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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

ゆきんこ保育園30周年

2009年10月19日 | Weblog
昨日は、地元のゆきんこ保育園30周年を祝う会が、福井県社会福祉センター体育館で盛大に開かれ、参加しました。

30年、と一口に言いますが、無認可保育所時代から認可をかちとるまで、そして増設など大変な道のりでした。

名古屋、京都、大阪などからも以前の職員さんや、園を卒園した方々がかけつけお祝いしている姿に、この保育園が歩んできた道がしめされていると思います。
会の司会も、第一回の卒園者の寺島千春さんでした。いいですねえ。

懐かしい、園長をされていた高橋美枝子さんとも久しぶりに、20年ぶりぐらいでしょうか、再会できました。また、保母をやられていた方が、現在は愛知県で市会議員をされている方もみえていました。

共産党関係では、西村高治元市議が来賓代表であいさつ。鈴木市議は父母会長としてあいさつ。わたしも一言お祝いを述べました。「ゆきんこ」の命名が、西村高治夫人の幸代さんであったことも初めて知りました。

30周年記念の新曲も発表されたり、子どもとともに太鼓の演奏もあり、文化的にもすばらしかった。運動は文化もつくるなあ、とあらためて実感しました。

保育行政の民営化ではなく、福井市も国も、未来の担い手にこそしっかり予算をつけてほしいものです。

安倍元首相の「遺産」の清算を

2009年10月18日 | Weblog
   秋もどんどん深まり、相談も増えています。「交通事故をめぐって」「違反者を捕まえる警察の対応について」「行政の不正について」などなど・・・。
うーん、議員だったらなあ、と思う内容もありますが、とにかく着手しますか。


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    赤旗より・・・・全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)について、川端達夫文部科学相は9日の閣議後の記者会見で「抽出方式でやる方向でまとめる意思を持っている」と明言し、来年度以降は対象学年の全員参加を取りやめる考えを示しました。概算要求の再提出期限である15日までに、新たな実施方法の大枠を固めるとしています。
   文科相は「教育水準をできるだけ均一化し、向上させる目的を達成するには、抽出方式で十分だ。費用対効果が一つの判断」と語りました。代わりに小学6年と中学3年の国語、算数・数学に限っていた学年、教科の拡大を検討します。

   一部知事らが全員参加方式の続行を求めていることに関しては、「承知しているが、そういう希望がすべてではない」と述べました。

   文科省は2007年度から全国学力テストを実施。毎年度60億円弱の費用が掛かり、都道府県別の平均点の公表などで競争の激化を招いています。

   日本共産党は全員を対象としたテストの実施に反対し、中止を求めていました。・・・・・・・・

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2007年2月福井県議会で、わたしは学力テスト問題を取り上げた。・・・・・・・  

  「知事と西藤教育長が二人三脚で進めてきた学力偏重の教育行政の問題です。
  私は、これまでも、知事マニフェスト「全国学力10位以内」という号令によってゆがめられた教育行政の問題を指摘してまいりました。それは学区撤廃問題、予備校を活用した教員の研修問題、全国順位を上げるために推薦合格が決まった生徒のデータを除いた問題などでありました。必修科目の未履修問題も、根深い背景としては受験至上主義があります。私は、改めて学力順位を競い、教育行政をゆがめる行政の中止と、すべての学年での少人数学級実現での行き届いた教育の実現を求めるものです。

   そこで、まず小学校6年生と中学校3年生を対象に4月に行われる全国一斉の学力テストについて、質問いたします。
   テストについて、不参加を求めた新日本婦人の会の要請に対して、義務教育課長は「子供の学力の到達度を見るとともに、教員の指導法の改善に生かすために参加する」と答え、一方、「序列化や過度の競争の問題もある。テストは能力の一部を評価するものだ」と答えました。私は、改めて序列化や過度の競争を招きかねないテストへの不参加を求めるものです。どうしても参加するのであれば、そのようなマイナス面を抑える対策を強く求めたいと思いますが、どのような対策をとられるのか、お尋ねをいたします。

   また、このテストについて、小学校はベネッセコーポレーション、中学校はNTTデータが実施するとなっています。重大なことは、学校名、男女、クラス、出席番号、名前を記入した個人情報が全国的規模で特定企業に集約されることになり、しかも父母・保護者の了解もなしに個人情報の提供が行われようとしていることです。これは、個人情報保護法にも抵触する疑いがあります。仮に、福井県内の各自治体が全国テストに参加するにしても、個人名の提供はそのテストの目的と性格からしても任意とすべきであり、県教育委員会として、責任を持って、父母・保護者が自分の子供の個人情報の提供を認めるのかどうか、意思確認を行うべきです。個人情報の提供を父母・保護者が希望しない場合は、無記名での参加を認めるべきではありませんか、見解をお尋ねします。」・・・・・・

