フジモト…なんでしょ、彼。とても気になる存在でした。
声は、残念。あれは芳忠さんで聞きたかった…!
彼とグランマーレ(だっけ?)との馴れ初めは、ぜひどこかで物語にして頂きたいわ~。
でもなー、家族でファーストネームで呼び合うってどうよ?
私はあんまり好きじゃなかった。素直に「お母さん」でいいじゃん?
ま、細かいことですが。

最後のエンドロールが画期的で、とても好印象でしたわー。
「この映画をつくった人」という題で、
画面いっぱいに、スタッフの名前が五十音順に羅列される、というもの。
監督もアニメーターも、キャストの区別すら無く、全員均等にちっちゃなカットと共に表示されて、とても新鮮でした。
そのバックには、もちろんあの歌が…。

ま、夏の暑い一日、軽い気持ちで観るにはもってこいかも、な映画です。


コメント
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