すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

台風5号に注意!!

2007年08月01日 | 災害ボランティア
7月31日(火)21時現在、福岡県は48時間後に台風5号の暴風域に入るおそれがあります。

暴風域とは、おおむね平均風速が25メートル以上の暴風が吹いている範囲で、「樹木が根こそぎ倒れる」「看板などが飛ばされる」といった被害が出る可能性があります。

皆様、充分なご注意を!!

気象庁・台風情報

防災メール・まもるくん

台風4号

2007年07月14日 | 災害ボランティア
宗像JCメンバーには、先ほど会務担当理事の柳浦俊生君からメールが配信されましたが、引き続き注意を促すとともに災害・被害状況を始め何か情報が入りましたら専務理事の椎名修君まで連絡してください。

テレビ等の報道では九州各地及び福岡県内の住民の方々には公民館等に避難されている方も多数いらっしゃるようです。

私の住む宗像市田久区では、今のところ大きな被害は出ていない模様ですが、公民館の鍵を預かっているということもあり、近隣の皆さんの緊急避難等に備えて、引き続き警戒しています。

尚、台風災害に関する情報は下記のサイトを参照してください。
宗像市公式WEBサイト/緊急・災害情報

雲仙普賢岳噴火災害

2007年05月24日 | 災害ボランティア
5月21日(月)、長崎県雲仙普賢岳噴火災害で起きた大火砕流と土石流の被災家屋を保存した「土石流被災家屋保存公園」を視察してきました。
<雲仙普賢岳の噴火と災害>
1991年6月3日、大火砕流が発生。取材に当たっていた報道関係者や火山学者(クラフト夫妻)、警戒に当たっていた消防団員、警察官など死者行方不明者43名を出す大惨事となった。(以上、Wikipediaより引用)


この家屋は噴火した普賢岳からは約6キロも離れた所に建っていたにもかかわらず、土石流が2階建て家屋の1階部分を覆うほどの凄まじい被害です。



6キロといえば、宗像JC事務局を起点に半径6キロ圏内はというと、ほぼ宗像市全域がその圏内です。

あの災害が宗像市で起きていたと想定するならば、宗像市内全域が壊滅状態になっていたほどの大規模災害だったのです。

現在は、新しい家屋が建ち並び、噴火で誕生した平成新山(日本で一番新しい山)の麓はのどかな田園地帯が広がっています。



どんなに文明が発展し、科学技術が進歩しても、自然災害から逃れることはできません。

過去の悲惨な災害を教訓とし、防災や災害対策・被災者支援に人類の英知と善意を結集し、国や自治体は勿論、我々一般市民も進化していかねばならないのだと感じました。

石川県能登半島地震

2007年03月26日 | 災害ボランティア
石川県能登半島地震の被害及び復旧に関する情報についてのリンクです。
石川県消防防災WEB
 http://www.bousai.pref.ishikawa.jp/top.asp

日本JC石川ブロック協議会地震関連掲示板
 http://9125.teacup.com/ishikawabloc/bbs

日本JC石川ブロック協議会
 http://www07.jaycee.or.jp/2007/hokushinetsu/ishikawa/

石川県ホームページ~災害ボランティア活動について~
 http://www.pref.ishikawa.jp/kenmin/jishin.htm

石川県ホームページ
 http://www.pref.ishikawa.jp/

福岡県災害ボランティア研修会

2007年02月22日 | 災害ボランティア
社団法人宗像青年会議所昨年12月18日に宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会を設立致しました。
同連絡会の会長は当時宗像JC理事長の私、同連絡会の事務局長は当時担当委員長の松島岩太君(現宗像JC監事)が、本年度総会まで暫定的に務めております。

さて、このたび福岡県災害ボランティア連絡会事務局から「災害ボランティア研修会」の案内がまいりました。
「大規模な自然災害が発生した場合には、行政だけですべての応急復旧に対応することは困難であり、その際に災害ボランティアの活動は必要不可欠なものとなります。しかしながら、災害時に市町村や社会福祉協議会が現地ボランティア本部の設置運営を行うには経験と研修が不足しております。」(以上、福岡県総務部消防防災安全課の資料より)
下記のとおり研修会が開催されますので、参加希望の方はご連絡ください。
「福岡県災害ボランティア研修会」
<北九州会場>
日時 平成19年2月27日(火)13:30~16:30
講師 伊永 勉 氏
   東京建設コンサルタント環境防災研究所主席研究員
内容 災害ボランティアセンター立ち上げワークショップ
場所 北九州国際会議場 21会議室
   北九州市小倉北区浅野3-8-1
定員 60名(申込期限2月23日)

