行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

暑くて死ぬかと思った

2015-08-08 16:48:28 | 日記・エッセイ・コラム

 少し心臓の具合が悪くなってから、サウナは行ってなかった。

 一年近く発作がなかった頃、好きだったので、大丈夫だろうと思って行ったら、そのせいかどうか分からないが、何故というとその日はジムにも行ったし、サウナの後はビールも飲んだから、兎に角ビールを飲んでる途中で動悸が強くなり、脈が速くなった。慌ててビールを止してソファーに横になったのだが、30分近くたっても治まらず、とうとう本格的な心房細動の発作がでた。

 それ以来3年近くサウナには行ってなかった。アルコールも殆ど飲んでいない。過激な運動も止した。

 過激な運動は止したが、健康の為にストレッチは毎日やる。最近暑い。ストレッチもみっちりやると汗をかく。

 先日たっぷり汗をかいて、気持ち悪いので、どうかなとは思ったがサウナのあるスーパー銭湯へ行った。風呂へは毎日入ってるわけだし、良いだろうと思った。サウナがきつかったらいくつもある風呂にゆっくり入ってくればいい。

 暑いサウナはさすがに怖かったので5分一回で止した。でも調子は良かったので、後は野天風呂に泡風呂が2種類、ミストサウナに二回入って風呂を出た。

 最近肩も凝っていた。風呂から上がってマッサージ器に座る。最近のマッサージ器は良くできていて腕から足の裏まで全身もみほぐしてくれる。人間にマッサージされるのはあまり好きでない。くすぐったいし、マッサージさんには迷惑だろうが、何か自分が偉そうにしている感じがして嫌だ。

 気持ちよかった。身体が軽くなって力が入らない位気持ちよかった。久しぶりで湯あたりか?家に帰ってベッドに横になると、あっという間に眠ってしまった。

 夜中に暑くて目が覚めた。たっぷり汗をかいている。倒れるように寝たので扇風機も回していなかった。エアコンは嫌いだ。寝室にエアコンはない。這うようにベッドの足元に手を伸ばして扇風機のスイッチをいれた。タイマーは一時間半。毎晩切れるころには窓から涼しい空気が入ってきて朝までは眠れる。はずだった。

 ところが、暫くして、再び目が覚めた。まだ充分夜である。扇風機が切れている。滝のような汗。ベッドも枕もグショグショ。おかしい、全く涼しい風が入ってこない。しょうがないので、ねぼけまなこでまた扇風機を回す。風が汗をかいた皮膚の表面に当たってとりあえず涼しい。なんとか眠った。ところが暫くすると扇風機がまわっていても暑くなった。全く汗が引かない。ただ暑い空気が部屋を巡回してるだけ。玉のような汗が全身に滴る。もう眠れない。窓からはうっすら陽がさしてきた。そしてやっと気づいた。窓が開いてない。昨日久しぶりのスーパー銭湯で気持ち良く疲れ果て、窓を開けるのも忘れて寝たのだ。暑い訳だ。

  プーッとプールから上がった時のような息を吐いて起き上がった。但し唇から飛び散るのは水ではなく汗だ。身体をおこした途端、身体の表面を汗が流れていくのがわかる。

 台所へ降りて、水を飲む。洗面所へ行って顔を洗って汗を拭いた。それでもジワッと額に汗がにじんでくる。

 一晩にコップ一杯の汗をかくというが、コップ10杯分位の汗をかいた気分だ。

 「フーッ 死ぬかと思った」



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