ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

ここが「鞆の浦」

2011-06-26 07:37:32 | 旅行けば
 「鞆の浦」は広島県福山市にある。
 これを知ったのはつい最近のことで、坂本龍馬ブームの少し前、2007年、環境問題の惹起が新聞報道されたことにある。

 江戸時代、この浦が朝鮮通信使の迎賓館に決まり、通信使をして「日東第一形勝」(日の昇る東の国で一番の景色である)と称賛させたこの景観に、交通渋滞を理由にこの浦の「埋立横断架橋」計画が持ち上がったのである。

 そして「いろは丸事件」である。龍馬の海援隊、いろは丸が紀州藩の軍艦と衝突、沈没した。そこで賠償交渉談判したのがこの地で、いまでは龍馬ゆかりの地「目玉商品」となっている。

 新幹線で福山駅に降り立ち、バスで約30分「鞆の浦」に到着。折しも気温34度?静かな町並みにも、パラパラの観光客の他には町の住民の姿は見えない。

 天候の良いうちにと、第一の目的地「対潮楼」に上がった。畳の部屋に座って通信使が眺めたであろう景色を眺めた。これが日本一か、暫し佇む・・・他に二人ずれの中年の女性もいた。

 遅い昼飯になったが、龍馬が談判したといわれる「船宿いろは」で鯛飯御膳?とビールを飲食し、小さな浦をぶらぶらしながら「いろは丸展示館」に至った。、引き揚げた残骸や部品などを見た。

 鞆の浦の景観問題もその後どう進展しているのか知る由も無いが、町は静かである。
 世界遺産の登録も視野にあるようだが、架橋計画は鞆の浦を横断することになるので景観は「0」となるものであるが、今後はどうなるのだろう・・・・もう訪れることはないので・・・

 この日は、広島泊まりで、とうとうメインの「石見銀山」に向かうことになる。


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