<久留米会場>
日時 平成19年3月6日(火)13:30~16:30
講師 松森 和人 氏
   特定非営利活動法人ふくい災害ボランティアネット理事長
内容 災害ボランティア本部運営訓練
場所 久留米文化センター共同ホール研修棟 1階会議室
   久留米市野中町1015番地
定員 100名(申込期限3月1日)

<福岡会場>
日時 平成19年3月10日(土)9:00~17:00
講師 菅 磨志保 氏他
   大阪大学コミュニケーションデザインセンター 特認講師
内容 災害ボランティアに関する基礎講演
   災害ボランティア本部運営訓練
   災害ボランティアコーディネーター養成訓練
場所 春日市クローバープラザ 508研修室AB
   春日市原町3-1-7
定員 60名(申込期限3月1日)
以上です。

伊永(これなが)先生は昨年の宗像JC5月例会に講師で来てくださった方で、災害ボランティアの第一人者です。
また松森先生の研修は一昨年2005年に松島君・中村洋一君らと受講しましたが、この研修が宗像で災害ボランティアのワークショプを開催するきっかけとなりました。

災害ボランティアとは、困ったときはお互いさま、互いに助け合って暮らしていこうという考えが根本にあります。

また、ボランティアコーディネーターとは特殊な技能をもった技術者ではなく、弱者の気持ちがわかる人間学の実践者であると、以前の研修を受けて私は感じました。
せっかくの機会ですので、この研修会を積極的に活用していただければと思います。

宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会の初代役員など

2006年12月28日 | 災害ボランティア
前回に続き、今回は平成18年度役員・事業計画・予算について紹介します。
宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会設立総会の議決事項より

第2号議案 役員の選出

【会長】
 社団法人 宗像青年会議所 2006年度理事長 井上正文

【副会長】
 社会福祉法人 宗像市社会福祉協議会

【幹事】
 宗像市商工会
 福津市商工会
 古賀市商工会
 社会福祉法人 福津市社会福祉協議会
 社会福祉法人 古賀市社会福祉協議会

【会計監事】
 クリーンアップむなかた
 (社)宗像青年会議所 2006年度地域力創造委員会 副委員長 岡本 明

【事務局長】
 (社)宗像青年会議所 2006年度地域力創造委員会 委員長 松島岩太


第3号議案 事業計画

1、 総会
平成19年度の事業計画や予算案、人事等を決定する。

2、 学習会
災害ボランティアの意義や目的、その必要性についての学習の機会。また災害ボランティア本部が設置された場合に、各自治体内部にける連携や、参加団体の役割分担等の学習の場をつくる。

3、 実施訓練
実際に起こりうる災害時におけるシミュレーション(想定)を行い、実際に災害時にどのような動きになっていくのかを各団体や組織の人たちに体験してもらう機会をつくる。

予算

5000円(総会・学習会・実施訓練の会場設営費として)
以上が宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会の概要です。
予算については(社)宗像青年会議所の事業費から負担しております。
連絡会の運営自体にお金をかけても意味がないので、県主催のセミナーや既存の組織・ネットワークを活かして無駄の無い運営を行っていこうと思います。

災害ボランティア連絡会の組織運営

2006年12月28日 | 災害ボランティア
前回に続き、宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会の組織運営について、規約に基づいて紹介致します。
宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会 規約より

第2章 組織

(連絡会)
第5条 この会は、会員及び協力会員(以下「会員等」という。)をもって構成する。
2 会員等は、所定の入会申込書を事務局に提出し、幹事会の承認を得た団体とする。ただし、設立総会時に入会申込書を提出した団体にあっては、幹事会の承認は不要とする。

