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MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

3・31日生まれのジャズマン フレディー・グリーン レッド・ノーヴォ ハーブ・アルパート

2025-03-31 22:55:41 | 音楽夜話(クラシック)
3・31日生まれのジャズマン フレディー・グリーン レッド・ノーヴォ ハーブ・アルパート
Born on this day, March 31st…




Freddie Green (Guitar) was born in Charleston, SC, 1911–1987. 生誕114年 没後38年


ベイシー楽団のリズムセクションでガッ・ガッ・ガッ・ガッとビートを刻み続けた。
自分のリーダーアルバムでさえリズムギターに徹していて、初志貫徹している。
こういう方も珍しい。似たような方で、この方はリズム・ギターを弾かない、
主に単音をブルージーに弾き続ける。私はコード弾きは得意じゃないので
弾かないからそこは君たち頼むよ。といった具合だったらしい。
彼と共演したクラプトンはおもむろにコード弾きで自分のソロ以外は
コードストロークに徹したのだろうか。彼の名はB・Bキング。
フレディーのギターはバンド内でも漏れることないが、聴き耳立てると
聞こえてくるというような不思議な魅力がある。


Jazz Master (A Special Selection of Original Songs)Freddie Green
https://www.youtube.com/watch?v=_M4whseJRlc&list=OLAK5uy_nRSb6W2DScl6Rkh_L0Xot64vqQmlTGrO8&index=1


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Red Norvo (Vibraphone) was born in Beardstown, IL, 1908–1999.
多分聴いたのは、MJQのミルト・ジャクソンより早かったかもしれない。
ラジオのジャズ入門番組の様な物で、聴いた気がする。
上手いマレットさばきで、曲を叩いていた。多分有名な曲だ。
そう、フライング・ホームだった。
Good Vibes
https://www.youtube.com/watch?v=Y_99r-YaYJs&list=OLAK5uy_mG5jBmtFmkA2Q5FCf64zUWzVGC2WUxMN8&index=1


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Herb Alpert (Trumpet) was born in Los Angeles, CA in 1935.


ハープ・アルバートといえば、「ライズ」というのが若いファンなのだろうけれど、前の世代は
「ティファナ・ブラス」が、彼だった。いいテンポに乗せて吹かれるメロディーは、ポピュラー
ミュージックの華だった。深夜放送で使われた、ビタースイートサンバは今でも定番。
彼の残した功績はこんなところでも生きている。


HERB ALPERT & THE TIJUANA BRASS ハーブ・アルパートとティファナ・ブラス
https://www.youtube.com/watch?v=LmUK4CvfAB4&list=PLsV4_iHQmO0NxkIBpsztm1ixczhgpry2X&index=1



バッハ国際コンクール ピアノ2025 3月14日~21日

2025-03-31 22:51:37 | 音楽夜話(クラシック)
2025年の大会は終わっており優勝者も決まっている。
追体験する。


24名のコンテスタントが3日間にわたり競う。
1次で24名から9名に2次で9名から3名に。
本選はバッハの器楽曲1曲と指定された、
ピアノ協奏曲から1曲弾く。
1次は25分程度。2次は50分程度。
バッハと他の作曲家を組み合わせて(指定部分もあるが)
プログラム建てをする。ショパンコンクールの様に
ショパンで構成されるリサイタルとは違い、バッハはあるけれど
他も聴いてほしいリサイタルになる。メシアンとか、現代作品も
合ったりするので、コンクールなので、耳がついていかない
コンテスタントもいる。プログラム建ては大切だ。1次は力を
残しておくコンテスタントもいることはショパンコンクールなど
でもあるけれど、かなりあからさまだったりする。それも作戦なの
だろうけど、びっくりした。
コンテストが、21世紀になってから、今どきの演奏家になってしまったので、
お名前もわからない若い方ばかりになってしまった。ショパンコンクールの
様な大きな大会ではないもののそれなりの権威を持って行っているものの様なので、
今でも続いている。
コンテスタントはアジア系も多く、日本でも参加者はいる。
このコンクールはやはりロシアヨーロッパ系が強いようだ。
選曲はバッハのほか、他の作曲家のものも可能で、一夜のリサイタル形式を組める。
プロのソリストの感覚がつかめる。1ラウンドは25分程度なので、レコードでいえば
片面。聴き疲れる一歩手前で終わるのは聴取的にもありがたい。2ラウンドはその倍くらいの
50分位が一つかみ。