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   テスト至上主義からの決別の第一歩となれば歓迎したい。
60億もかけるなら、もっと直接こどもたちのためになる施策を考えたらいいのではないかな。もともと安倍元総理の肝いりで計画され、こどもはもちろん、教員まで差別選別するために考えられたテスト制度。きっぱり清算が必要だろう。

学校現場の教員の過剰なストレス、病気急増の問題もあわせて解決にむかわせないといけない。



福井県議会の新幹線騒動

2009年10月17日 | Weblog
   福井新聞・・・・・2010年度予算の概算要求に北陸新幹線の金沢―福井、敦賀駅部など新規着工の整備費が盛り込まれなかったことを受け、県会の超党派でつくる北陸新幹線整備促進議員連盟は16日、旭信昭副知事らと対応策を協議した。民主党政権に対し、本県延伸に向けたこれまでの経緯と必要性を訴えるため、26日召集の臨時国会前に要請活動を行う方針を確認した。

   終了後、取材に対し議連の山本文雄会長(自民党県政会)は「民主党の方はこれまでの経過を分かってないと思う。一部始終、状況を説明して(県内延伸について)理解してもらうことが重要」と強調。「(今年2月に完成した)福井駅部を野ざらしにしていいということは民主党も考えないだろう」と述べ、国会開会を前に要請活動をする意向を示した。

   協議では自民党県政会、民主党・一志会の議員が過去の経緯や運動方針をめぐって意見を応酬し、民主党の一方的な決め方を問題視する声なども出たという。最終的には、年末の予算編成に向け一枚岩で熱意を伝えていくことでまとまった。ただ、政府・与党一元化で政策を決める新政権に対し、具体的な要請先がはっきりしない上に従来型の陳情の効果は未知数で、手詰まり感を指摘する声もある。・・・・・・・

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   私が県議会議員のとき、新幹線の議員連盟には加わらなかった。共産党議員がいなくなり、自民党、公明党、民主党系と「オール与党」で、大きな問題点をふくむ新幹線計画に血道をあげてきた。

  昨年、「金沢までで、福井延伸は凍結」と提案したが、県内の反応はいい。あまり必要性を感じていないということ。かつての福井空港拡張計画のようなものではないか。
巨額の税金投入なのだから、県民全体で、頭を冷やして考える機会にしたらいい。

  「オール与党県議会」はあいかわらずの政府陳情をおこなうという。
福井県の民主党も、これまでとの矛盾はでてくるが、ここは新幹線整備と県内交通のあり方を抜本的に見直したらいいのではないか。

  ある人も、「こどもの予算も、農業予算も、原発の金も、新幹線も、では財政はどうなるのか。福井県議会がどうしても新幹線というなら、福井はこどもの予算や農業予算はいらないから、こっちをくれ、ぐらい言わないと説得力に欠ける」などと言っていたが、財政とはそういうものだろう。
  「あれもこれも。あとのことは知りません」では無責任だと思う。


ホロコーストへの抵抗「ミーシャ」

2009年10月17日 | Weblog
   みに・キネマ・福井が企画した映画「ミーシャ」を観ました。
1942年、ナチス占領下のベルギー。両親が検挙され、残された8歳の少女・ミーシャは、結果的に両親を探し、一人旅にでる。ベルギーからポーランド、ウクライナへ。食うために、食料品を盗み、土を掘りミミズを食べ、狼と生活し獲物を分けてもらい・・・と壮絶なサバイバルの「旅」。あまりにリアルな映像。彼女の支えは、「父母に会いたい」の執念だけ。ホロコーストへの抵抗。実話にもとづく。

    観ていて辛くなる映画だった。唯一の救いは、狼や動物とミーシャとの交流のあざやかさ。狼は怖くないことを初めて知った。「ニホンオオカミ」が滅びたのも、「こわくなかった」からか。
    しかし、このような悲劇。戦争がおこしたものであることを告発していると感じた。戦争が終わり、平安の予感で映画が終わったのはせめてもの救いだった。

       ★

   映画がはじまる前に福井弁護士会の方が映画の宣伝をしていました。
「死刑を考える日」ということで、吉村昭原作「休暇」が映画化され上映されます。

   11月1日、福井県国際交流会館で午後1時半、午後6時の2回。15時45分から柳重雄弁護士の講演があります。
裁判員制度がはじまり、いつ「死刑」判断と向き合わなくてはならなくなるかもしれません。考えるいい機会だと思います。

講演は無料。映画は前売り500円、当日800円。
お問い合わせは、福井弁護士会まで。0776-23-5255。

 