(会員)
第6条 会員とは連絡会の趣旨に賛同するボランティア団体等で、宗像・古賀エリアを主たる活動区域とするものをいう。
2 会員は、連絡会の事業を主体的に行い、総会における議決権を有するものとする。
3 協力会員とは、連絡会の趣旨に賛同し連絡会の活動に協力する団体をいう。
4 協力会員は、総会にオブザーバーとして出席できるが、議決権は有しないものとする。

(役員)
第7条 この会に、次の役員を置く。
(1) 会長 1名
(2) 副会長 1名
(3) 幹事 10名以内
(4) 会計監事 2名
(5) 事務局長 1名

(役員の選任及び職務)
第8条 幹事及び会計監事は、会員の中から総会において選任し、任期は1年とする。ただし再任は妨げない。
2 会長および副会長は、幹事の中から互選する。
3 会長は、連絡会を代表し、会務を総括する。
4 副会長は会長を補佐し、会長に事故あるときは、その職務を遂行する。
5 幹事は、会長を補佐し、連絡会の活動を遂行する。
6 会計監事は、連絡会の会計を監査する。
7 事務局長は、連絡会の庶務・会計を行う。
8 役員がやむを得ない理由により、任期の途中でその役を辞められる場合は、後任者が残りの任期を引き継ぐものとする。

(総会)
第9条 総会は、年1回の定例総会及び臨時総会とし、会長がこれを招集する。
2 会長は、3分の1以上の会員から総会の招集の求めがあるときは。臨時総会を開催しなければならない。
3 総会は、会員、または会員が指名する代議員(1名に限る。)の過半数の出席(委任状を含む。)をもって成立する。
4 総会の議長は、出席者の互選により決定する。
5 総会の議決は、出席者の過半数の賛同をもってこれを決する。ただし可否同数の場合は、議長の決するところによる。
6 次の各号に掲げる事項について、総会の議決を得なければならないものとする。
(1) 予算及び事業計画について
(2) 決算及び事業報告について
(3) 監査報告について
(4) 規約の改廃について
(5) その他、会長が特に必要と認める事項について
7 総会には、必要に応じて会員、または代議員以外の者を出席させ意見、または説明を求めることができる。

(幹事会)
第10条 この会に、会長、副会長、幹事及び事務局長(以下「幹事等」という。)で構成される幹事会をおく。
2 幹事会は、会長がこれを招集する。
3 会長は、3分の1以上の幹事から、幹事会の招集の求めがあるときは、幹事会を招集しなければならない。
4 幹事会は、幹事等の過半数の出席をもって成立する。
5 幹事会の議決は、出席幹事等の過半数の賛同をもってこれを決する。ただし可否同数の場合は、会長の決するところによる。
6 幹事会は、必要に応じて幹事等以外の者を出席させ意見、または説明を求めることができる。

第3章 事務局

(事務局)
第11条 この会の事務局は、(社)宗像青年会議所内(宗像市田熊1丁目1番27号)におく。

(経費)
第12条 この会の経費は、補助金、負担金、協賛金およびその他の収入をもって充てる。

(会計年度)
第13条 この会の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までとする。

(退会)
第14条 退会は、会員等の申し出によるものとする。
2 退会の申し出は、会員等自らが事務局に退会の旨を申し出るものとする。
3 会員等が解散したときは、事実を確認した上で、退会したものとみなす。

(委任)
第15条 この会の規約に定めるもののほか、この会の運営に関して必要な事項は、会長が幹事会にはかり別に定める。

(附則) この規約は、平成18年12月18日から施行する。
次回は役員と事業計画・予算について紹介します。

災害ボランティア連絡会の定義と事業

2006年12月28日 | 災害ボランティア
18日(月)に設立した宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会。
今回はその定義と事業について、先日の設立総会で承認され制定した「規約」に基づいて紹介させていただきます。
宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会 規約より

第1章 総則

(名称)
第1条 この会は、宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会という。

(目的)
第2条 この会は、宗像・古賀エリアのボランティア団体、ボランティア支援団体、その他社会貢献活動を行っている団体が、平時から県及び各自治体等の防災関係機関と密接な連携を図りながら、災害ボランティア活動のあり方等を協議・検討を行うとともに、災害時においてはこの会に所属する災害ボランティア団体等の役割分担等を総合的に調整し、災害ボランティア活動を円滑に行うことを目的とする。

