すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

菊花展奉仕作業と釣川清掃活動

2006年10月31日 | まちづくり・自治区・コミュニティ活動
29日(日)9時から、アカデミー委員会企画による「秋の奉仕活動」を実施。
宗像大社第36回西日本菊花大会(宗像JCは後援)の奉仕作業と「クリーンアップむなかた」釣川清掃活動を宗像少年会議所3期生と共に行いました。

作業前に宗像大社本殿で正式参拝を行い、玄海ホテル旅館組合・玄海未来塾・宗像大社氏子青年会の皆さんと一緒に菊の搬入班・菊積載車に積まれた砂下ろし班に分かれて作業を進めました。

 

少年会議所メンバーの頑張りもあって、今年の奉仕作業は例年以上にスムーズに終えることができました。

 

奉仕作業後はお弁当を持って釣川に移動。
土手で昼食を済ませ、ポイ捨てゴミの清掃を行い、最後に土手に彼岸花の球根を約900株植えました。

 

 

再来年には奇麗な花を咲かせることだと思います。
真っ赤な彼岸花で釣川沿道を通る方々の心を和ませられれば幸いです。

宗像大社・西日本菊花大会は11月1日(水)から23日(木)まで開催されております。

 

越本隆志チャンピオン引退セレモニー

2006年10月30日 | 越本隆志チャンピオン
20日(金)10時半、宗像市主催の定例記者会見で、来月11日(土)に開催するREAL SOUL BOXING青少年育成CHARITY32「越本隆志引退セレモニー&サイン会/日本タイトル前哨戦」の紹介をさせていただきました(今年、宗像JCでは市主催の定例記者会見に同席させていただき、事業や活動のPRをしております)。

24日(火)は越本隆志君・堀専務と宗像市谷井博美市長を表敬訪問。
11日のイベントのご案内と併せ、市長と会談致しました。

この来月11日(土)の「越本隆志引退セレモニー」は、我々宗像JCが中心となって「より感動的」に行います。
また、引退式と併せて越本隆志新会長就任初興行となる「日本タイトル前哨戦(大之伸くま選手)」も開催されます。

高校生以下先着1,000名は無料です(要学生証提示)。
是非、多くの方々にご来場いただければ幸いです。
越本隆志引退セレモニー&サイン会/日本タイトル前哨戦
日程:11月11日(土)
時間:開場17時半/試合開始18時
会場:宗像ユリックスイベントホール

自由席:¥4,000(前売)/当日¥4,500
高校生以下無料(要学生証提示)※先着1000名まで

主催:Fukuoka Boxing Gym
後援:(社)宗像青年会議所
協力:宗像ユリックスほか
 
(上のポスターをクリックするとより大きな画像にリンクします)

樋渡市長のブログ

2006年10月29日 | ローカル・マニフェスト推進運動
29日、0時過ぎに帰宅。
日付をまたいでしまいましたが28日(土)久留米で福岡ブロック協議会LOM支援委員会(向江英子委員長)主催の「ローカル・マニフェスト推進フォーラム」に出席してきました。

パネリストでお越しになられていました武雄市樋渡市長は毎日ブログを更新されていらっしゃいます。
私の方は最近ブログの更新が滞ってましたが、帰宅して樋渡市長のブログを拝見しましたら、ちゃんと昨日の分も更新されていました(さすがですね!!)。

昨日のフォーラムは当LOMの中村洋一室長がコーディネーターを務めるということもあり、宗像JCから大勢で参加しました。
フォーラムの中身についてはまた後日報告させていただきます。

明朝9時から宗像大社菊花展奉仕活動、午後からは釣川清掃活動を行います。
「皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」(樋渡市長ブログ「好きな言葉」より)

佐賀武雄に帰省

2006年10月24日 | 地域の話題や出来事
16日(月)、佐賀県武雄市川古(かわご)の祖母の家(左下の写真に写っているのがそうです)に帰省しました。

 

宗像市も自然に恵まれた環境にありますが、武雄市の山や川は、より素朴で温かい感じがします。

 

