ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

天使か悪魔か

2008-06-04 02:23:53 | 日々雑感
友人に誘われて、行ってきました。
「早乙女太一 蒼伝説を舞う」…うひゃーーー、なんで!?

いやね、なかなか自分一人じゃ行かない分野なんで、せっかくの機会だから観てみよう、と。

舞台は二部構成で、一部は、いかにもな股旅母子もの。
実に脳に優しいストーリー。
そこで思ったんですが、彼はセリフ回しも上手いのですね~。
聞きやすい声で、うーん、どこか緑川光さんっぽいかな~。
近いうちに、彼も何かで吹き替えとかしそう…。

さて、真骨頂は第二部の舞踊ショーです!
しっかしま~~、わかっちゃいましたが改めて、綺麗だぁぁぁ!
席が少々舞台から遠かったので、彼の流し目をじっくり観ることができずそこは残念でしたが、それでもあの美しい姿と圧倒的な迫力はびしびし感じられましたよ。
あれ、最前列とかで観てたファンの方々、もう流し目に憤死状態じゃないですかね~。
遠目からでも、彼が客席に向けてぐぐぐっっと視線を飛ばす様は、ハッキリと見て取れましたもん。
そして思ったこと。
なんて柔らかな膝関節! なんてしなやかな背筋!
まあ、くるくる回る回る、しずしず低い腰で踊る踊る。
いくら幼い頃から鍛えられたとはいえ、着物であれだけスピーディにしかも美しく動くというのは、なるほど天才と言われる所以かと。。
ああ、あの膝は、どんなに屈伸したってポキとも鳴ったりなんかしないんだろうな~~。
そして特筆すべきは、使われたBGMの多様さ!
曲目リスト知りたいわ~~。
ビートの聞いたロック、シャンソン、オペラ調のもの…どこかで耳にしたことのあるような、でもよくわからん…。
ちょっとミスマッチ過ぎて、笑えてくるようなとこもあるんだけど、その違和感すらも圧倒的な存在感でねじ伏せちゃう早乙女太一…ううむ、恐るべき16歳なりぃ!

最後、なんと会場出口で「お見送り」してくれるんですね。
それが大衆演劇独特の習慣らしいです。
舞台の幕が半分下りたあたりから、やたら周りのお姉さま方がバタバタ立ち上がり席を立ち始めたのはそのせいだったのね。
「え?カーテンコールしないの?」なんて私なんかオロオロしちゃましたが。

人並みに押されながら客席を後にすると、なるほどホールに早乙女太一くんが立っていましたよ。
あー、背が高くて良かったと思える数少ないシーンでした、あれは。
ライトに照らされ、白塗りに白い着物の彼は、そりゃーもうそのまんま白鶴の化身みたいな佇まい…。
今度はかなり近くまで接近できましたが、まあ近くで見ても女性にしか見えない、それもとびきりの美女にしか。
うーん、自分が女でいるのが、ちょっとこっぱずかしくなっちゃうよ~。

いやー、楽しかったです。


コメント
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