(定義)
第3条 この規約において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるところによる。
(1)宗像・古賀エリア 宗像市、福津市、古賀市をいう。
(2)災害ボランティア 地震や台風その他相当の被害が生じる災害時において、宗像・古賀エリアにてボランティア活動を行う、もしくは支援する人をいう。
(3)災害ボランティア本部 災害時において各自治体が、災害ボランティア活動が必要と判断した場合に、各社会福祉協議会に設置・運営を要請し設置されたものをいう。

(事業)
第4条 この会は、第2条の目的を達成するため、次の号に掲げる事業を行う。
平時においては、
(1)災害及び災害ボランティア活動に関する情報収集、検討及び情報発信。
(2)災害ボランティア活動に関する研修及び訓練等。
(3)ボランティア団体相互間及び県、各自治体との連絡調整。
(4)その他災害ボランティア活動に関すること。
災害時においては、
(5)宗像・古賀エリア内において、災害ボランティア本部が設置された場合、その運営への参画。
(6)この会の構成団体間の、災害ボランティア活動についての具体的な調整と支援。
(7)その他災害ボランティア活動の実施。
以上が宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会の定義と事業です。
次回は当連絡会の組織構成について紹介します。

JCの力、理想。

2006年12月19日 | 災害ボランティア
18日(月)、「宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会」が設立されました。
我々宗像JCの呼びかけに、古賀市福津市宗像市の行政と三市の商工会、社会福祉協議会、そして日本ボーイスカウト福岡県連盟福岡東地区宗像第2団を始めとする民間の活動団体の方々が応えてくださいました。

設立総会では「規約」「役員」「事業計画・予算」が承認され、私は同連絡会の会長として任命されました。

その挨拶の中でも申し述べましたが、連絡会そのものに大きな意味はありません。
大切なのは災害に備え、行政と民間が日頃から強く確かな連携を持って、情報交換や研修・訓練を行っていくということです。

昨日はご出席の皆様から大変嬉しいお言葉を頂戴し、12月のご多忙の中にもかかわらず交流会にも殆どの方々が残ってくださいました。

過去の私のブログを読んでみますと、9月頃には設立できそうなんて書いていましたが、何とか本年度中に設立できたのは、昨日お集りいただいた方々の善意と熱意によるものです。

私は宗像・福津・古賀は大変素晴らしい街だと思います。
何故なら、行政や民間の力と理想が、善意と熱意に満ち溢れているからです。

人間の善意と熱意、理想を探求しようとする心を、呼び覚まし、先頭に立って行動することこそ「JCの力」であり理想です。

さて、宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会の会長として、同連絡会の規約や今後の活動等については、また後日書かせていただきたいと思います。

最後に、地域力創造委員会の松島岩太委員長と担当役員の中村洋一室長の力技に感謝と敬意を表します。
そして地域力創造委員会のメンバーの皆さん、昨日は設営ご苦労様でした。

地域災害ボランティアの連携

2006年12月18日 | 災害ボランティア
本日18日(月)18時より「宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会」設立総会を開催致します。

議決事項として
第一号議案 規約の承認
第二号議案 役員の選出
第三号議案 予算及び事業計画の承認
以上のことを決定し、本日から宗像市・福津市・古賀市の行政と社会福祉協議会、商工会、観光協会、クリーンアップむなかたを始め、まちづくりを推進する活動団体が連携して「宗像・古賀エリア」で災害が発生した際に、互いに連携し組織的に被災者の支援活動を行えるネットワークがスタートします。