年金者一揆、赤旗編集局と「三国節」

2009年10月16日 | Weblog
  昨日は、年金者組合の年金者一揆に参加しました。福井中央公園での集会の後、80名で福井西武前までデモ行進しました。日本共産党からは、かねもと書記長、西村福井市議、鈴木福井市議、山川あわら市議らが参加。わたしが、「鳩山政権にたいして、後期高齢者医療制度をただちに廃止するよう大きな世論をつくりましょう」などとあいさつをしました。
  後期高齢者医療制度は、福井県内でも民主党、社民党、国民新党などが廃止の公約をかかげ、集会などもおこないマスコミでも取り上げられました。「公約先送り」ではなく、きちんと守っていただきたいものです。


     ★

   先日の赤旗に掲載された「えちぜん鉄道」の記事。原稿をおくってから、編集局から問い合わせがあった。

・ ・・・「出船入船 風みる所は 雨が降っても日和山」と三国節にも謡われてきました。・・・・とあるが、調べてもでていない、というのだ。

インターネットの検索で調べたが、たしかに出ていない。

   これは、日和山の案内板にもとづいて書いたものだが、あわてて文献をあたった。
「民謡 三国節」 大正10年に発行。編集者・発行人は三国町大門の光成平三郎氏。発行所は三国町松ヶ下の三捷倶楽部文芸部。
かなり古い文献だが、どうも最初にこのような形で三国節を採集したもののようだ。

これで、文献上はOK。

   つぎは、いまも謡われているかどうか。
三国町の詳しい方に電話で尋ねた。「ああ、謡われていますよ。祝い歌としてね」と教えていただいた。
この方の亡くなられたお父さんは、三国小女郎で歌を詠んだ豊田屋歌川について研究されていた。

   赤旗編集局の方は、「こういう記事は全国から問い合わせがくる場合がありますので、出典を明確にしておきたい」と仰っていたが、あらためて赤旗編集の厳しさの一端に触れた。

   ところで先の小冊子は書き込みも多い。○と◎がところどころに付けられているが、◎は一箇所だけ。それは・・・

逢はぬ恨を 書いたのはとがよ 
    逢へば やさしい 主じゃもの

・ ・・という歌。以前の持ち主はどういう粋人だったか。外から仕事で来て、この冊子を買ったのだろうか。ご本人の「句」の走り書きもある。
   冊子は神田神保町の古賀書店で求めたものだ。

鉄道記念日に文殊山・楞厳寺へ

2009年10月15日 | Weblog
   秋も深まり、いろいろな相談?の電話がはいります。「近所のこどもを注意したら逆襲された」「県立病院で待っていたら順番を飛ばされた」「佐藤さんに紹介してもらった制度を聞きに、県の出先にいったら、『そんな制度知らない』と言われた」などなど。まあ、「愚痴」もあります。「苛立つ」社会なのかも。私でよければ「話し相手になりますよ」の気持ちで応対していますが、ついついこちらの声が大きくなることも・・・。
   ただ、わたしが紹介した県の制度はちゃんとありました。出先の県職員がよくご存知でなかったのでしょう。


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さて、昨日は鉄道記念日。
福井市大村町で開催されている鉄道コレクション展に顔をだしました。「1000点以上を展示。新橋-横浜間で日本で初めて鉄道が開業した当時の本物のレールの一部や、国内に2点しか残っていない乗務員用水筒など、極めて貴重なものもある」と毎日新聞には紹介されていましたが、実際見て感心しました。収集家のもの凄い迫力に圧倒されました。
僕も、京福が廃線になった時の企画に参加して、京福電車で使われていた手すりを買って帰り、「そんなもんどうするの!」とつれあいに呆れられましたが・・・・。

   コレクション展会場はお寺さんで楞厳寺(りょうごんじ)。徳毛祐彦住職は元毎日新聞の方です。
   徳毛祐彦住職らが中心になって刊行されたばかりの「文殊山の生きもの」も販売されています。これは本格的な書籍です。貴重な記録です。
元福井新聞社の佐野周一さんもエッセイを寄せています。この本からは故郷を愛し尽くす迫力を感じますねえ。

   企画展示は26日まで。関心のある方はぜひどうぞ。


村田浩治弁護士 仕事の流儀

2009年10月14日 | Weblog
    昨日は、朝かねもとさんと定例の街頭宣伝。手を振っていく方もチラホラ。民主党のマニフェスト絶対主義で住民のコンセンサスをえないやり方や、小沢幹事長が言い出した国会改革は少数政党排除、国会の行政監視機能を低下させるもの、と問題点を指摘した。
    高浜町の渡辺議員から県の防災ヘリについて「福井のヘリがこないので滋賀県にたのんだらしいが・・」との問い合わせ。さっそく県庁に聞きました。「その時は2日間の整備中でしたので、相互支援の取り決めで滋賀に依頼しました」との回答。結果は「なあーんだ」となりましたが、「説明責任」の大切さを感じました。
    その後、第九回中央委員会総会の志位委員長報告を視聴。いよいよ参議院議員選挙、党大会ですね。


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昨夜のNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、パナソニックの「派遣ぎり」とたたかっている敦賀市の河本裁判の弁護士でもある村田浩治弁護士が登場した。

