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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

じん肺根絶へ、福井県庁・労働局へ申し入れ

2009年10月10日 | Weblog
   昨日は、第20回なくせじん肺全国キャラバンが福井県庁と福井労働局に申し入れ行動。じん肺、振動病の患者さんら原告団・組合員をはじめわたしたち支援する会のメンバー、総勢30名が交渉に参加しました。

   県庁では、土木管理課の稲葉隆夫参事をはじめ、道路建設課、建築住宅課、労働政策課などから回答がありました。
福井労働局では、前村充監督課長、中井正和安全衛生課長、麦倉洋之労災補償課長らが応対しました。

   県庁では、組合の方から「県などが調査にはいる時だけ、元受はきちんと対応する。抜き打ちで検査をしてほしい」「これまでの11時間から8時間に改定されたが、この単価が心配」などの声がだされました。
わたしも、「労働拘束時間が即賃下げになるようでは本当の問題の解決にならない」として対応をもとめました。また、「抜き打ち点検にとどまらず、無署名アンケートなどで実態を把握するよう」求めました。県側は「公共事業の賃金のあり方について国で検討がはじまっている」「工事検査課も抜き打ちの状況調査に取り組んでおり、検査課にも申し入れたい」などと回答がありました。

   労働局では、旧和泉村の振動病患者が福井市までリハビリに通わなくてはならない実態がだされ、わたしも「調査して、大野市でリハビリが受けられるような改善を」と求めました。労働局からは「調べてみたい」との回答がありました。

   患者さんや組合の方の長年にわたる奮闘努力で大きな成果もかちとってきていますが、まだまだ多くの課題があることを実感しました。

   運動の中心で頑張ってきている組合の宇野和子書記長が「これまで99人が提訴しているが、25人が死亡した。わたしが組合の活動に取り組みはじめてからも58人がじん肺で亡くなっている」と語っていましたが、一日もはやい、長期の裁判によらない問題解決のための基金創設の必要性を痛感しました