すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

玄界島復旧活動

2006年03月18日 | 災害ボランティア
以前このブログで予告しておりました玄界島復旧活動レポートです。2月25日(土)、宗像青年会議所の中村洋一室長と地域力創造委員会の松島岩太委員長、沖祐一君、花田武君、小河内一広君の5名が、福岡県西方沖地震(2005年3月20日)で甚大な被害を受けた玄界島を訪れました。福岡ブロック協議会LOM支援委員会のサイトでも掲載してありますが、地域災害ボランティア連絡会の設立は宗像JCの最重要課題の一つでもありますので紹介致します。

「宗像・古賀地区災害ボランティアネットワーク設立」(宗像JC)

今年度、(社)宗像青年会議所では、行政と地域住民の架け橋となる「宗像・古賀地区災害ボランティアネットワーク設立」を事業計画にかかげ、まず被災地域を理解するため、地域力創造委員会で災害ボランティア活動をおこないました。
今回は3月下旬に島内の家屋解体が決定し、その前に家財道具を運び出したいというお年寄りのお宅におじゃましてお手伝いをさせていただきました。

現地の道路は狭く急なところが多く、また屋根瓦、ブロックなどの瓦礫が通路の両端に残ったままでお年寄りだけで作業するにはかなり大変だなという状況でしたが、島の若者たちと一緒になって作業を行いました。
我々は「宗像・古賀地区災害ボランティアネットワーク設立」を行政や多くの民間ボランティアを巻き込んでおこない地域社会への貢献を考えています。
<宗像JC 中村 洋一・岡本 明>

信は力なり

2006年03月18日 | 大会・対談・取材・講演・研修など
昨日16時、堀専務とFukuoka Boxing Gymに。越本隆志君を乗せ3人で福岡市八仙閣に向かいました。山口良治(やまぐちよしはる)氏の講演を聴くためです。山口先生は映画TVドラマ『スクール☆ウォーズ』のモデル(映画では照英、TVでは山下真司が演じた)となった教師で元ラグビー日本代表。愛称は「泣き虫先生」。
講演の内容を紹介します。
中学校時代は野球部のキャッチャー兼主将。野球がやりたくて福井県立若狭高等学校土木科に進学するも、入学後、高校が若狭農林高等学校へと改組し、同校の野球部が廃部。甲子園出場の夢は途絶えたが、友人の薦めもあり、ラグビー部に入部した。大学日本一にもなった強豪日本大学に進学するがハードな練習に挫折。その後、一念発起して日本体育大学への転校。日大より更にハードな練習に挫折しそうになるが、ある<気づき>を得たのを機に、人並み外れた努力で頭角を現し、100人以上いる部員の中で4軍から1軍にまで昇格し、関東選抜に選ばれるまでに至った。

「後輩いじめとも思えるハードな練習がとにかくつらかった。練習中、ふと周りを見ると、先輩も仲間も皆きつい思いをしていることに気づいた。つらいのは俺だけじゃない」

1966年にラグビー日本代表に選出。数々の国際試合に出場し、名キッカーとしてアジア大会優勝に2度導くなど1974年の現役引退まで活躍した。

そして、京都市立伏見工業高等学校に赴任、翌年ラグビー部監督となった。
ここからの物語は皆さんも『スクール・ウォーズ』『プロジェクトX』(ツッパリ生徒と泣き虫先生~伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦~)等でご存じのことと思います。
当時の同校は廊下をバイクが走り回り、そんな生徒を教師はだれも注意すらしない、校内暴力の嵐が吹き荒れる状況(全部の生徒がそうだったわけではありません)。教師としての使命感を感じ意気込む彼にラグビー部員達は反発。京都府春季総合体育大会で名門花園高等学校に112対0の大敗を喫する。
試合後「どうせ花園に勝てるわけがない」とうなだれる部員達を集め、山口氏は「お前ら悔しくないんか!!」と涙ながらに訴えた。「同じ高校生、同じルール、同じボールでやってるんだぞ」。・・・やがて部員達の目から大粒の涙が流れ出した。「悔しいです!」「俺も悔しい」「俺も・・・」。同氏は「ならどうしたいんや」と部員達に問う。「花園に勝ちたい」と部員。山口氏「花園に勝つということはどういう意味かわかるか!それは日本一になるということや!!」。
大敗の悔しさから部員達は努力を重ね、同年の近畿大会で準優勝を果たした。
以後、ラクビー部は常勝軍団に生まれ変わり、公立高校で無名という決して恵まれてはいない環境の中、ついに伏見工業高校は近畿大会・国体・全国大会を制覇した。
<参考:フリー百科事典『ウィキペディア』>
山口先生は講演の中で越本隆志君のことを何度も讃えられました。
「頑張った分だけ強くなれる」
先生も越本君の世界戦を観て泣いたそうです。


写真は会場で挨拶をする越本隆志君。
山口先生と堅い握手を交わし、先生から花束を贈呈されました。

昨日の山口語録を紹介します。
「自分の可能性にブレーキをかけてしまうのは自分自身、他人ではありません」
「つらいときは、気持ちを切り替えて周りを見なさい。自分だけがきついのではありません」
「電車などでマナーの悪い運動部の生徒を見ると、何のためにスポーツをやっているのか!何のために鍛えているのか!と注意します。そして頑張って良い選手になれと励まします」
「ニュージーランド戦の試合開始直前、新品のジャージを塩で清め、盃(中身は水)を上げ、その盃を床に叩き付け、監督は選手に言い放ちました。お前ら死んでこーい!!と」
「出会いが人生を変える」
「必要でない人間なんていない」
「人は使命感を持つとき、本当の力が出る」
話術も巧みで、笑いあり、涙あり、最近の講演では一番面白かったです。
ちなみに私が聞いた講演のベストは麻生太郎氏と浜田幸一氏。

越本隆志君は1時間半の講演中、微動だにせず話に聞き入っていました。
私などはお尻が痛くなって、何度か座り直しましたが、さすがは世界チャンピオンです。
講演後、3人で「イソップの話が出てこんかったね」「本当に<泣き虫先生>やったね」と冗談を言いながら帰途につきました。堀専務・越本君お疲れさまでした。

講演の後は福津市津屋崎の「とるちゅー亭」で沼田先輩、椎名副理事長、堀専務それぞれのファミリーと食事しました。
料理もワインも美味しかったです。今朝起きて鏡を見たら唇が真っ赤。赤ワイン少々飲みすぎました。携帯電話の発信履歴を見てまたびっくり。あまりよく覚えてませんが、久々に楽しい夜を過ごしました。
<とるちゅー亭>
  住所:福津市津屋崎1187-3 お魚センターうみがめ2F
  電話:0940-52-2811

Fukuoka Boxing Gymの入口に貼ってあったポスターです。
4月9日(日)北九州市小倉の西日本総合展示場で、
Fukuoka Boxing Gymの仁木一嘉選手(タイ王国スーパーバンタム級1位)、大庭健司選手(日本スーパーフライ級)の試合があります。
大之伸くま選手(第50代日本フェザー級王者)も緊急参戦!!
特別ゲストの越本隆志選手(WBC世界フェザー級チャンピオン)のサイン会もあります。
チケットのお買い求めはセブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サンクス・Fukuoka Gymまで
チケットぴあ Pコード 807-594
ローソンチケット Lコード 86377
Fukuoka Gym TEL 0940-43-5833
青少年育成チャリティボクシングとして私たち(社)宗像青年会議所も後援しています。

One for All All for One ひとりは皆のために 皆はひとりのために・・・