この自然をいつまでも荒らすことなく、残していって欲しいですし、JCとしても自然環境の保全に努めていかねばならないと、帰省する度に思います。

10月例会「宗像版・青年議会」開催

2006年10月24日 | まちづくり・自治区・コミュニティ活動
10日(火)19時半から10月例会を開催。
今回の例会事業は地域力創造委員会による「宗像版・青年議会」。地方議会をシミュレーションし、地域の様々な課題を市長役(提案者)・市議会議員役(質疑・討論・採決)に分かれて議論しました。

 

会場は旧津屋崎町議会議会場を使用し、全員がそれぞれの役に徹し、実際の議会運営規定に従って進行します。
議題は「大型商業施設の誘致」「カジノアイランド構想」「公立小学校の民営化」です。
これらの議題はあくまで模擬的なテーマであり、実際の宗像JCの見解や総意ではありませんが、地域力創造委員会が議論し、あえて問題提起する意味で、この三つの議案を上程してもらいました。

 

宗像JCの今年の課題でもある「政治」についての取り組み。
JCは公正・中立を旨としますから、政治的に特定の考えや意見を持ち、主張していくということはなかったのですが、政治のあり方が中央集権から地域主権へと移行していく昨今、一市民としての立場で地方の政治のあり方に対して関わっていくことは自然なことです。

今回の模擬議会は予想以上に皆が役にきちんとハマっており、三つの模擬テーマについても、しっかりと説明がなされておりました。

試験的に行った模擬議会ですが、この試みが宗像JCの今後の運動に活かされてくることを期待しています。

さて、このブログを書いている時点でのことですが、来月古賀市で市民主催による公開討論会が企画準備されております。
その実行委員会から宗像JCに協力の依頼をいただきました。

宗像JCとしては、できるだけの協力と支援を行っていきたいと考えているところです。

池田会頭最後のスピーチ

2006年10月19日 | 青年会議所の活動
8日(日)全国会員大会郡山大会に於ける、日本JC池田会頭最後のスピーチを紹介します。長くなりますが、メンバーの皆さんは是非読んでください。

池田佳隆会頭

他人を思いやる心、家族を愛する心、祖先を敬う心、自然を慈しむ心、故郷を想う心、祖国を愛する心。
美しき日本の心、それは大東亜戦争に負けた我々日本人が見失ってきた大切な日本の魂(こころ)。
悠久の歴史と伝統に培われてきた美しき日本の大切な価値観。
かつて日本人は自分に厳しく、他人には優しい、とても思いやりに溢れる民族でした。
強靭な精神を持ちながらも、されど思いやりを忘れない、とても魅力的な人でした。そしてそれはまさに日本人としての自信と誇りだったのです。そんな本来の日本人の真の姿を呼び覚ますために、我々JCによる壮大な精神ルネッサンスが始まったのです。

もう戦争は二度としない、これからはお互いの国同士助け合って生きていこう、そう全世界で誓いあった1945年。でもその誓いは飽くなき人間の欲望の前では全く意味を為しませんでした。
あれから61年経った今でも殺戮や貧困が消えて無くなる気配は全くありません。それどころかこの地球上の至る所で毎日4万人もの尊い命が、殺戮や貧困の犠牲になって天に召されていきます。
飽食の状態にある平和ボケした日本にいると、こういうことに中々気が付かないのかもしれません。しかしこれが世界の現実なのです。
何の罪も無い可愛い盛りの子ども達の足が、今日も地雷で吹っ飛んでいます。ミサイルの破片で目がつぶれ、何も食べる物も無く、飢えて死んでいく子ども達が後を絶ちません。今、この時も私達と同じ、この地球という星に生まれながら、理不尽な苦しみから逃れることもできず、ただ死んでいくだけの哀れな罪無き市民が数えきれないほど存在しているのです。