わたしも一度、裁判になる前の打ち合わせに同席したことがあり、その時はじめてお会いした。ピンク色のパソコンが鮮やかだった。ソフトで、説得力ある語り口でまとめていく。福井の弁護士さんからも「派遣問題の第一人者」と聞いていた。

番組では「守るのは働くものの誇り」だ、「まじめにがんばる人たちが報われることが社会の基本」と語る。
村田弁護士のポリシーが、実家の町工場で働く家族の背中からたちのぼったことも、「執念」となっているのだろう。

「うーん」とうなったのは、「今の法律では認められなくても、声をあげつづけないといけないことがある」!
相談者に寄り添い、励ますこういう法律家のたたかい、労働運動や共産党の国会質問など多くの国民のたたかいが労働者派遣法を抜本改正させよう、との世論につながっていると痛感する。

鳩山内閣は、「パナソニック内閣」とも呼ばれているらしいが、「派遣ぎり」などで苦しむ国民の呻き、声に心をよせて「派遣労働者保護法」となるような法改正を期待したい。強く求めたい。





住民の暮らしをのせて走る 「えちぜん鉄道」

2009年10月13日 | Weblog
    昨日のしんぶん「赤旗」に、わたしが書いた記事が載りました。赤旗の依頼で、えちぜん鉄道について書いたものです
福井民主新聞にも載せましたが、「なかなか面白かった」「ひきつづき書いてほしい」の声が何人かから寄せられました。
    取材にご協力いただいた、えちぜん鉄道の島取締役や佐々木さん、光陽生協クリニックの木村先生、ありがとうございました。

    以下、赤旗では割愛された部分もふくめた全文です。


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   秋の一日。どこまで乗っても、何回乗り降りしても八百円という一日フリー切符(休祝日のみ発行)を買って、えちぜん鉄道福井駅から三国へ向かいました。

       
「評判のアテンダント」
   途中、福井口駅から評判の女性アテンダントが乗車。車内が華やぎます。「こんにちは」のあいさつでこちらの気分も晴れやかに。
こどもには「どこいくの」「楽しみやねー」などと声をかけたり、サービスにカードを渡したり。親も嬉しそうです。観光客からの「東尋坊へ行くには」などの質問にもてきぱきと答えていきます。発車間際の電車に走ってくるお年寄り。さっと降りて、迎えにいき、手をとって乗車をサポートする姿には感動します。
       

「電車にゆられて海に香る文学の町へ、恐竜のふるさとへ」
    三国駅で降りて、街中散歩に。三国駅からは観光地の東尋坊へのバスもでていますし、日本海クルージングもあります。
歩いて五分。昔、船の出入りを決めるために河口の天気模様を確かめた高台、「日和山」に着きます。「出船入船 風みる所は 雨が降っても日和山」と三国節にも謡われてきました。ここに建つ禅寺は、江戸時代には句会が催された所で、境内には歌碑もみられます。高見順の生家もすぐ近くです。
街のなかには「三国詩歌文学館」という案内板がところどころに設置されており、文学散歩を楽しめます。家々にも詩歌が掲示されていたりして「文学の町」を満喫しました。

   勝山永平寺線の終着駅・勝山駅からは、子供たちに大人気・日本で唯一の恐竜専門の博物館(福井県立恐竜博物館)へバスが運行されています。鉄道ファンの垂涎の的は勝山駅に留置されている「テキ6形6号」。1920(大正9)年に堺市の梅鉢鉄工所で製造され、動く電気機関車では国内最古とされています。勝山駅構内には、私が九歳の時(四十一年前)に廃線となった故郷を走っていた京福電気鉄道丸岡線の資料展示もあり、懐かしく思い出しました。

    三年前に福井市内から坂井市三国町に引っ越した光陽生協クリニック・小児科アレルギー科医師の木村牧子さん(六十九)は、電車を通勤で利用します。
「アテンダントが、困っているお年寄りを助けている姿はいいですね。電車では手紙も二、三通書けますし、本も読めます。すごくいい」と電車通勤を楽しんでいます。

  

「住民の力で復活し、支えている第三セクター」 
    えちぜん鉄道の前身は京福電鉄。二度にわたる正面衝突事故をおこした京福電鉄にたいして、国土交通省は01年7月、初めての「安全確保に関する事業改善命令」を出し、運行停止に。赤字だった京福電鉄は福井県内3路線の経営を投げ出しました。
   「廃線、バス転換」の流れが一気に強まる中、住民運動、行政、住民運動、日本共産党などが力をあわせて乗り越え、第三セクター「えちぜん鉄道」として運行がはじまり丸六年。 当時、日本共産党もシンポジュウムの開催、県議会での私の論戦をはじめ、沿線自治体の地方議員が市町村長と懇談し、電車存続のため、先頭にたちました。