福岡県には福岡県災害ボランティア連絡会がありますが、市町村では宗像・古賀が初めてです。

今日の総会では様々な意見交換が行われることでしょう。
報告はまた後ほど。

宗像エリア災害ボランティア連絡会

2006年08月31日 | 災害ボランティア
30日(水)19時半からメイトム宗像会議室で「宗像エリア災害ボランティア連絡会」の準備会議を開催。

今回も宗像・福津・古賀市の各自治体・社会福祉協議会・地域団体の皆様にご出席いただき、宗像エリア災害ボランティア連絡会の規約と設立総会について協議を重ねました。

次回9月28日(木)に規約の最終審議と役員の人事を協議し、10月の終わりか11月の初め頃に設立総会を開催できそうです。

(社)田川青年会議所の上田直前理事長のブログによると、30日(水)午前11時半ごろ、英彦山川が増水して河川敷の駐車場に止めてあったクルマ40台が水没。いち早く田川JC救援隊が結成され、車両の引き揚げ作業に協力したそうです。

いち早く、こうした行動を起こすことが青年会議所には求められると思います。

安全で快適なまちづくり。
災害に強いまちとは、人々の善意による「助け合い」の上にあるものです。
社会性と先見性をもって明日のために、真に豊かで平和な社会の実現を信じ行動していきましょう。

明日9月1日は「防災の日」。
まずは自分自身や家族の安全を守ることが先決です。

とたった今、東京・関東方面で地震があったようです(17時18分頃)。

オリンピック国内候補地の決定が9月1日以降であったなら、結果は変わっていたかもしれません・・・。

それはともかく、皆さんも災害には充分ご用心ください。
防災メール・まもるくん(災害情報をメール配信・登録無料)
 http://www.bousai.pref.fukuoka.jp/mamorukun/
福岡県消防防災安全課
 http://www.bousai.pref.fukuoka.jp/
福岡県河川防災情報
 http://www.kasen.pref.fukuoka.lg.jp/bousai/
福岡県災害ボランティア連絡会とは(福岡ブロック協議会LOM支援委員会)
 http://ts-sys.com/jcfb/modules/tinyd3/index.php?id=3

宗像エリア災害ボランティア連絡会(仮称)

2006年08月03日 | 災害ボランティア
2日13時、堀専務と宗像ユリックスで打ち合わせ。
打ち合わせの内容はまだ秘密ですが、近々プレス関係も含め正式に発表します。

同日19時半、メイトム宗像で「宗像エリア災害ボランティア連絡会(仮称)」を開催。
今回の議題は「宗像エリア災害ボランティア連絡会規約(案)」についての協議です。
次回会議は8月31日(木)。
9月には「宗像エリア災害ボランティア連絡会」設立総会を開催できそうです。

災害発生時、JCの役割は

2006年05月16日 | 災害ボランティア
13日、浮羽青年会議所さんの例会に突然お邪魔しました。例会事業が「災害発生時、JCとしてなにができるのか?」という災害ボランティアに関する内容でしたし、講師は松藤直前ブロ長ということで、喜び勇んで参ったしだいです。
松藤直前からは「何で来とうと~!た・ま・が・っ・た!」と大笑いされました。
鑓水理事長には余計な気を遣わせてしまい、ちょっと反省しています。

昼過ぎに、福岡ブロック会員拡大支援委員長の戸波委員長宗像JCでは副理事長)から「浮羽JCさんの例会行きますけど、理事長どうですか?」とお誘いを受け、松井君・高野君と4名で向かいました。

浮羽JCさんの例会には私達だけでなく、福岡ブロック協議会渕上副会長向江委員長、佐賀ブロックの伊万里青年会議所からもお二方、そして松藤直前ブロ長のセクレタリー役で甘木・朝倉青年会議所の中野君もお見えでした。

せっかくですから松藤直前の講演内容を紹介します。


浮羽青年会議所5月例会「災害発生時、JCとしてなにができるのか?」(講師:松藤敏彦氏)

災害とは地震や風水害のことを指します。2005年度福岡ブロックの会長をさせていただいた時、福岡県災害ボランティア連絡会の会長を経験しました。福岡県の西方沖地震は2005年の3月20日に発生、実はこの日、日本JCの総会が東京であっていました。10時53分(地震発生時)は総会会場の六本木ヒルズにおりました。携帯に(奥様から)メールが入ってきました。「地震が発生したけど大丈夫」というメールで、東京で地震が起きたけど大丈夫?という意味かと思い、「大丈夫」と返事しましたが、そうじゃなくて「福岡で地震が起きたけど私(奥様)は大丈夫です」ということだったのです。そういう勘違いをするほど、まさか福岡で地震が起きるとは思いませんでした。地震に関して何も情報が入って来ませんので、運営専務(私、井上です)に電話しましたが、通じません(災害発生時、電話が通じなくなります)。それでパソコンを開いて情報収集しました。