何とかしたい、何とかせねばならない、ならば一体どうすればよいのか。
私達は今、やっと気が付きました。
殺戮や貧困の無い真の世界平和実現の為には、高潔な精神性と道義を兼ね備えた市民による国家の力が必要であると、今やっと気が付いたのです。
まやかしの平和主義者による平和を唱えれば、平和な文化が降ってくると教えてきた間違った戦後教育、そして歪んだ自由主義。偏った個人主義、国家否定論では真の世界平和が望めない現実に、私達は今やっと気が付いたのです。
JC運動の最終目的である世界平和の確立、そのためには利他の心でこの世界を救うことのできる道義国家が地球上に台頭せねばなりません。そしてその道義国家こそ私達、私達の愛する我が祖国・日本であるということに、今やっと気付いたのです。
ところが今、この国は与えられた使命、与えられた美しき日本の力を忘れてしまっているように思います。だからこそ、我々の市民意識変革運動は日本の魂(こころ)の復興を、美しき日本への回帰から始めなければならなかったのです。

類い稀な自然の恩恵を受けてきた我々の祖先。戒律の厳しい宗教に頼らずとも、我々日本人は太古の昔より森羅万象にいつも目を向け、利他の心溢れる思いやりの心溢れる道徳心が、勇敢にして高潔なる大和魂、そして指導者としての規範であり生き方の美学を説いた「武士道」を生み出してきました。
こうした日本固有の伝統的精神性や伝統的価値観は美しき日本の魂(こころ)として二千数百年に亘る我が国悠久の歴史の中でしっかりと育まれ、しっかりと伝承されてきたのです。
とりわけ「武士道」はリーダーの規範としての潔く尊厳のある美しい振る舞いを大切にしてきました。
自らの命を投げうってでも誠を貫く信念、日本人が最も美徳としてきた私利私欲とは対極にある考え方がそこにあったのです。

明治維新の頃、欧米を見聞した武士達は外国語をろくに話すこともできず、近代政治や欧米の文化、マナーは全く知りませんでした。彼らが身に付けていたものは日本の古典と武士道精神だけだったのです。それでも彼らは欧米人から大層尊敬されました。近代化している欧米の文化に驚きつつも武士としての威厳と日本人としての品格を常に持ち合わせ、何事にも堂々と振る舞っていたからです。今の日本人のように外国人に媚びたり、へつらって卑屈になったりするようなことは決してありませんでした。当時の日本人は日本人であることの自信と誇りを旨に、相手が外国人であろうと主張すべきは主張していたのです。

大東亜戦争に負けた後、GHQの占領政策によって、かつての日本のあり方すべてが否定され、アメリカナイズすることが格好いいことだと教えられました。その結果、私たち戦後生まれの日本人は、日本人として身に付けていなかればならないはずの日本固有の伝統的精神性や伝統的価値観をろくに教えられずに育ってきたのです。
武士道をはじめとする美しい価値観や伝統的な道徳心さえ、戦前の軍国主義を復活させようとするものとして、戦後は全く教えてきませんでした。
こんな馬鹿げたことがこの国では61年も続いているのです。
戦後アメリカからもたらされた自由・リベラルという言葉を曲解した進歩的知識人と称する人達が、こうした日本固有の伝統的精神性、伝統的価値観を徹底的に破壊しました。同時に彼らは国家・地域社会・公のために身を尽くすといった奉仕の精神までも否定してしまったのです。その結果、利他の心や奉仕の精神が嘲笑されるおかしな社会がつくられ、世の中で最も大切な人と人との絆まで破壊されてしまいました。

自由は我々人類にとってとても大切なものです。そしてまた自由に基づく競争も我々人類が向上していく上では、とても大切なものです。しかし規範なき自由がもてはやされ、規制なき競争が過ぎれば、人と人との間には埋め難い亀裂や取り返しのつかない格差が生まれ、やがて醜い殺し合いにまで発展してしまうということを、私達は歴史から学んできたはずです。
今こそ、戦後61年に亘って続けられてきた、この戦後体制を破棄し、すべての国民がこの国に生まれて本当によかった。日本に生まれて本当によかった、心の底から思えるような、心の底から言えるような自信と誇りに満ち溢れた真の自立国家、美しき国・日本への回帰をはかることが、敗戦国日本の本当の意味での戦後復興であると私は考えています。
日本は今、右とか左とかそういった二方対立の古くさいイデオロギーではなく、美しき日本の「中庸の美徳」に基づいた新しい概念が、殺戮や貧困の無い真の世界平和を導きうるニュージャパンイデオロギーの時代へと突入したのです。