弾けてるのが当たり前な世界。コンテスタントも多くないけれど、レベルは
高い気もする。1次が50人位の聴衆の前、2次はその倍くらいの丁数の前。
ここまでは入場無料。本当に好きな方が聴きに来るのだろうと思う。


◆★40:38 フィゲル、マシュー(米)27(技巧派、感情より技巧を優先か悪くはないイギ組)
◆×1:07:49 パワー、アリス (スウェーデン)24(ステージもいくつもこなしているのかもしれない組)
◆★7:15:22 李 リ、ルワンジ(中国)17 「弾き手も17歳若いし、チャレンジしている感じが伝わる。年齢からしたら、技巧的にも上手いと思う」
◆★8:06:28 シャーリング、マリアンナ(イスラエル)23「重めの得意を評価」
◆★9:27:09 チュメイラ、ヤン(チェコ)21「正統派」
◆★31:04 マレク・コザーク31歳トルコ 上手い聴衆に受けられる実力あり。審査員を巻き込めるか否か
×★2:14:07 マックス・モストヴェツキ23歳ドイツ 上手い聴衆に受けられる実力あり。審査員を巻き込めるか否か。
◆×7:31:18 ビクター・ユアンハン・ルー20歳中国 まだまだ見守りの人
×★7:58:25 デビッド・ジュン・チェン メシアンでチャレンジは吉と出るか否か。
×★8:51:53 片山 秀 28歳譜面ありバッハオンリー頑張ってほしい
◆★9:18:39 ウェンユアン・パン バッハより、シューべやショパンが上手そう。
◆×8:48:21 マリー・ウルツ コンテストでなくライブ会場にアメリカ的受けは非常に良い。


◆★自分がセレクト  一次通過
×★自分がセレクト 一次不通過
◆×自分がセレクトせず、一時通過


今回は日本人演奏家は3人とも一次不通過だった。時に審査員と
意見が違うものの、こういうセレクト結果。


2次審査。
×★1マシュー・フィゲル 27歳(米) 
〇★4マリアムナ・シャーリング 23歳 / イスラエル
〇☆5■ヤン・チュメラ 21歳 / チェコ
〇★マレク・コザーク 31歳 / チェコ
■ビクター・ユアンハン・ルー20歳 / 中国
★マリー・ウルツ21歳 / アメリカ
■次点。


2次はバッハのパルティータとブラームスのピアノ曲か
メンデルスゾーンの無言歌集より選曲と自由選択曲で
50分程度のプログラムを組んで演奏する。
2次になると俄然実力発揮してくる者がいるので油断がならない。
協奏曲まで聴いてみたい演奏家を選んだが、3人中2人だった。
後はヤンは1次から目をかけたが、2次はちょっとくすんでしまったので
次点にしたら通っていた。マリー・ウルツはアメリカンな大胆さで、ある意味
エンタテインしていたのかもしれない。


本選


 1マリアムナ・シャーリング 23歳 / イスラエル
 2ヤン・チュメラ 21歳 / チェコ
 3マレク・コザーク 31歳 / チェコ


独奏曲
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
半音階幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903 ピアノのための
協奏曲
1バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
バッハは集中して取り組みも良く、演奏的には問題のないものだった。
シューマンはちょっとかたさも残ったか。演奏は良かったと思うが。


2バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番 ト短調 op.25
バッハはクールで技巧的。感情面を押してくるようなことはなく、
今どきのバッハか。メンデルスゾーンの協奏曲はステンディングオヴェーションが
出るくらい受けていた。


3バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
落ち着いた大人のバッハを聴かせてもらう。個人的にはこの人推しなのだが。