えちぜん鉄道の島洋・取締役兼計画部長は語ります
 「住民、行政、事業者が一体でがんばっています。料金一割引のサポーターズクラブは三千名。うち、料金二割引になる六十五歳以上のゴールド会員は八百名です。アテンダントは十一人。乗るのに不自由な方を手助け。心のふれあいを大切にし、他の追随を許しません。国の交通政策もがんばっている地方の鉄道・電車にもっと力をいれてほしい。」
 アテンダントの笑顔につつまれ、住民の暮らしをのせて、えちぜん鉄道は走りつづけます。(了)



関西電力・プルサーマル計画は安全か

2009年10月12日 | Weblog
    しんぶん「赤旗」・・・・・日本科学者会議のエネルギー・原子力問題研究委員会(委員長・野口邦和日本大学講師)は9日、各地の原発へのプルサーマル導入に反対する見解を発表し、資源エネルギー庁と民主党にたいして計画を凍結するよう申し入れました。
    同委員会は、プルサーマル技術の必要性と安全性について検討を重ねた結果、「プルトニウムという危険な放射性物質を大量に社会に流通させる一方、資源の有効活用のメリットは小さく、処分に困る劣悪なプルトニウムを大量に生み出すきわめて拙劣なプルトニウム利用技術だ」との結論に達したことを説明しました。

    そのうえで、「国は現在進行しているプルサーマル計画を凍結して、核燃料サイクル政策の抜本的検討を行い、改めて国民合意を形成すべきである」と申し入れました。

    対応した資源エネ庁の職員は、長官に伝えることを約束。民主党政策調査会の担当者は「プルサーマルについては、党内でもいろいろな意見がある」と述べたといいます。

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   わたしが福井県議会議員として初当選した時、県庁幹部が最初に訴えてきたのはこのプルサーマル導入を高浜原発でやりたい、認めて欲しい、ということだった。その県庁幹部もいまは鯖江市長である。
その時、「なぜこんなひどい計画にこだわるのか」と質問。当時の牧野部長は「これは国策でございます」と答えたのが印象的だった。

   その後、イギリスのBNFL社に燃料発注したが数値をごまかすなどデタラメが判明。頓挫。今度はフランスの会社に変えて燃料を発注。しかし、規格がずれているなどの問題がおこっている。
この際、危険なプルトニウム路線の「国策」からの転換が必要ではないか。

    関西電力の関係者と名乗る方から「プルサーマル燃料についての情報を提供したい。話を聞いて欲しい」との連絡をもらったことがある。社内でも疑問視する方がいるのだろう、と思った。残念ながらその後の連絡はない。
     いったい何が県民から隠されているのか。勇気をもって情報提供していただきたいたいと思う。なにより、国民・県民の安全のためなのだから。

政権交代を実現させた国民のたたかい

2009年10月11日 | Weblog
   昨日は車のパンクで予定していた会合を急遽キャンセル。発言を頼まれていましたが、残念でした。このほか、自治体問題などでの懇談、労働組合の大会でのあいさつ、9条の会の宣伝行動に参加など。宣伝中に、「あ佐藤さん、また赤旗を読みたいのだけれど」との声もかかり、総選挙後も共産党が注目されていることを実感・・・・

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   先日、越前市で開かれた南越地域の革新懇話会の例会によばれて参加してきました。私は「政権交代を実現させた国民のたたかいと今後の展望」と題して30分間話題提供をしました。福井県革新懇話会の松原信也さんも運動の面からお話。また福井県庁にだしていた新幹線問題での県の回答についてもお話されました。

   こういう会の場合、あとで「質問はありませんか」と司会の方が聞いても誰も質問しないと、「うーん、話がいまいちだったかな」と反省します。
今回は問題意識をもって参加された方が多かったこともあるでしょうが、
○公共事業の無駄遣いをやめて、資本主義は発展するのか。
○天下りの問題ではどのくらい税金がムダにつかわれているのか。
○地域の自民党は民主党に憎悪をいだいている。ダム問題でも桝谷ダムも県民の負担が増えただけで無駄なダムでなかったか。
○後期高齢者医療制度廃止の展望を考えると運動が重要だ。
○憲法は国民が国に守らせるものだ、とのアピールが必要。
○尼崎事故で、事故調査委員会とJRの癒着は大問題。
   などなどあいついで質問や意見がだされました。

   まさに、国民のたたかいが自民党政権を終わらせ、民主党をして路線の変更をせしめたことを感じました。
今後とも、どんな問題でも「政権まかせ・期待」に陥るのではなく、草の根からの国民の運動、そしてわたしたち共産党のがんばりが、新しい日本をつくっていくでしょう。その一翼をしっかり担う気概の方々とお話できて幸せな気分になりました。

   なお、人数の多少にかかわらず出前懇談会・つどいをおこなっています。わたしや地元の市町議会議員が、国政・県政・地元のこと、日本共産党のことなど20~30分でお話させていただきます。お気軽に声をかけてください。無料生活相談もおこないます。
お問い合わせは mmasao.sato@gmail.com
または電話 0776-27-3800(共産党) まで。