我々Jayceeは真摯に捉えなくてはなりません。私はJCが本気にさえなれば、必ずや理想社会を築けるものと信じております。ただしそのためには我々Jayceeが市民の意識を変革しうる力を充分に発揮できねばなりません。本気で理想社会を築いていこうとするのであれば、我々JayceeがJC運動本来の意義と目的を常に明確にし、手段が目的と化したJCごっこから脱皮せねばならないのです。
役職に就くことが目的となってしまった何ら社会に貢献しえないJC、無意味な過去のしがらみにとらわれ、変革の能動者たりえないJC、飲んで食べて宴会をすることが目的となりサロンと化したJC、そんな手段が目的となってしまったようなJCごっこから一日も早く本気で脱却を図り、誰のための何のためのJC運動なのか、全国4万人のメンバーが本当に志を同じくすることができたならば、豊かな社会を築き上げるとするこのJCはその本懐を遂げるものと信じております。

2006年、真の社会変革に向けて確実に動き出したこの小さな流れを、より大きなうねりへと変え、世界中を震撼させうるような、さらに大きな波動へと変えることができるかどうかは、全国719の青年会議所、全国4万人の同志の皆さんの英知と勇気と情熱にかかっているのです。
どうか真の世界平和のために、明るい日本の未来のために、子ども達の笑顔溢れる地域社会貢献のために、本気になって動いてください。
自分達に与えられた力を信じて本気になって闘ってください。もう後戻りしている時間はありません。JCごっこして遊んでいる時間はないのです。不退転の覚悟を決めて前へ進んでください。勇気を出して過去のしがらみを断ち切り、誠のJC運動に邁進してください。
地域の子ども達が、日本中の子ども達が、世界中の子ども達が、皆さんが本気になって立ち上がるのを待っています。助けを待っています。
どうか本気になって動いてください。
これが(社)日本青年会議所第55代会頭としての皆様への最後のお願いです。

人の命には限りがあります。だからこそ与えられた限りあるこの命を美しく活かそうではありませんか。
ここにいる誰もが必ずいつかは天に召されます。だからこそ天から与えられた限りある命の炎を美しく煌煌と輝かせようではありませんか。そしてこの与えられた命がいつ潰えようとも、納得して瞼を閉じることのできる美しい生き様を子ども達に見せていこうではありませんか。それこそが真のリーダーたる誠のJayceeの姿であると私は信じています。

真の世界平和が訪れるその日まで、JCはJCだけは最後まで決して諦めてはいけません。
真の世界平和が訪れるその日まで、私達の命の光が消えようともJC運動の理想の光を絶やしてはなりません。
真の世界平和が訪れるその日までJC運動は不滅です。

最後に、戦争の世紀と呼ばれた20世紀が生んだ天才科学者アルベルト・アインシュタインが私達日本人に遺した言葉をお伝えして終わりにしたいと思います。

「近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。万世一系による天皇を戴(いただ)いていることが、今日の日本をあらしめたのである。私はこのような尊い国が世界に一カ所ぐらいなくてはならないと考えていた。世界の未来は進むだけ進み、その間、幾度か争いは繰り返されて、やがて最後の戦いに疲れるときが来る。そのとき人類は、まことの平和を求めて、世界的なリーダーをつくりださねばならない。このリーダーは、軍事力や経済力ではなく、あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古き最も尊き国柄ではなくてはならない。世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。それには、最も高き精神文化を宿した日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する。我々人類に日本という尊い国をつくっておいてくれたことを」

生涯JC、これからも共に手を取り合って頑張ってまいりましょう。
1年間本当にありがとうございました。

鳴り止まぬ拍手の中、ホルストの組曲「惑星」が会場に流れ、やがて静かに暗転。
そこへ“Jupiter”の曲と共に平原綾香さんが登場。
平原綾香/Jupiter(作詞:吉元由美・作曲:G.Holst)
今も尚、この時のことを思うと胸が熱くなります。

