物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

酒オタクの店

2010年11月01日 | Weblog
 Kさんに某所にある某バーへ連れて行ってもらう。彼女曰く、ここの店のマスターは「酒オタク」だそうで、他店のバーテンダーたちも自分たちがオフの日に“勉強”のために訪れたりするそう。棚にはズラっと色々な種類の酒が並んでいる。
 最初ジンライムを飲んでから、マスターに「何か珍しいお酒ありますか?」と尋ねると、「『奇跡のりんご』を使ったカクテルを作りましょうか?」。生産者が自著で紹介したり、メディアで取り上げられたりしている木村秋則氏栽培の「奇跡のりんご」を入手しているそうだ。「青森県まで行って木村さんに直接お願いして1ロット分けてもらったんです」。今注文しても入荷まで4年待ちだそうで、日本でもこのりんごを扱えるレストランはほとんどなく、バーではおそらくここだけらしい。りんごそのものも少し切って食べさせてくれた。無農薬で自然の力だけで育てているので、見た目は悪いが確かに味は良い。カクテルはシンプルにカルバドスにりんご果汁を加え、皮で香りを付けたもの。


 味は濃厚かつ芳醇。Kさんも同じものを飲みながら一言。「良いお酒は酔ってエネルギーをもらえる。悪い酒は酔ったら疲れるだけだわ」。けだし名言である。
 店内の壁に掛かってあるのは、マスターが実際に足を運んだ蒸留所の写真。


 英国アイラ島の「ラガブーリン」「ラフロイグ」「アードベッグ」「ボウモア」の4枚の写真を繋げて額に入れて飾っている。めちゃくちゃカッコいい。「断崖絶壁に身を乗り出して撮影しました(笑)」。これらを始め、世界中で数十箇所行っているらしく、今まで訪れた所がもらった名刺の裏に書いてある。しまいには、アイラ島のピートを持ってきてくれて、ガスバーナーで炙り、ピート香も嗅がせてくれた。なんかすごい体験をさせてもらったな。
 「こだわりのMさんでも満足してもらえるようなお店を選んだのよ(笑)」とKさん。今まで色んなバーに行ったが、ここのマスターはなるほど正真正銘の「酒オタク」である。参った。勉強になりましたm(__)m
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