とうとう…

2012-06-09 01:42:11 | Weblog
予想はしていましたが、野田総理は大飯原発の再稼働を宣言しました。
TPP参加表明も消費税率アップもそうでしたが、国民にとって極めて重大な事柄を、この人はどのようなプロセスで進めていこうとしているのか…どういう思考なのか。
とりあえず宣言しちゃえば実行できる、問題ない、なんて考え方は、今までの総理にはなかったような気がします。

福島原発事故から一年が過ぎた中、他の発電手段を講じるわけじゃなく、更に全国各地の原発への安全対策を強化するわけでもないのに、大飯原発をはじめ他の原発までも順次再稼働しようとする姿勢は解せません。
大体、今のままでは電力不足になるから節電をお願いします、って真夏まで猶予期間を設けて様子を見るのならまだしも、何もかもすっ飛ばしていきなり再稼働って何?

昨年の春は計画停電を経験し、更に節電下の夏を過ごした我が身からすれば、東電管内でできたことがどうして関電管内ではできない(やろうとしない)のか、不思議でたまりません。
まぁ、確かに、計画停電は実施区域がずいぶんと限定的(差別的)で、例えば23区内はほとんどが停電区域外だったようでしたから。
同じことを関西でやって、「ウチは停電なのに隣は違う」なんて次々捩じ込まれたら嫌だと思ったのかしら。
それは冗談としても、福一収束の目処がたっていると言い難い状況下でこのような選択をするとは…真っ当な大人の感覚とは言い難い。
このような人物に通じる言葉が果たしてあるのでしょうか。