JC最後の年、多くのメンバーに祝福され、JCを卒業する今。
まだまだやり残したこと、できなかったこともありますが、
世の中の出来事に目を向ければ、悲しいことや恐ろしい現実がそこにあり、
JCが今こそ本気で地域と国のため、世界平和の実現に向けて、勇気をもって活動しなければならないと考えます。
生涯JC、そんな想いで残りの命の光が消えるその日まで、私も頑張ろうと心に誓いました。

全国会員大会郡山大会を終えて

2006年10月10日 | 青年会議所の活動
全国会員大会郡山大会に22名で出席してきました。

まずは出席してくれたメンバーの皆さんに感謝申し上げます。

全国会員大会は(社)日本青年会議所の集大成であり、また当該年度で卒業(JC正会員の資格は40歳迄)を迎えるメンバーの卒業記念の祭典として、全国各地から多くのJayceeが開催地に集まります。



本年度の全国会員大会は福島県の郡山市で開かれ、主管LOMの(社)郡山青年会議所(石橋秀郎理事長)と郡山市民の皆さんが真心を込めて本大会を設営されていました。

宗像JCメンバーは立部次年度理事長・田中次年度ブロック会長・椎名次年度専務・戸波次年度九州地区議長・城戸隆志君の5名が6日(金)に現地入りし、翌日17名が合流。

今回は小林栄二先輩・沼田敏一先輩・矢原吉房先輩・於保誠先輩・徳永新一先輩らもサプライズで参加してくださりました。

私にとっては今回が現役メンバーとしては最後の全国大会。
ついにJC卒業式に当事者として参加する時が来てしまいました。

この3日間、夢のような幸せな時を仲間と共にしました。
全国大会に参加してくれた皆さんに心から御礼を申し上げます。

参加したくてもできなかった皆さんは、来年こそは是非参加してください。

全国大会の模様については、次回も報告します。

宗像大社高宮神奈備祭

2006年10月05日 | 地域の話題や出来事
3日(火)16時、宗像大社秋季大祭・高宮神奈備祭に参列させていただきました。
宗像青年会議所メンバーでは田中直前・戸波副理事長・松井室長・浜田委員長・井浦委員長・花田孝浩君が参加。

祭典は、同じく宗像JCメンバーで大社禰宜の葦津アドバイザーが取り仕切り、宗像JC・OBの吉井先輩・小林先輩・高島先輩・嶺先輩・徳永先輩らも参加され、さながらJC活動のようですが私も含め氏子青年会会員としての奉仕活動でした。



私は「悠久の舞」舞姫の「灯明所役」という役で、1年ぶりに装束をまといました。

氏子青年会は、宗像大社神島定宮司はじめ神職の方々と高宮までを参進し、八女神事古歌を奏唱、玉串を奉納しました。

祭典終了後は清明殿で直会が開かれ、神島宮司が次の様なご挨拶をされました。
神島宮司
氏子青年会の皆様には、粛々と献身的に神奈備祭奉仕いただいたことに大変感謝しております。
当社の氏子青年会は全国的にも大変に稀な情熱溢れる軍団で、チームワークが本当良いなと感じます。
こういう組織は永く続けなければいけないと思っておりますし、一人ひとりが、神々に仕えるという崇高なる精神を常に持っていただきたいと思っております。
氏子青年会の組織は全国的に随分ございますが、宗像大社の氏子青年会は日本ではナンバー・ワンであろうと私は自負しております。
今後とも誇りをもって奉仕生活をしていただきたいと思っております。

神島宮司が大社氏子青年会を「情熱溢れる軍団」とおっしゃられる由縁は、当氏子青年会の会長が小林栄二先輩であるからでしょう。

高宮神奈備祭参列に併せて宗像JCの祈願もおこなって参りました。
皆さんも、機会があれば宗像大社の高宮を参拝されてはいかがでしょうか。
私は毎月、宗像大社高宮を参拝しています。

宗像市長表敬訪問

2006年10月05日 | 国際交流
2日(月)10時、姉妹JCの韓国・昌原青年会議所(ソン会長)と共に宗像市谷井博美市長を表敬訪問。
今回の昌原JC公式訪問及び交流事業の締めくくりに、国際交流事業としては初の市長表敬訪問を行いました。