  以下、参考にわたしのレジュメです。

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政権交代を実現させた国民のたたかいと今後の展望

南越革新懇学習会   09・10・09  前県議 佐藤正雄

�、自公政権退場と国民のたたかい・日本共産党の果たした役割
1選挙結果

2最近の世論調査から

3[改憲派」「靖国派」への打撃
  「共産党がいなければ改憲できた」と言った中山太郎の落選はじめ改憲派議員が139人から53人に激減。当選議員の51パーセントは改憲反対。

�、福井でも変化が
県議会 民主党会派再編 自民党を離党して民主党に入党した議員、自民党籍のまま会派は民主という議員。最終日の新幹線推進などの意見書に「反対」。
社会保険病院存続。勝山では自民党議員も「社会保険病院存続で良かった」、自民党支持者も「政権交代して良かった」。


�、日本共産党のとりくみ
●党24大会  社会的連帯で反撃を
●今回の結果もわたしたちが営々としてがんばってきた結果。
 「共産党がムラタに申し入れたことをテレビでみて、こんなことができるのは共産党しかない。みんなに話している」
●建設的野党論の意味
8年前、小泉改革を民主は応援。しかし、国民のたたかい広がるなかで方針転換。
●野党外交
 

�、民主党政権はどういう政権か。運動とたたかいの展望は。
�過渡的な性格をもつ政権。「財界中心」「日米軍事同盟中心」という従来の政治の古い枠組みから抜け出す立場はみられない。国民の利益に反する問題点も少なくないが、国民要求を反映したさまざまな政策もかかげている。

�首班指名に先立って、九月十日に志位委員長と鳩山代表との党首会談。
「国民の利益にかなった良いことでは協力し、悪いことには反対する,問題点をただす」

★いま大事になっていること
待機主義、出されてくるものにたいして是か非かでなくて、わたしたちの要求を積極的に実現するために政策化し、要求運動をおおいに活発にし、論戦と草の根のたたかいをまきおこす。


�自民党は
 はじめて戦後第一党の座から転落し、野党に。自民党政治そのものの崩壊過程がはじまった。

じん肺根絶へ、福井県庁・労働局へ申し入れ

2009年10月10日 | Weblog
   昨日は、第20回なくせじん肺全国キャラバンが福井県庁と福井労働局に申し入れ行動。じん肺、振動病の患者さんら原告団・組合員をはじめわたしたち支援する会のメンバー、総勢30名が交渉に参加しました。

   県庁では、土木管理課の稲葉隆夫参事をはじめ、道路建設課、建築住宅課、労働政策課などから回答がありました。
福井労働局では、前村充監督課長、中井正和安全衛生課長、麦倉洋之労災補償課長らが応対しました。

   県庁では、組合の方から「県などが調査にはいる時だけ、元受はきちんと対応する。抜き打ちで検査をしてほしい」「これまでの11時間から8時間に改定されたが、この単価が心配」などの声がだされました。
わたしも、「労働拘束時間が即賃下げになるようでは本当の問題の解決にならない」として対応をもとめました。また、「抜き打ち点検にとどまらず、無署名アンケートなどで実態を把握するよう」求めました。県側は「公共事業の賃金のあり方について国で検討がはじまっている」「工事検査課も抜き打ちの状況調査に取り組んでおり、検査課にも申し入れたい」などと回答がありました。

   労働局では、旧和泉村の振動病患者が福井市までリハビリに通わなくてはならない実態がだされ、わたしも「調査して、大野市でリハビリが受けられるような改善を」と求めました。労働局からは「調べてみたい」との回答がありました。

   患者さんや組合の方の長年にわたる奮闘努力で大きな成果もかちとってきていますが、まだまだ多くの課題があることを実感しました。

   運動の中心で頑張ってきている組合の宇野和子書記長が「これまで99人が提訴しているが、25人が死亡した。わたしが組合の活動に取り組みはじめてからも58人がじん肺で亡くなっている」と語っていましたが、一日もはやい、長期の裁判によらない問題解決のための基金創設の必要性を痛感しました

「冬の兵士」と自衛隊

2009年10月09日 | Weblog
先日、ふくい九条の会の会合で「冬の兵士」DVDを観た。これは昨年三月に「反戦イラク帰還兵の会」がワシントンで近郊で開いた集会「冬の兵士」のドキュメンタリー。書籍も出版されている。

実際、自分たちがイラクで何をやってきたか、上官からどのような命令をうけていたか、生々しい証言がつづき「胸がわるくなる」場面が何度もあった。
走ってきた車に弾丸50発を打ち込んだら、父、母、こども二人。即死。上官は「ハッジ(メッカ巡礼の人をさす蔑称)の馬鹿。運転の仕方を知っていたら、こんなクソいまいましい事件は起きなかった」と。米軍はイラク人を軽蔑し、「脅威」と勝手にみなし、「夜間外出禁止令だから、夜はなにを撃ってもかまわない」と指示されていた・・・・・