玄界島の住民の方々約700名は福岡市の九電記念体育館に避難されました。県知事の要請で自衛隊が迅速に九電記念体育館まで島民の方を運ばれたそうです。

福岡JCの宮崎理事長(当時)は、東京からすぐに福岡に戻られました。私(松藤講師)は総会に出席された理事長さん方に地震についての情報をお伝えしました。夕方、福岡に戻り、翌21日に九電記念体育館(避難所)に行きました。そこで情報を集めながら自分の車でも実際に廻って調べました。

 

福岡県社会福祉協議会は九電記念体育館にいち早く災害ボランティアセンターを立ち上げました。福岡県の社会福祉協議会はセンターを立ち上げるノウハウを持っていました。新潟や福井の災害に行かれていましたし事前に研修もされていました。ですから非常に対応が早かったです。実は福岡市の災害ボランティアセンターがなかなか立ち上がらないので、県が勝手に立ち上げたそうです。福岡市は政令指定都市ですから、福岡県と福岡市は同じ力を持っているのです。

地震発生当日の内に玄界島の方々は九電記念体育館に避難されていましたが、福岡JCの宮崎理事長(当時)は、その日に九電記念体育館に行かれ、福岡市の災害本部の方に「何か足りないものはないですか?」と聞かれたそうです。すると福岡市の担当者からは「すべてあります。大丈夫です」と言われたそうです。そういうことなら大丈夫なのかなと思い、一応、帰る前に体育館の中を観られたそうです。すると避難所で休まれている方には毛布しか無かったのでした。ご老人や小さな子どもさんもおられましたが、体育館の板間で寝るのは大変だろうと、宮崎理事長は、その日の内に布団を差し入れされました。こういうことはJCだからできるのかなと思います。何故なら、先輩の布団屋さんに「とにかく布団を入れて!」という話がすぐにできる。それから2週間後には畳も入りました。

 

避難所の救援物資はとにかくいっぱい来ます。ガンガン来ます。ですから「何か足りないものはありますか?」と行政の方に聞いたら、足りていますと答えられます。ですけど避難所の住民の方に聞くと「あれが足りない。これが欲しい」という話が出るのです。例えば、インスタントのうどんが欲しいとか、そばが食べたいとか、爪楊枝が欲しいとか、読む本が欲しいとか、そういう情報を集めて物資を入れたりしていました。

JCの皆さんには、ボランティアスタッフの送迎をお願いしました。これも会議の中で「誰もする人がいない」というので、JCがやろう!となったのです。
被災者の中学生を学校に送迎したり、体調の悪い方を病院まで連れて行ったりもJCがしました。こういうことは、本当は行政がすべきことですが、目の前で困っている人がいたらやらないわけにはいかないです。被災者の送迎は市がタクシーチケットを配るようになりました。

福岡市の中央区、大名のマンションの中とかはグチャグチャになっていました。マンションとか家の中には行政は入れません。家の中の掃除なんてできないのです。でも独り住まいのご老人とか、子どもが小さいとか、また、当時福岡ブロック協議会の副会長をされていた堀内恭彦副会長(福岡JC)の弁護士事務所とかも大変なことになっていました。部屋の中の片付けは男性の方がいればできるでしょうが、できない方もいらっしゃいました。そういう仕事を災害ボランティアでやりました。JCはそのボランティアの送迎をやったのです。

 

九電記念体育館に避難されていた玄界島の方々の仮設住宅への引っ越し作業もJCと行政職員でやりました。この仕事はJCに指名されました。何故かというと、引っ越しは「私物」を運ぶのです。その中には貴重品もありますし大切な物を運ぶのです。それを運ぶのは、やっぱりJCしかいないねということだったのです。