宗像市・谷井市長
昌原青年会議所の皆さん、ようこそ宗像市にお越しをいただきました。
宗像青年会議所と22年の姉妹提携を結んでいるとお聞きし、大変感銘を受けました。
宗像市も韓国の金海(キメ)市と姉妹締結をして14年目になりますが、2週間前も金海市の加耶世界文化祝典に出席してきたところです(注釈:谷井市長ブログ「たにいぶろぐ」の9月28日号に記事が掲載してあります)。
韓国と日本、特にその中でも一番近い九州、そしてさらに宗像市は古来、大陸と非常に近い関係にあったわけです。
そういうことから、お互いが姉妹提携を結んで発展させていくということは、理に適っているのです。
昨日は「みあれ祭」でソン会長とお会いしましたが、古くから韓半島と宗像とは非常に重要な位置にありまして、現在、沖ノ島を中心として世界遺産に登録しようという運動を起しているところです。
合併を経た今、私は新しいまちづくりを行っているところですが、これも宗像JCの若い力を借りてやっていきたいと思っています。
これを機に姉妹都市の金海市と友好交流都市の済州道西帰浦市城山邑(ソンサンウプ)に準じて、宗像JCを通じた昌原市とも深い友好関係を築いていきたいと思います。
今後とも昌原JCと当・宗像JCとの末永い交流と協力関係をもって、日韓相互の絆が強くなることと、皆さん方のご活躍を祈念申し上げます。



宗像JC理事長・井上
今年で22年目の姉妹提携を迎える我々は、ホームステイや「みあれ祭」体験、両国の友好な関係を築くための意見交換会などを開きました。
今回はご家族も含め多数の方々に宗像市を訪問いただき嬉しく思っています。
そこで、これまでの両JCの姉妹提携のことと、今回の交流の報告の意味で市長を表敬訪問させていただきました。
谷井市長は宗像市のトップリーダーであるとともに、我々宗像JCが最も尊敬する方でもあります。
今日は、リラックスしていろんなお話しができればと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。



昌原JC・ソン会長
昨日の「みあれ祭」でも、少しだけ市長とお会いすることができました。
本日は表敬訪問させていただき、温かいお言葉を頂戴し、市関係者の皆様からもこんなに盛大に迎えていただいき、本当にありがとうございます。
私は今回で10回目の宗像市訪問でした。
今回、昌原JCのメンバー17名は2泊3日と短い時間でしたが、まるで自分の故郷のように、とても温かい気持ちで過ごしました。
ソウルよりも近い距離にある宗像ですが、それと同じように近くにいる親友だと思っています。
また昨日の「みあれ祭」では、生まれて初めてあれだけ多くの船を観ました。
私達はとても感動をしましたし、とても意義のある祭典だったと思います。
お互いの交流を土台にしてJCだけでなくお互いのビジネスにも繋がるような関係を築いていければと思います。
今回の訪問にあたって、市長と市関係者の皆様に対して、あらためて御礼申し上げますとともに、宗像市の発展と谷井市長の武運をご祈念申し上げます。

谷井市長からは花束がソン会長に贈呈され、ソン会長からも記念品が谷井市長に贈られました。

 

その後、昌原JCメンバーとご家族の紹介があり、懇談会は和やかに行われました。



10時45分、市役所を後にし、昌原JCのメンバーは市内でショッピングの後、天ぷらの「たから屋」で昼食会。

私は、先日お亡くなりになった故・松本聡市議の告別式に参列するため、昼食会はご一緒できませんでした。

松本市議の告別式から帰宅して間もなく、会員交流委員会の井浦潤也委員長から電話連絡が入り「今、昌原の皆さんが博多港の出国ゲートの中に入られました」と報告があり、3日間の昌原JC公式訪問および国際交流事業は無事に幕を閉じたのでした。

あらためて井浦委員長・古賀室長・西田副委員長はじめ会員交流委員会の皆さんと、ホームステイにご協力いただきましたメンバーとそのご家族の皆さん、連日連夜同行してくれました通訳の津村美保子さん、そして国際交流事業にご協力いただきました全ての方々に心から感謝申し上げ、このブログをもってご報告とさせていただきます。

