物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

宮城・福島視察

2019年10月03日 | Weblog
上司が東京電力とのコネクションがあり、10月2ー3日と、宮城県・福島県の各施設を視察。
以下、施設毎に所感を記す。

■荒浜小学校・慰霊の塔
・地震と津波の恐ろしさが、リアルに感じられ、多くの方が亡くなったという事実に、あらためて胸が打たれた。
・本施設の維持費が相当かかるという話を聞いたが、「震災遺構」として末永く残していただきたい。





■廃炉資料館
・原発事故当時の状況と、その後の復旧(廃炉作業含む)に向けての、東京電力の取り組みを発信していくための、重要な施設であると思う。特に最近の廃炉の動向については、よく知らなかったが、今回の見学で理解が深まった。
・見学後の座談会では、東京電力のスタッフがどんな質問に対しても本音で回答していただき、真摯な姿勢と、責任感が伝わってきた。
・われわれのように、遠隔地に居住し、事故の影響を受けていない者にとっては、興味深い施設である。一方、地元からすると、復興途上の段階で、事故現場からほど近い場所に、多額のお金をかけてこういった施設を建てることは、住民感情を逆なでするようなことにならないか、懸念する。


■リプルンふくしま
・特定廃棄物の埋立処分事業については無知だったので、非常に勉強になった。
・情報が閉ざされた中、特定廃棄物埋立処分事業が粛々と行われいくのではなく、進捗状況がオープンに発信されるのは、地元のみならず県内外の人にとって不安を払しょくするのに繋がるのだろう。
・説明をお聞きすると、安全かつ合理的に埋立処分ができるとのこと。埋め立てた後、その上に植栽をして、一見自然溢れる森林には見えるだろう。ただ、その下に大量の廃棄物が未来永劫埋まったままになっているという状態を想像すると、子孫に負の遺産を残してしまい申し訳ないという気持ちになる。
※写真撮影禁止

その他、ナショナルトレーニングセンター・Jヴィレッジ、新福島変電所などを見学させてもらった。



コメント
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