MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

1966カルテット

2024-10-31 20:58:55 | 音楽夜話(音楽一般)
1966カルテット




ブック・オフのCDコーナーを、本当に久しぶりに眺めていた。
配信中心の生活になって、CD・DVD個体を収集するということが
なくなって、町中にCD店があっても、ほとんどめぼしい在庫もなく
魅力が失せてしまい、ネットでポチするにもほしいものがないという
昨今、冷やかすにも何を根拠にということもあるけれど、
何かめぼしいもの、再発しないものとか、リイッシューまでに
間があり、価格が上がってるものを検索するとか、あるけれど、
ぼんやり棚を眺めていた。


クラシックコーナーではグールドと、カラヤンのものにちょっと
高めの値付けがしてあった。いろんなレーベルから出てるからそれも
アリかと思う。クラシックのアルバムの中で、サヴァリッシュの
シューマン交響曲2・3番がドレスデン国立で、88年当時2800円の
ものが330円。72年ルカ教会でのセッション録音。何度か再発され
全集でもでていますが、なんとなく聴いてみたくなり、手に取った。


YOUTUBE シューマン交響曲第2番 3番ライン サヴァリッシュ ドレスデン
https://www.bing.com/videos/search?view=detail&q=schumann+symphonie+2+sawallisch&&mid=58FD69ED6989B034F01058FD69ED6989B034F010&&FORM=VRDGAR


70年代のシューマンは遅いテンポで、作り上げられていた。
今どきはもっとテンポを上げていく演奏が多い。
サヴァリッシュ氏の解釈は当時のものとしてもそれ以降も
推しがあって定番化している。こういうシューマンの2番も
あるんだと印象を新たにした。これはこれで作りもよく
いいのではないか。




JAZZのコーナーでは、単発的にこれは?と思うものもあったけれど、
途端に値付けが高くなったりして、バイヤーでも目利きがいるのだ
と思った。割と再発されない感じの山下洋輔氏の1枚があった。
「ラプソディー・イン・ブルー」
ピアノ・ソロと自作のピアノ5重奏曲のカップリング。山下氏のソロ・
ピアノは、ぐがん・ぐがんと相変わらず曲が変わっても打楽器的だし、
これはこれで好きな人にとっては、変わらぬ山下氏だし、いいのではないか。
5重奏曲は後程聞く。


最後はまってしまったのは、1966クァルテットという、
若い女性4人組。Vn2、Vc、p、という編成。
クラシックやってるのかとおもったら、UKロック、
クィーンの曲のカヴァー・アルバムを出していた。


どんなものかわからないので、一応手にした。
この3枚を持ち帰って聴いてみている。


最後の1966クァルテットは、クラシックの曲もはじめは
取り込んでいたが、そのうちビートルズとかストーンズとか
Mジャクソンとか、クィーンとか、そのあたりのロックの
カヴァーアルバムを中心に活動し始めた。それがメインの
SQの様な感じで、クラシックの伝統的な曲は手にしていない。
カヴァーはどこまで行ってもカヴァーだし、本家を超えることはない。
カヴァーの内容も問われる。
このSQはSQだけに歌わない。楽器演奏だけだけれど、アレンジが
この団体内部で消化され、外注していないのだ。
基本ビートルズだったらその曲の中のアレンジを中心として
出しゃばった音作りはしていない。オブリガートも同じだったりする。
ビートルズなど長年聴いていると、曲が流れると、歌詞が頭のなかを
駆け巡って、一緒に歌ってたりする。余計なものが聞こえなのはある意味
カラオケみたいで、聴きやすくもあった。これが、BGMでファミレスとか
店舗で流れていても、何の問題もないだろう。
こういうSQも活動続けられるのも、素材のよさもあるのかもしれない。
他のSQでも、ロックなどのナンバーをアレンジしてレパートリーに
しているところがある。クロノスカルテットがジミ・ヘンの「紫の煙」を
世に出したときはさすがに驚いたが、それが風穴を開けて、今では
当たり前になっている。世の中変わるものだ。
この1966カルテットのアドヴァイザーには、藤本国彦氏(ビートルズ研究家)
がついている。




