物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

龍馬伝

2010年01月24日 | Weblog
 社会人になってから20年近く、TVドラマを一度も視たことがない。他にしたいことが多いからというだけでなく、そもそも興味を引く内容のものがまったくなかった。
 とところが今年、年初からNHK大河ドラマ『龍馬伝』だけは欠かさず視ている。私が生まれたころに、司馬遼太郎原作『龍馬がゆく』が大河ドラマ化されているが、坂本龍馬が主人公となるのはそれ以来とのこと。昨年末くらいから主演の福山雅治が紅白歌合戦に出演するなど、放送局サイドの大キャンペーンの影響もあり、「坂本龍馬ならみてみるか」ということで、1月3日の初回放送以降、ずっと録画している。
 ストーリーは坂本龍馬、岩崎弥太郎、武市半平太、この3人を軸として展開していく。物語が、龍馬や半平太の死後10年以上を経て、経済人として日本の頂点に上り詰めた弥太郎の回想録として描かれているのが特徴的である。岩崎弥太郎を演じるのは香川照之だが、最初の台詞が「わしは坂本龍馬っちゅう男が大嫌いじゃった!」。その「大嫌い」が弥太郎の龍馬に対する対抗心と憧れと仲間意識が複雑に入り混じった感情をよく表現している。さすが演技派。
 それにしてもわれわれは、なぜこんなに坂本龍馬が好きなんだろう。この時代、徳川慶喜、勝海舟、山内容堂、島津久光、三条実美、西郷隆盛、木戸孝允らの方が歴史的にはるかにキーパーソンだと思うのだが。でも日本人には、坂本龍馬や高杉晋作、あるいは新撰組メンバーらの方がファンが多い。地位や名声、政治的貢献期間という観点ではなく、伝えられるところの人物的な器、悲劇性みたいなものに惹かれるのかもしれない。そのあたりもふまえて1年間、「福山龍馬」がどう描かれるかしっかりみていきたい(新撰組はからみとしてほとんど出てこないハズだが)。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミナミで新規開拓2軒 | トップ | 故事成語 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事