昨日16時、堀専務とFukuoka Boxing Gymに。越本隆志君を乗せ3人で福岡市八仙閣に向かいました。山口良治(やまぐちよしはる)氏の講演を聴くためです。山口先生は
映画・
TVドラマ『スクール☆ウォーズ』のモデル(
映画では照英、
TVでは山下真司が演じた)となった教師で元ラグビー日本代表。愛称は「泣き虫先生」。
講演の内容を紹介します。
中学校時代は野球部のキャッチャー兼主将。野球がやりたくて福井県立若狭高等学校土木科に進学するも、入学後、高校が若狭農林高等学校へと改組し、同校の野球部が廃部。甲子園出場の夢は途絶えたが、友人の薦めもあり、ラグビー部に入部した。大学日本一にもなった強豪日本大学に進学するがハードな練習に挫折。その後、一念発起して日本体育大学への転校。日大より更にハードな練習に挫折しそうになるが、ある<気づき>を得たのを機に、人並み外れた努力で頭角を現し、100人以上いる部員の中で4軍から1軍にまで昇格し、関東選抜に選ばれるまでに至った。
「後輩いじめとも思えるハードな練習がとにかくつらかった。練習中、ふと周りを見ると、先輩も仲間も皆きつい思いをしていることに気づいた。つらいのは俺だけじゃない」
1966年にラグビー日本代表に選出。数々の国際試合に出場し、名キッカーとしてアジア大会優勝に2度導くなど1974年の現役引退まで活躍した。
そして、京都市立伏見工業高等学校に赴任、翌年ラグビー部監督となった。
ここからの物語は皆さんも『スクール・ウォーズ』『プロジェクトX』(
ツッパリ生徒と泣き虫先生~伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦~)等でご存じのことと思います。
当時の同校は廊下をバイクが走り回り、そんな生徒を教師はだれも注意すらしない、校内暴力の嵐が吹き荒れる状況(全部の生徒がそうだったわけではありません)。教師としての使命感を感じ意気込む彼にラグビー部員達は反発。京都府春季総合体育大会で名門花園高等学校に112対0の大敗を喫する。
試合後「どうせ花園に勝てるわけがない」とうなだれる部員達を集め、山口氏は「お前ら悔しくないんか!!」と涙ながらに訴えた。「同じ高校生、同じルール、同じボールでやってるんだぞ」。・・・やがて部員達の目から大粒の涙が流れ出した。「悔しいです!」「俺も悔しい」「俺も・・・」。同氏は「ならどうしたいんや」と部員達に問う。「花園に勝ちたい」と部員。山口氏「花園に勝つということはどういう意味かわかるか!それは日本一になるということや!!」。
大敗の悔しさから部員達は努力を重ね、同年の近畿大会で準優勝を果たした。
以後、ラクビー部は常勝軍団に生まれ変わり、公立高校で無名という決して恵まれてはいない環境の中、ついに伏見工業高校は近畿大会・国体・全国大会を制覇した。
<参考:フリー百科事典『ウィキペディア』>
山口先生は講演の中で越本隆志君のことを何度も讃えられました。
「頑張った分だけ強くなれる」
先生も越本君の世界戦を観て泣いたそうです。
写真は会場で挨拶をする越本隆志君。
山口先生と堅い握手を交わし、先生から花束を贈呈されました。
昨日の山口語録を紹介します。
「自分の可能性にブレーキをかけてしまうのは自分自身、他人ではありません」
「つらいときは、気持ちを切り替えて周りを見なさい。自分だけがきついのではありません」
「電車などでマナーの悪い運動部の生徒を見ると、何のためにスポーツをやっているのか!何のために鍛えているのか!と注意します。そして頑張って良い選手になれと励まします」
「ニュージーランド戦の試合開始直前、新品のジャージを塩で清め、盃(中身は水)を上げ、その盃を床に叩き付け、監督は選手に言い放ちました。お前ら死んでこーい!!と」
「出会いが人生を変える」
「必要でない人間なんていない」
「人は使命感を持つとき、本当の力が出る」
話術も巧みで、笑いあり、涙あり、最近の講演では一番面白かったです。
ちなみに私が聞いた講演のベストは麻生太郎氏と浜田幸一氏。
越本隆志君は1時間半の講演中、微動だにせず話に聞き入っていました。
私などはお尻が痛くなって、何度か座り直しましたが、さすがは世界チャンピオンです。
講演後、3人で「イソップの話が出てこんかったね」「本当に<泣き虫先生>やったね」と冗談を言いながら帰途につきました。堀専務・越本君お疲れさまでした。
講演の後は福津市津屋崎の「とるちゅー亭」で沼田先輩、椎名副理事長、堀専務それぞれのファミリーと食事しました。
料理もワインも美味しかったです。今朝起きて鏡を見たら唇が真っ赤。赤ワイン少々飲みすぎました。携帯電話の発信履歴を見てまたびっくり。あまりよく覚えてませんが、久々に楽しい夜を過ごしました。
<とるちゅー亭>
住所:福津市津屋崎1187-3 お魚センターうみがめ2F
電話:0940-52-2811
Fukuoka Boxing Gymの入口に貼ってあったポスターです。
4月9日(日)北九州市小倉の西日本総合展示場で、
Fukuoka Boxing Gymの仁木一嘉選手(タイ王国スーパーバンタム級1位)、大庭健司選手(日本スーパーフライ級)の試合があります。
大之伸くま選手(第50代日本フェザー級王者)も緊急参戦!!
特別ゲストの越本隆志選手(WBC世界フェザー級チャンピオン)のサイン会もあります。
チケットのお買い求めはセブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サンクス・Fukuoka Gymまで
チケットぴあ Pコード 807-594
ローソンチケット Lコード 86377
Fukuoka Gym TEL 0940-43-5833
青少年育成チャリティボクシングとして私たち(社)宗像青年会議所も後援しています。
One for All All for One ひとりは皆のために 皆はひとりのために・・・