災害ボランティアの役割もいろいろありますが、特に期待されているのは「お金」です。実は日本JCで災害基金を持っております。災害が起きると会頭の権限でお金が降りてきます。それとJCは全国的なネットワークがありますので、全国からお金を集めることができるのです。これはヒモ付きのお金ではありません。センターの運営や被災者で一番困っている人に優先的に使うことのできるお金なのです。日本赤十字が集める「義援金」は配当委員会で被災者の皆様に均等に配分しないといけない。しかも配分されるのは、ずっと後になります。ですから「義援金」でなく、「支援金」を集められるJCに期待をされています。

物資にしてもそうです。先程の布団もそうですが、JCのネットワークでいろんな物資を調達したり、差し入れを頂きました。

ボランティアセンターの運営要員もJCはできます。何故ならJCは窮地にたった時に、判断し対応できる人材を抱えています。会社の経営者が多いということもありますし、JCの事業等でトラブった時に、いち早く対応するという経験を持っているのです。そういうことで災害ボランティア・コーディネートもできると思います。

情報収集もJCはいろんな所にネットワークを持っています。ホームページや掲示板などのベースも持っていますし、情報収集も得意なところです。

昨年、福岡JCでは震災対策組織を立ち上げました。JCは組織で動くのが得意です。福岡JCさんで、被災者の方をお風呂に送迎したり、子ども達の遊び場として、周辺の学校の運動場を開放させたりしました。また母の日にカーネーションをプレゼントされたり、「元気バイふくおか」キャンペーンを博多どんたく等でPRしたり、また仮設住宅にもマットレスや布団を贈られたりしました。

志賀島や西浦の方々も被災されていました。しかし志賀島や西浦地区は自主防災意識が高く、外部からのボランティアを必要とされなかったのです。それはそれで立派なことで、住民の方々が自分達で助け合って自律することが本当なのです。災害ボランティアは自律のお手伝いなわけです。それと日常生活を取り戻すまでの一定期間だけ、災害ボランティアは動くのだ。この二つのことが鉄則なのです。

災害ボランティア連絡会は2004年の10月29日に設立されました。福岡県で災害が発生したら、すぐに活動を開始します。そして連絡会の会長は、毎年、JCの福岡ブロック協議会会長がしております。日頃の活動としては研修会やシミュレーションなどを行っております。防災士の養成も500名を目標にやっていきます。県の防災訓練も昨年は飯塚市で、今年は福津市で実施します。

今後は福岡県の各地に社会福祉協議会を窓口に災害ボランティア連絡会が立ち上がってくると思いますが、JCの皆さんは是非、この連絡会に入ってください、っていうか連絡会を仕切ってください。

本日のお題目「災害発生時、JCとしてなにができるのか?」ですが、「全国ネットワークのJCは何でもできる!」というのが結論です。「何か、そんなオチかい!」って言われそうですが、「何をしなければいけないのか?」は発生してみないと分からないのです。

西方沖地震の時は、避難所を行政が仕切りました。炊き出しなんかも自衛隊がすべてやりました。私達は行政がやることはやりません。行政ができないことをやりましょうということです。

 

災害ボランティアコーディネートができるようなスキルも、JCで取り組んでくれればと思います。

災害発生前にできることがあります。

「自助」、自分のことは自分で守るということ。災害発生時には電話は通じなくなります。非常時の連絡手段に携帯メールやホームページの掲示板などを活用できるよう用意しておいてください。それと寝室にタンスがある人は、置く位置を考えてください。

「共助」、各地域の自主防災組織を確立してください。地域コミュニティ、特に隣近所のお付き合いは大切です。

「災害に強いまちづくり」が「明るい豊かなまちづくり」であるのです。

素晴らしい講演でした。さすがは松藤直前ブロ長、随所で笑いを取りながら、ご経験に基づいたリアルな災害ボランティアセンターの実情をお話しいただき、大変勉強になりました。
私は昨年、運営専務をやらせていただきましたが、ブロ長は本当に大変だったと思います。それと現場で采配をふるうブロ長を見て、すごい方だなとあらためて尊敬したものです。

松藤ブロ長から「JCの皆さん、東京に行く時は地震に備えておきましょう」とのことでした。

浮羽青年会議所の鑓水理事長、災害ボランティアへの取り組みを始めた理事長同士、これからも共に頑張りましょう!!