1966カルテット
ブック・オフのCDコーナーを、本当に久しぶりに眺めていた。
配信中心の生活になって、CD・DVD個体を収集するということが
なくなって、町中にCD店があっても、ほとんどめぼしい在庫もなく
魅力が失せてしまい、ネットでポチするにもほしいものがないという
昨今、冷やかすにも何を根拠にということもあるけれど、
何かめぼしいもの、再発しないものとか、リイッシューまでに
間があり、価格が上がってるものを検索するとか、あるけれど、
ぼんやり棚を眺めていた。
クラシックコーナーではグールドと、カラヤンのものにちょっと
高めの値付けがしてあった。いろんなレーベルから出てるからそれも
アリかと思う。クラシックのアルバムの中で、サヴァリッシュの
シューマン交響曲2・3番がドレスデン国立で、88年当時2800円の
ものが330円。72年ルカ教会でのセッション録音。何度か再発され
全集でもでていますが、なんとなく聴いてみたくなり、手に取った。
YOUTUBE シューマン交響曲第2番 3番ライン サヴァリッシュ ドレスデン
https://www.bing.com/videos/search?view=detail&q=schumann+symphonie+2+sawallisch&&mid=58FD69ED6989B034F01058FD69ED6989B034F010&&FORM=VRDGAR
70年代のシューマンは遅いテンポで、作り上げられていた。
今どきはもっとテンポを上げていく演奏が多い。
サヴァリッシュ氏の解釈は当時のものとしてもそれ以降も
推しがあって定番化している。こういうシューマンの2番も
あるんだと印象を新たにした。これはこれで作りもよく
いいのではないか。
JAZZのコーナーでは、単発的にこれは?と思うものもあったけれど、
途端に値付けが高くなったりして、バイヤーでも目利きがいるのだ
と思った。割と再発されない感じの山下洋輔氏の1枚があった。
「ラプソディー・イン・ブルー」
ピアノ・ソロと自作のピアノ5重奏曲のカップリング。山下氏のソロ・
ピアノは、ぐがん・ぐがんと相変わらず曲が変わっても打楽器的だし、
これはこれで好きな人にとっては、変わらぬ山下氏だし、いいのではないか。
5重奏曲は後程聞く。
最後はまってしまったのは、1966クァルテットという、
若い女性4人組。Vn2、Vc、p、という編成。
クラシックやってるのかとおもったら、UKロック、
クィーンの曲のカヴァー・アルバムを出していた。
どんなものかわからないので、一応手にした。
この3枚を持ち帰って聴いてみている。
最後の1966クァルテットは、クラシックの曲もはじめは
取り込んでいたが、そのうちビートルズとかストーンズとか
Mジャクソンとか、クィーンとか、そのあたりのロックの
カヴァーアルバムを中心に活動し始めた。それがメインの
SQの様な感じで、クラシックの伝統的な曲は手にしていない。
カヴァーはどこまで行ってもカヴァーだし、本家を超えることはない。
カヴァーの内容も問われる。
このSQはSQだけに歌わない。楽器演奏だけだけれど、アレンジが
この団体内部で消化され、外注していないのだ。
基本ビートルズだったらその曲の中のアレンジを中心として
出しゃばった音作りはしていない。オブリガートも同じだったりする。
ビートルズなど長年聴いていると、曲が流れると、歌詞が頭のなかを
駆け巡って、一緒に歌ってたりする。余計なものが聞こえなのはある意味
カラオケみたいで、聴きやすくもあった。これが、BGMでファミレスとか
店舗で流れていても、何の問題もないだろう。
こういうSQも活動続けられるのも、素材のよさもあるのかもしれない。
他のSQでも、ロックなどのナンバーをアレンジしてレパートリーに
しているところがある。クロノスカルテットがジミ・ヘンの「紫の煙」を
世に出したときはさすがに驚いたが、それが風穴を開けて、今では
当たり前になっている。世の中変わるものだ。
この1966カルテットのアドヴァイザーには、藤本国彦氏(ビートルズ研究家)
がついている。
THE BEATLES / Let It Be 1966SQ
https://www.youtube.com/watch?v=YXH5VdR615k&t=25s
1966カルテット / Help!(ヘルプ!)