THE BEATLES / Let It Be  1966SQ
https://www.youtube.com/watch?v=YXH5VdR615k&t=25s


1966カルテット / Help!(ヘルプ!)
https://www.youtube.com/watch?v=ibvTS2WLAqA



10月30日生まれのジャズマン クリフォード・ブラウン

2024-10-31 20:55:33 | 音楽夜話(ジャズ)
10月30日生まれのジャズマン クリフォード・ブラウン


Clifford Brown (Trumpet) was born in Wilmington, DE, 1930–1956.生誕94周年 没後68年


コアなファンいるだろうなというトランぺッター。
歌心あるし、音楽のためのテクニックだし、早逝したことが
悔やまれるけれど人生容赦ない。録音が残っていてよかった。
知人だったジャズ・ファンがエマーシー(マーキュリー)の
箱ものが欲しいといっていた。
それをききこむだけでもかなりな仕事になるだろうなと思う。


The Beginning And The End
https://www.youtube.com/watch?v=UgmFtMFFXvE&list=OLAK5uy_mdWFB7TgauSHS8F-XSFcqiRLTABJoW0PI





10月29日生まれのジャズマン ズート・シムス

2024-10-31 20:52:57 | 音楽夜話(ジャズ)
10月29日生まれのジャズマン ズート・シムス




Zoot Sims (Tenor Saxophone) was born in Inglewood, CA, 1925–1985.生誕99周年 没後39年


ズートいいですよね。あの音色、フレーズ。いつ聴いても彼が出てくる。そういう音は人なりみたいな
演奏を自然にしている。それができる天腑の才を持っている。音源が残っててよかった。


ZOOT
https://www.youtube.com/watch?v=wlcm4f5_T7U&list=OLAK5uy_l6xfBxPsNPEqStPFIEAEtum9Z6gZQ-9_8



マリア・ベンクトソン(ソプラノ) アントネッロ・マナコルダ指揮ベルリン放送交響楽団 シューマン交響曲第2番他

2024-10-31 20:26:07 | 音楽夜話(クラシック)
10.30


04:03-06:00 20.03-22.00 DeutschlandRadio


アイヴズ:答えのない質問
バーバー:ノックスヴィル、1915年の夏 op.24
シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61
マリア・ベンクトソン(ソプラノ)
アントネッロ・マナコルダ指揮ベルリン放送交響楽団
2024年10月14日 ベルリン、フィルハーモニー


より、シューマン2番
このシューマンもゆっくりとキメて来た。なでるように
進んでくる。楽章が進むごとにテンポアップするものの、
範囲内。アンサンブルも丁寧な感じがする。指揮にも良く
ついてきているという感じで、終楽章に向かって盛り上げて
いくのがおいしい。



パトリックホーファー (トランペット)佐渡裕指揮ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団ベートーヴェン「英雄」他

2024-10-31 20:23:11 | 音楽夜話(クラシック)
10・30
03:30-05:55 19.30-21.55 ORF


1G.F.ハース:私は泣き方を知らない I don't know how to cry
2アルチュニアン:トランペット協奏曲 変イ長調
3ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55「英雄」
パトリック・ホーファー Patrick Hofer(トランペット)佐渡裕指揮ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
2024年9月29日 ウィーン、楽友協会大ホールから生中継


1・2は現代曲。1は不協和音から協和音で解決していくような曲。
なかなかな曲だったけれど聴き手の集中を維持していくのには骨が折れる。
2は現代的なフレーズを持つ曲だった、ソリストが活躍するような
フレーズも盛り込んである。ブラス関係も指導してたりするから
そのあたりの肌合いは悪くない。
古典のベートーヴェンの3番。後半に〆る曲としては佐渡さんと
手兵のコンビならありだと思う。
久々に聴く3番だったけれど、軽快な流れを作り、軽いわけではないけれど
思うほど重くなく、それでも流れる3番は素敵に聞こえた。ベートーヴェンの凄さは
風雪に耐えて聴き継がれたそれ。ただものではない。