西洋美術のお勉強!?

2012-06-19 23:15:58 | Weblog
朝から湿気と熱気を帯びた空気が纏わりついてくるようでしたが、夕方以降はいくらか気温が下がったようですね。
この時間(23時前後)、風がかなり激しくなってきました。
たかだか2Fの我が部屋も、時折揺すられていますから(ーー;)
台風4号は17時頃に和歌山県南部に上陸し、20時過ぎには愛知県に再上陸…時速65㌔ってのが唯一有り難いところでしょうか。
15㌔位でノロノロされては、目も当てられません。
ただ、この台風はかなり大きいようですから、被害が少なく済むことを願います。
この後、間を置かずに台風5号が近付いてきますし…今の時期から連続で台風襲来なんて、勘弁してほしいですよね。



さて、この空模様なら人も少なかろうと予想して、西美の『ベルリン国立美術館展』へ。
目玉はフェルメール「真珠の首飾りの少女」のようですが、個人的にはレンブラントが気になってのこと。
展覧会の感想としてはどうかと思いますが、ヨーロッパの地図と年表が欲しくなりました(苦笑)。
例えば一昨年に都美で見た「ボルゲーゼ美術館」と比べると一見地味(成り立ちの違いなどもあり)なようですが、その実、滋養に富んだ内容と申しましょうか…「楽しむ」と言うより「学ぶ」手応えのほうが強かったような気がします。
いや、まぁ、面白かったことは確かですが…三分の二位で集中力が切れかけたのは、単にトシのせいばかりではなく、内容の濃厚さもあったと思いたいところです(苦笑)。
チラシによれば、絵画33点、彫刻45点、素描29点とのことで、彫刻の割合がかなり高いですね。
「学べるヨーロッパ美術の400年」というサブタイトルに恥じない充実度で、殊に素描29点は垂涎ものではないかしら。

断片的な感想になりますが、「聖母(聖母子)」の変遷、「肖像」の変容、ドイツとイタリアの距離…。
お目当てのレンブラント「ミネルヴァ」はなかなかの存在感でしたし、意外に面白かったのが肖像(レリーフ・彫刻・肖像画)です。
しかし…馬上のゲオルギウスの彫刻を見てドン・キホーテと思ったのですが…時代が違いすぎました(苦笑)。
教養の無さを曝してしまったような(ーー;)

幾つか気になる点があるので、TVで紹介されて混雑する前にリピの予定ですが、いかがなりますか…。

解説が充実の図録は2500円。
バーコード付きの展覧会図録ってのは、初めて見ましたよ(苦笑)。
一般書籍として流通させる予定があるのかしら!?