集会の発言は、9・11後のマスコミの報道も批判していた。「イスラムは敵」「中東を殺せ」の感情がつくられていった・・・・・・

日本も同様ではなかったか。小泉首相、自民党公明党政権のもと米軍への違憲の戦争協力がすすめられた。自衛隊が空輸した約4万5000人のうち米軍・米軍属が約63%。「そいつら」がイラクの罪なき多くの人たちを殺した。
真実・全容を明らかにさせ、憲法九条違反の活動を繰り返させてはならないと痛感する。


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しんぶん赤旗・・・・・・空自のイラク派兵が昨年終了したのを受けて、本紙記者は今年1月に請求しましたが、5月に「人員・貨物の内容を明らかにすれば、輸送対象である他国部隊の動向が把握され、関係諸国・関係機関との信頼関係を損なう」などとして、従来どおりの黒塗りの文書を開示。これに対して不服審査請求を行ったところ、北沢俊美防衛相名で「現時点で不開示とする理由がない」とする9月24日付の決定書とともに、全面開示された文書が送付されました。

  本紙の集計によると、空輸人数は総計約4万5000人で、このうち米軍・米軍属が約63%を占めます。次いで多いのが04年から06年7月までイラク南部サマワで活動していた陸上自衛隊員をはじめ、自衛隊・防衛省関係者で約26%。自公政権が「イラク復興支援」の象徴として宣伝していた国連職員の空輸は全体の約6%。同職員の空輸が始まった06年9月以降に限っても、1割程度にとどまっています。

  文書は数百ページにおよび、空輸日時、回数、発着地と人員の所属・人数、貨物の種類・数量を記載。空輸を開始した04年3月3日、空自C130輸送機がサマワに医療機器を輸送したことから、自公政権は「イラク復興支援」だとして大宣伝していました。

  ところが、今回明らかになった文書を見ると、翌週の3月12日から車両や航空機部品などの米軍器材が輸送され、さらに19日には武装米兵の空輸が始まりました。「週間空輸実績」によると、米陸軍10人、軍属6人でM16ライフル銃と拳銃を携行していました。復興支援とは無縁の、対イラク軍事作戦の一端を担っていた実態が明白となりました。・・・・・・・・・・・・


男性鑑賞法

2009年10月08日 | Weblog
向田邦子の随筆・男性鑑賞法を読んだら面白いくだりがあった。・・・・テレない男がいる。池田大作、石原慎太郎、市川染五郎、三波春夫の各氏がそうだが、眠っている時でも自信に満ちているのではないかと感心してしまう。・・・・

二度目の東京オリンピックが実現できず、しかも150億円も使ってしまったとか、いろいろ云われているが、あの石原知事の自信は吹き飛んだだろうか。成算の少なかったオリンピック誘致はいわば最初からバクチのようなものではなかったか。しかし、使われたのは税金。「150億円すっちゃった」ではすまず、政治責任が問われる。

わたしの地元の「マスター」。むかし、三波春夫のステージで、ポンと一声入れたら三波春夫が感動して、うん万円のサイン入レコード全集を贈ってくれたという。
にわかには信じがたく、「うそやろー」と言ったら、顔を真っ赤にしてサイン入りのレコード全集をだしてきた。踊りの世界では有名人らしく、正月などにはその筋のみなさんがご挨拶にくると聞いた。
付き合いは長いが、私は日本舞踊に縁は無く、「自慢の一声」も聞いたことがない。

先日あったら、「不景気で踊りのチケットを売るのが大変」と。知り合いの片町の店に顔をだして、うん千円分飲んで、うん千円のチケットをお願いするのだとか。ステージの回数も減っているという。
 
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湯浅誠さんが「今年の年末年始には派遣村ができないようにしてほしい」と書いているが、二番底が懸念される。
就職が決まらない高校生や大学生は人生のステージの幕が開かない不安でいっぱいだろう。「派遣ぎり」を心配する労働者も、いつ勝手に幕を下ろされるのかと。

新しい政権の政策効果はこの数ヶ月ででるだろうか。そう簡単ではない。
高校生の内定率も悪く、失業・倒産も増加、と数字は悪い。もちろん、自民党公明党政権の付けではあるが、そうもいっておれない。
国も地方も、「出来ることは必ず執行する。必要なことを確実に執行する」ということが大事だろう。そのために、日本共産党も建設的野党として積極的に動きたい。






福井県議会に「自民主党」誕生?

