東海大四高校・西嶋君のスローボールについて

南北海道代表・東海大四高校敗れる。
超スローボールで夏の甲子園を沸かせたエース西嶋君が姿を消した。
１回戦でスピードガンで計測できないほどの、山なりの超遅球を４球投じ、世間では賛否両論が飛び交った。
発端は元フジテレビのスポーツアナウンサー岩佐氏のツイートだった。同氏が１４日、西嶋のスローボールに「投球術とは呼びたくない」と批判。その後、ツイッターが炎上するにいたり、翌１５日には謝罪。同ツイートを削除していた。そして１７日にダルビッシュが西嶋を擁護する発言をツイート。これまた日本だけでなくアメリカでも話題になったらしい。
今日も１球だけ放って甲子園がどよめいていたのをスポーツニュースで観た。
私の個人的な意見。
ルール違反ではないにせよ、マナー違反だと思う。
理由は二つだ。
一つ目は、持ち球というほど完成されていないこと。全部で５球投げてすべて明らかなボール。投球術というのならある程度ストライクゾーンへ投げ込みたい。いわゆる「一球外す」球なら、外角へもう少し球速のあるボールでいい。
二つ目は、ピッチングフォーム。チェンジアップのように、ある程度速球と同じ腕の振りから投じられるのなら構わないが、腕を振り下ろす前に体にブレーキをかけ姿勢が棒立ちになっている。あのフォームでは相手を愚弄しているように見えてしまう。
と言うことで最終結論。
ルール違反ではないがマナー違反、でも私は応援している。
工夫は買います。しっかり完成させて『ドカベン』の不知火守のようなスローボールへと磨き上げていってね。