少年少女登山教室(2日目)
雨の2日目は、グループ学習の続きと、自然保護の講義とクライミング。
グループ学習の続きは、ビバークするか、悪条件でも進むのか?という課題を登山パーティとしてどう判断するか。やってみると、15分経っても結果がでないパーティもありました。ただし、この課題の条件では日没まで時間がないというのもありますし、雪が降っているというものも。貴重な15分を消費してしまう、でもパーティとしての行動を決めなければならないですが、実際もこんなもんでしょうね。大人ならもっとまとまらないかもしれません。その時点で遭難でしょう。大人バージョンもありますが、より難しく、現実に近く作っています。
自然保護は、山岳連盟会長の講義。そこに捨てられたゴミは、そこにあっていいものなのか? あったらどうなるか?ということを考えてもらいます。
続いて、クライミングの講義ですが、まずスポーツクライミングが2020東京オリンピックの正式競技であること、日本人選手が世界の上位にいること、この教室の参加者に年が近いアメリカの白石阿島さんの紹介と、自然の岩でのクライミングを動画や写真等で解説、それと新しい山での遊び方としてトレイルランニングの紹介をしました。
クライミングの実習は、危険性の説明から。やはり墜落する以上は危険なスポーツであることを理解してもらわなければなりません。それにしても子どもたちはよく登れる!初めてにしてはトップまで登る子が多いこと。身体が軽いっていいですね。これですこしでも興味を持ってくれればありがたいです。