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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

年金者一揆、赤旗編集局と「三国節」

2009年10月16日 | Weblog
  昨日は、年金者組合の年金者一揆に参加しました。福井中央公園での集会の後、80名で福井西武前までデモ行進しました。日本共産党からは、かねもと書記長、西村福井市議、鈴木福井市議、山川あわら市議らが参加。わたしが、「鳩山政権にたいして、後期高齢者医療制度をただちに廃止するよう大きな世論をつくりましょう」などとあいさつをしました。
  後期高齢者医療制度は、福井県内でも民主党、社民党、国民新党などが廃止の公約をかかげ、集会などもおこないマスコミでも取り上げられました。「公約先送り」ではなく、きちんと守っていただきたいものです。


     ★

   先日の赤旗に掲載された「えちぜん鉄道」の記事。原稿をおくってから、編集局から問い合わせがあった。

・ ・・・「出船入船 風みる所は 雨が降っても日和山」と三国節にも謡われてきました。・・・・とあるが、調べてもでていない、というのだ。

インターネットの検索で調べたが、たしかに出ていない。

   これは、日和山の案内板にもとづいて書いたものだが、あわてて文献をあたった。
「民謡 三国節」 大正10年に発行。編集者・発行人は三国町大門の光成平三郎氏。発行所は三国町松ヶ下の三捷倶楽部文芸部。
かなり古い文献だが、どうも最初にこのような形で三国節を採集したもののようだ。

これで、文献上はOK。

   つぎは、いまも謡われているかどうか。
三国町の詳しい方に電話で尋ねた。「ああ、謡われていますよ。祝い歌としてね」と教えていただいた。
この方の亡くなられたお父さんは、三国小女郎で歌を詠んだ豊田屋歌川について研究されていた。

   赤旗編集局の方は、「こういう記事は全国から問い合わせがくる場合がありますので、出典を明確にしておきたい」と仰っていたが、あらためて赤旗編集の厳しさの一端に触れた。

   ところで先の小冊子は書き込みも多い。○と◎がところどころに付けられているが、◎は一箇所だけ。それは・・・

逢はぬ恨を 書いたのはとがよ 
    逢へば やさしい 主じゃもの

・ ・・という歌。以前の持ち主はどういう粋人だったか。外から仕事で来て、この冊子を買ったのだろうか。ご本人の「句」の走り書きもある。
   冊子は神田神保町の古賀書店で求めたものだ。