    結果
13→ 2ヤン・チュメラ 21歳 / チェコ


21→ 3マレク・コザーク 31歳 / チェコ


32→ 1マリアムナ・シャーリング 23歳 / イスラエル


ヤン・チュメラ 矢張り聴衆にも訴えかけられる意志の強さが効いたか、演奏技術もさることながら
コンクールには魔物が棲んでいる。1次が推しだったが、2次に少しくすんだので
どうかと思ったが、3次で弾けた。おめでとうございます。
マレク・コザーク大人のバッハが聴けて良かった。こういう演奏家がいること自体安心できる。
マリアムナ・シャーリング。シューマンはなかなかだと思ったが、今一歩到達点が遠かったようだ。
しかしながら立派な演奏だったと思う。
こういうバッハの聴き方もレアだけれど、時には刺激があってよかった。コンクールという特殊な
体験の中で、コンテスタントが弾くバッハ演奏というのも、かなり特殊だけれど、こういう機会でも
ないと聴くこともないのでチャレンジしてみた。なかなか面白かったが時間を作るのはいつものように難しい。
今年は大きなピアノコンクール目白押しで、最後はショパンコンクール。サッカーでいえば、
ワールドカップみたいなものだ。自由な形で楽しめればいいと思う。


3月30日生まれのジャズパーソン アストラッド・ジルベルト

2025-03-31 21:46:05 | 音楽夜話(ジャズ)
3月30日生まれのジャズパーソン アストラッド・ジルベルト


Born on this day, March 30th…


Astrud Gilberto (Vocals-Lead) was born in Salvador, Bahia, Brazil in 1940‐2023 生誕85周年 没後2年


なんとなくけだるい大人の女性のVo。普段聴くことはないけれど、
こういう時に聴くと、それはそれでいい感じできけてしまう。
耳に染みるVo。


The Astrud Gilberto Album (1965) Astrud GIlberto
https://www.youtube.com/watch?v=M98WQPYL9Xg&list=OLAK5uy_npFBaJHh5zx0dWeZQa-im76g5IONkviHc&index=1



フランチェスコ・ピエモンテージピアノ フランス国立管弦楽団  エヴァ・オリカイネン指揮 モーツァルトP協25番 ブラームス交4番ほか

2025-03-31 21:00:01 | 音楽夜話(クラシック)
30/03/2025ラジオフランスコンサートシーズン、2024-2025
ペルト:フラトレス
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調、KV 503
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調「デュルニッツ」の第3楽章、変奏曲付きテーマ、KV 284/205b


ブラームス:交響曲第4番ホ長調Op.98.



2024年9月25日(水)にラジオ・フランスで録音
フランチェスコ・ピエモンテージ、ピアノフランス国立管弦楽団
エヴァ・オリカイネン指揮

ペルトのフラトレス「同士」は、いろいろなVerが
出ていて、オケ物は久しぶりに聴く。あの物悲しい
旋律が繰り返されて曲が進むと、初めて聴いたころは
何てさみしいという気持ちもあったが、タイトルが
「同士」で、この旋律という個人的に相反するものが
合ったりするけれど、認知されている彼の作品の
中では有名な1曲。
 25番は最近聴いたな。ある種、モーツァルトとわかる
旋律。聴いているだけでいい、いつかそこに戻るというという感じ。




ブラームスの4番。標準的な演奏でも緩むことはない。形式を
重んじて演奏しているようなところは今も昔も変わらないのだけれど、
モダンオケの行き方の一つを現している様。終演後はブラヴォーも
とんだ、聴いてる人は聴いている。



3月28日生まれのジャズマン サド・ジョーンズ テテ・モントリュー

2025-03-31 07:08:38 | 音楽夜話(ジャズ)
3月28日生まれのジャズマン サド・ジョーンズ テテ・モントリュー




Born on this day, March 28th…


Thad Jones (Cornet, Trumpet) was born in Pontiac, MI, 1923–1986. 生誕102周年 没後39年


ジョーンズ兄弟の一人。ブルーノートでお世話になった。
「鳩」のサド・ジョーンズ。毎回書いているかもしれないけれど、いいなぁと思う。


The Magnificent Thad Jones
https://www.youtube.com/watch?v=ZVTEtKScBYo&list=OLAK5uy_lD0iSuDetq-wBa7f6tOOh55AMs4qwUtlw


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Tete Montoliu (Piano) was born in Barcelona, Spain, 1933–1997. 生誕92周年 没後28年


ブラインドであるけれど、リーダーアルバムも多いスペインのピアニスト。
ジャズ本に紹介された1枚くらいは聴いたことがあったものの2巡3巡に至らなかった。
でも聴いてみるとなかなかな腕前センスを持つ一人。


Tête à Tete
https://www.youtube.com/watch?v=KVIl77oFh3Y&list=OLAK5uy_mvKA4YSgHnQN4bEaFhQNXL5YBmEF5lvOM