ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

ここが石見銀山かいな~そうでんがな~

2011-06-27 08:42:15 | 旅行けば
 2007年、それまでは全く知らなかった石見銀山が、17世紀当時、世界の銀産出量の約3分の1を占め、その多くがアジア、ヨーロッパに輸出され、その交易により世界を動かしたことなどにより、アジアでは初の鉱山遺跡として世界遺産に登録された。

 そんなことから一度は訪れてみたいと思っていた。アクセスに難があり、今日まで伸び伸びになっていたが決行した。

 広島駅から「石見銀山号」が一日2便(往復)片道,2時間弱、3千円があり、これを利用することにした。
 
 世界遺産センターからガイド付き3,800円、2時間半の「大久保間歩一般公開ツアー」があり、これに参加することにした。このツアーの料金が高いものか安いものかは評価が分かれると思うが、まあ、良かったとすべきであった。

 金・土・日の1日4回、20名限定であるが、この時は若い夫婦、定年退職の夫婦、私と5名で出発した。

 間歩(坑内)へは、ヘルメット、長靴、懐中電灯を借用しての真っ暗な坑内をガイドの説明を受けながら手探り、足探りの状態で進んだ。実際の採掘ははロウソクの火でどうにか見えた程度のものであったという。

 金生坑、大久保間歩(入坑)釜屋間歩へ。チョットキツイ山道を登り降りした。ガイドによる説明は要を得ていて、石見銀山の全容が解ったような気がした。歴史的背景なども理解出来た。
 
 すぐに帰りの高速バスに乗って広島へ・・なにしろ、瀬戸内海
側から中国山脈を越え、日本海側の往復はウンザリしたが、危ぶまれた天候も快晴に近かったので満足であった。

 これが雨にでも降られていたらタダでも滑りやすいところをそれ以上に難儀であっただろう。また、中止にでもなっていたら散々だったと思う。

 佐渡金山、松代大本営地下壕跡とはまた違ったものであった。

 思いは馳せる・・・暗い坑内で働いた人、働かされた人達の人生は如何ばかりであったか・・・・

 落盤の恐れもある地下、坑内は怖いものである。出口が見えるとホッとする。
                 ・・・・もう行くことも無いだろう・・・・・・・・


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