https://www.youtube.com/watch?v=ibvTS2WLAqA
ブック・オフのCDコーナーを、本当に久しぶりに眺めていた。
配信中心の生活になって、CD・DVD個体を収集するということが
なくなって、町中にCD店があっても、ほとんどめぼしい在庫もなく
魅力が失せてしまい、ネットでポチするにもほしいものがないという
昨今、冷やかすにも何を根拠にということもあるけれど、
何かめぼしいもの、再発しないものとか、リイッシューまでに
間があり、価格が上がってるものを検索するとか、あるけれど、
ぼんやり棚を眺めていた。
クラシックコーナーではグールドと、カラヤンのものにちょっと
高めの値付けがしてあった。いろんなレーベルから出てるからそれも
アリかと思う。クラシックのアルバムの中で、サヴァリッシュの
シューマン交響曲2・3番がドレスデン国立で、88年当時2800円の
ものが330円。72年ルカ教会でのセッション録音。何度か再発され
全集でもでていますが、なんとなく聴いてみたくなり、手に取った。
YOUTUBE シューマン交響曲第2番 3番ライン サヴァリッシュ ドレスデン
https://www.bing.com/videos/search?view=detail&q=schumann+symphonie+2+sawallisch&&mid=58FD69ED6989B034F01058FD69ED6989B034F010&&FORM=VRDGAR
70年代のシューマンは遅いテンポで、作り上げられていた。
今どきはもっとテンポを上げていく演奏が多い。
サヴァリッシュ氏の解釈は当時のものとしてもそれ以降も
推しがあって定番化している。こういうシューマンの2番も
あるんだと印象を新たにした。これはこれで作りもよく
いいのではないか。
JAZZのコーナーでは、単発的にこれは?と思うものもあったけれど、
途端に値付けが高くなったりして、バイヤーでも目利きがいるのだ
と思った。割と再発されない感じの山下洋輔氏の1枚があった。
「ラプソディー・イン・ブルー」
ピアノ・ソロと自作のピアノ5重奏曲のカップリング。山下氏のソロ・
ピアノは、ぐがん・ぐがんと相変わらず曲が変わっても打楽器的だし、
これはこれで好きな人にとっては、変わらぬ山下氏だし、いいのではないか。
5重奏曲は後程聞く。
最後はまってしまったのは、1966クァルテットという、
若い女性4人組。Vn2、Vc、p、という編成。
クラシックやってるのかとおもったら、UKロック、
クィーンの曲のカヴァー・アルバムを出していた。
どんなものかわからないので、一応手にした。
この3枚を持ち帰って聴いてみている。
最後の1966クァルテットは、クラシックの曲もはじめは
取り込んでいたが、そのうちビートルズとかストーンズとか
Mジャクソンとか、クィーンとか、そのあたりのロックの
カヴァーアルバムを中心に活動し始めた。それがメインの
SQの様な感じで、クラシックの伝統的な曲は手にしていない。
カヴァーはどこまで行ってもカヴァーだし、本家を超えることはない。
カヴァーの内容も問われる。
このSQはSQだけに歌わない。楽器演奏だけだけれど、アレンジが
この団体内部で消化され、外注していないのだ。
基本ビートルズだったらその曲の中のアレンジを中心として
出しゃばった音作りはしていない。オブリガートも同じだったりする。
ビートルズなど長年聴いていると、曲が流れると、歌詞が頭のなかを
駆け巡って、一緒に歌ってたりする。余計なものが聞こえなのはある意味
カラオケみたいで、聴きやすくもあった。これが、BGMでファミレスとか
店舗で流れていても、何の問題もないだろう。
こういうSQも活動続けられるのも、素材のよさもあるのかもしれない。
他のSQでも、ロックなどのナンバーをアレンジしてレパートリーに
しているところがある。クロノスカルテットがジミ・ヘンの「紫の煙」を
世に出したときはさすがに驚いたが、それが風穴を開けて、今では
当たり前になっている。世の中変わるものだ。
この1966カルテットのアドヴァイザーには、藤本国彦氏(ビートルズ研究家)
がついている。
THE BEATLES / Let It Be 1966SQ
https://www.youtube.com/watch?v=YXH5VdR615k&t=25s
1966カルテット / Help!(ヘルプ!)
https://www.youtube.com/watch?v=ibvTS2WLAqA