ソウルで金魚

韓国のソウルで金魚や熱帯魚などを飼育しています。

★になった金魚 プチ

2007年11月07日 | 水槽紹介
プチはシロの次に選んだ金魚です。
大きさがシロと同じくらいで、やはり配色が気に入って購入しました。
でも、今思えばプチは一番かわいそうな金魚だったかもしれません。
シロはとてもきれいな金魚でお気に入り、チビは一番小さい金魚だったから守ってあげないと、でもプチは丈夫だったので、ほったらかしにされていました。
写真もあまりいいものがありません。(ほとんどがシロ)

プチは3匹の中で一番丈夫な金魚でした。
いや、本当はチビが一番丈夫だったと思うんですが、チビはまだ小さかったので、3匹の中ではプチが一番丈夫でした。
5日目にシロがおかしくなり、6日目にチビがおかしくなっても、プチは元気でした。

でも7日目の夜、プチは白点病にかかりました。
白点病の薬を多く入れすぎたせいで、あっと言う間にシロが死に(前日の日記参照)、チビは新水の入ったプラスチックケースへ隔離。
そこで初めて水槽内の水を少し薄めました。
多分、薄める前の薬の濃度は3倍くらいで、薄めても1.5倍くらいだったのではないかと思います。
そのとき主人が「プチがおかしい」と私に言ったのですが、私はシロしか見ていなかったので、プチの状態を見逃してしまいました。
そのときのプチは、すごく苦しそうに水槽にガンガン頭をぶつけていたそうです。
薬が濃かったせいでしょう。
そんな濃い薬の中にいたんですから、白点は1時間で全部消えました。


翌日、8日目。
プチの両鰓が開いていました。
鰓病です。
なんで?なんで今度は鰓病?
もう一度パソコンで白点病関係の記事をよく調べてみたら、「白点病の薬は強いから規定量より少し少なめに入れるほうがよい」と書かれていました。
濃度の高い薬の中にいたため、体力がなくなり、鰓病にかかってしまったようです。
慌てて新水に移しましたが、時すでに遅し。
鰓病で両鰓が開くのは末期の状態です。
プチは力なく水の中で漂っています。
かわいそうなので、水流に流されないように浮かべたざるにプチを入れました。

午後。
今度はひれというひれが解け始めました。
尾腐れ病です。
それから、体表に白いカビのようなものも生え始めました。
水カビ病・・・。
白点病から鰓病、尾腐れ病、水カビ病と、病気のオンパレードです。
プチの体は痩せ細り、見るのも辛い状態でした・・・。

その日の夜。
主人が「もう助からないから安楽死させよう」と言いました。
あ、安楽死?!
金魚に?
どどど、どうやって?!
「このままざるを引き上げればいいじゃないか。もう末期で助からないんだろう。だったら少しでも早く楽にしてあげる方がいいじゃないか。」
そ、そんなことできるわけがない・・・もしかしたら、明日は良くなるかもしれないし・・・。
悩んで迷って・・・やっぱり安楽死なんてできませんでした。


次の日。9日目。
プチはもっとひどい状態になっていました。
生きているのが不思議なくらい。
薬の副作用で体全体が解け始めています。
こんな腐り方、写真でも見たことがありません。
もう辛くて苦しくてしょうがなくて、主人に「安楽死させよう」と言いました・・・。

主人がそうっとざるを持ち上げます。
辛い瞬間。
ところが、まだざるが水面より上に上がる前に、びっくりするくらいの勢いでプチが暴れました。
それに驚いて主人はざるをもとに戻してしまいました。
まだこんな力が残っていたなんて・・・もしかしたら助かるかも・・・。
バカな素人飼い主2人は、あるはずのない希望を見出してしまったんです。


10日目。

プチは良くなっていませんでした。
状態は前日より悪くなっていました。
体が痩せ細り、目だけが以上に大きく見えます。
「通常、治療中は基本的に絶食だが、小さい子は治療中もエサをあげないとすぐに痩せる」と、あるサイトに書いてあったんですが、「金魚が痩せる」というのがどんな状態なのか、そのときは分かりませんでした。
金魚が痩せた状態は・・・本当に辛いです。
でもプチにエサを食べるだけの力は残っていません。
それでも生きています。
死にたくても死ねない、そんな状態でした。


昼頃、主人が「あっ・・・・・・驚いた。プチが死んだのかと思った」と言ったので、プチを見てみたら・・・もうプチは完全に動かなくなっていました。
主人が生きていると思ったのは、水流で少し体が揺れたのを「動いた」と思ったようです。
「プチ、死んじゃったよ」と言ったら、主人は「えっ!」と驚いてかけつけ、「いや、まだ生きてるじゃん」・・・よくよく見て、もう動かなくなったことが分かったようでした。


プチも同じく、シロの隣に埋めてあげました。(管理人さんすみません)
かわいそうだったプチ。
もし、今度また会うことがあったら、いっぱいかわいがってあげるからね。


こうして初代の金魚は残り1匹になりました。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ともこ)
2010-11-01 13:09:07
涙がでました。
ブチかわいそう。
金魚が苦しんでる姿はみたくないですね。
ずっと元気でいてほしい
返信する
ともこさんへ (モカパン)
2010-11-02 11:28:52
    
はじめまして!
コメントありがとうございます。

最初の金魚の中でも、ブチが一番かわいそうな死に方でした。
もっとよく勉強してから、金魚を連れてくるべきだったなと悔やまれてなりません。
今頃、空の上で3匹仲良く、のんびり過ごしているかな・・・。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。