行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

本の問屋さんの廃業

2016-02-12 17:44:53 | 出版業界

 ある本の問屋さんが廃業に向けて書店さんと出版社に説明会を開いたというニュースが流れた。遅くない時期に廃業になるだろう。つまり無くなるという事だ。

 私が卒業して就職した初めての出版関係の会社だった。六年ほどで辞めて、その後出版社二社に勤めて辞めた。仕事は好きだったし、それ以外の仕事ができるとは考えていなかったから、そのうち復帰しようと思っていたが資格を持っていたせいで、とりあえず士業をやっていたら、結果的に出版業界から足を洗うことになってしまった。それから約10年。今は社会保険労務士と行政書士をやっている。

 でも長い期間を過ごした出版業界にはまだ友達もいるし、いまだに懐かしく思い出すことも多い。

 ところが、在職した二つの出版社はもうこの世にない。一社は業界紙の出版部門だったが、私が辞めてすぐ出版部門は無くなってしまった。もう一社は私が退職して暫くして倒産した。両方とも私が辞めてあまり時間を置かず無くなった。でも別に泥船から逃げ出した訳では無い。

 ともあれ、愛着のある出版業界の私のいた三つの会社はまもなくすべて消えてなくなる。少し寂しい気がするのは歳のせいか?

 出版不況はまだ底が見えないと思っていたら、さっきニュースで出版業界に光が見えたと言っていた。なんでも昨年書籍の売り上げが下げ止まって、色々合算すると書籍はやや上向きの数字が出たという。仕事をしながらだったので聞き流してしまったが、それって「火花」のせいではないの?



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