2009年10月07日 | Weblog
じん肺被害根絶、基金創設めざして裁判闘争でたたかっている方から「集会で県民会館を借りようとしたが、裁判をしている団体には貸せない、と断られた」と聞いた。さっそく、県庁財産活用課へ電話して事情を聞いた。

県庁「裁判関係の団体の利用はどこもお断りしています」
さとう「なぜですか」
県庁「争いの一方に加担することになるからです」
さとう「利用料金を払って部屋を借りるのだから問題ないのでは」
県庁「以前の県民会館と違って、現在は県庁の一部となっていますので・・」
さとう「せっかく県民に利用を広げているのですから、利用を伸ばすために方策を考えたらどうですか」


   ・・・・というようなやり取りだった。もともと取り壊し予定の県民会館の会議室は県庁関係の会議にしか使わない予定だったものを、わたしが県議会でとりあげて「どうせ残すのなら、県民も活用できるようにすべき」と訴えて、県民も利用できるようになった経緯がある。
    その趣旨からすれば、より広範な県民が利用しやすい形態を考えてもいいのではないかな。毎年の赤字が二千万円、というが利用の改善・広報が必要ではないか。


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    さて、福井県議会に「民主党・一志会」10名が誕生した、というニュースを読んだ。地方議会で民主党の勢力強化の足がかりをしていくという。驚いたのは、自民党員議員も加わっていることだ。もちろん、自民党を離党して民主党入りした議員もいる。

    もともと福井県の場合は「自民党と民主党の垣根がない」といわれていた。
総選挙。民主党の比例で当選したみなさんをみても・・・・笹木衆議院議員は以前、自民党に入党願いをだした。糸川衆議院議員はこの間まで自民党離党組でつくる国民新党幹部。松宮衆議院議員は元自民党衆議院議員。若泉衆議院議員も保守本流の自民党籍をながくもっていた。・・・・・

    しかし、自民党籍をもちながら民主党会派というのは、多くの県民は頭が混乱するのではないか。

   「新幹線、足羽川ダム、県政の重要課題の推進は自民党と変わらない。知事と力をあわせてやっていく」と述べているようだが、地方では「自民主党」でこれまでどおりの無駄遣いの推進。看板は、いまの風にのって・・・・・ということか。

   政治をもてあそんではいけない。地方の「自民主党」が、鳩山政権の国民本位の「改革」の「抵抗勢力」となり妨害するのなら、わたしたち建設的野党がおおいに頑張りたい。



こどもの貧困克服へ

2009年10月06日 | Weblog
    昨日は朝、かねもとさんと定例の宣伝。わたしは、県内の社会保険病院が公的に存続される方向になってきたことや、先週の福井県地方税滞納整理機構問題で県庁申し入れをおこなったことなどを話しました。日中は定例の共産党の会議などでした。

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  しんぶん「赤旗」・・・・・・・・子どもの貧困問題を考える「こどもシンポ」が3日、大阪市内で開かれ、120人以上が参加しました。主催は同実行委員会。公的保育の拡充や高校までの授業料無償化、18歳までの子ども医療費の無償化などを求めるアピールを採択しました。

 府立高校の養護教諭が、食生活や医療、学力、進路選択などの面から貧困が子どもに及ぼす実態を紹介。中退した生徒が10代で出産し、その後離婚、貧困へという「貧困の連鎖」が生じていると述べました。
 保育園園長は、収入を得るための長時間労働のなかで精神疾患をもつシングルマザーの実態を紹介し、他の公的機関とも連携した支援に取り組んでいると報告。福祉事務所職員が、増大する相談に対応できない「行政の貧困」を述べました。

 コーディネーターを務めた加美嘉史佛教大学准教授は、「子どもの豊かな育ち、発達を阻むのが貧困。政治、政策の枠組みを大きく変えていくことが必要」と述べました。
 朝日新聞記者が、2020年までに子どもの貧困撲滅をかかげるイギリスの取り組みを報告しました。
 シンポジウムは、子どもの無保険問題が明らかにされ、国を動かす運動のきっかけとなった2年前に続くもの。参加者から母子家庭の実態などが報告されました。・・・・・・・

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   先日のNHKでも特集が組まれていた。
高校授業料などを払えないで、バイトをしたりしている高校生の実態、それをすすめざるをえない教師の現状などが描かれていた。
比較としてフィンランドが紹介されていた。授業料のみならず、生活費や家賃まで支給されて、「こどもは国の宝、担い手」として国の責任で育てられていることが紹介されていた。

    長くつづいた自民党政治のもとでの「自己責任」「受益者負担」をこどもにまで押し付けてきたことが、将来の日本の国力をそぐことになっている。
新しい政権のもとで、政策の転換をはかり、「学べない子」「食べられない子」をせめてなくしていくのが国の最大の使命、と痛感する。
そのためには財源問題。大企業減税や軍事費、ダムなどの公共事業などを刈り込んでいくことが不可欠。

   以前、「戦争かバターか」といわれたことがあったが、まさにそういうスローガン風に今の課題を押し出すことも必要だろうね。