日韓JC意見交換会(質疑応答)

2006年10月04日 | 国際交流
韓国・昌原JCとの意見交換会の最後は、会場のメンバーからの質疑応答です。


松尾コーディネーター
ここからは会場の皆さんからもご意見を聞きたいと思います。
それでは司会者にマイクをお渡しします。


司会者・天野大志君
それではここからは質疑応答に入ります。


宗像JC・戸波副理事長
会員の拡大について質問します。
私達はJC活動を多くの地域の皆さんに伝えたいとの想いで会員の拡大をしています。
今、昌原JCさんが行っている会員の募集の方法と会員拡大のあり方を教えてください。


昌原JC・ジョン監事
現在、韓国・昌原市の経済状態があまり良くなく、会社経営に力を入れないといけない時期ですから、入会を勧めるのも難しいと感じています。
先ほど、田中直前理事長が紹介されました宗像JCの青少年育成事業(宗像少年会議所)について私はとても興味を持っております。
戸波副理事長の質問の答えにはなっていませんが、私は宗像JCのそういうところを学びたいと思っています。

昌原JC・ソン会長
今年、昌原JCは新入会員が7名入りました。
やはりOBや友人の紹介が一番多いです。

司会者・天野大志君
他にどなたかありませんか?

宗像JC・的場会務担当理事
来年の国際交流委員長予定者の的場英雄です。
来年もより踏み込んだ交流を行えるように、今後のスケジュールについても活発にこちらから連絡をさせていただきたいと思っています。
そこで、来年の方向性やスケジュールが決まる時期の目処が立っていましたら教えていただきたいと思います。

昌原JC・ソン会長
国内の交流にはそんなに気を遣わなくてもいいのですが、国際交流となるととても大事です。
この質問については、次年度監事予定者のリー財務理事からお願いします。

昌原JC・リー次年度監事
来年度の国際交流部は、的場委員長のようにとても意識が高いです。
ですから、とても優秀な委員長を選抜するように致します。
来年度は4月のスポーツ例会を始め、定期的な交流だけでなく、会員個人がプライベートで韓国を訪問される時でも、サポートできるよう会員の各自が日本語の勉強と一緒に日本の文化を理解しようと努力いたします。

宗像JC・的場次年度国際交流委員長
こちらも韓国の文化と伝統をより理解し、文化的・国際的そして両国家間の友好の架け橋となるよう、事業を展開するよう考えております。
そのために何度も連絡をさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。

司会者・天野大志君
他にご質問ございませんか?
では、昌原JCの新入会員の方にお願いします。

昌原JC新入会員・シュ君
今日経験したこと(宗像大社秋季大祭・海上神幸「みあれ祭」体験)に対しては、神聖なことでしたし、新しい衝撃を受けました。
このような機会を設けてくれたことに本当に感謝したいと思います。
また今年、宗像JCの古賀室長が個人的に昌原を訪問されたように、今後は個人的な訪問を通じたお付き合いができるよう、連絡を取り合っていけることを望みます。

宗像JC・井上崇室長
私は総務情報委員会の担当室長をしています井上崇です。
テレビやインターネットは情報収集の重要なツールで、その殆どが正確なものですが、歴史問題等の報道では、日本でも偏った報道がされることもあります。
韓国においてもそのようなことがございますか?

昌原JC新入会員・シュ君
報道される事柄が事実かそうでないかは神様が決めることだと思います。
政治的な問題の捉え方は、視る人の感性によって全然違ってくると思いますし、どちらが正解なのかは分からないと思います。
一つの答えを導き出すには、全般的な事柄を視ないといけません。
韓国の場合は一つの事柄に対して、いろいろな意見を報道していますし、判断は個人の判断に委ねられます。
どの国もどの政治でも個人に一つの考えを強要することはできないと思います。
先ほどの質問に対しての答えですが、韓国ではいろんな意見が報道されているのであって、歪曲して報道されているということはありません。

宗像JC・新枦監事
宗像JCでは青少年育成に力を入れています。
昌原JCさんでは10月に青少年討論会を開催されるとお聞きしました。
どのような内容なのか教えてください。

昌原JC・ソン会長
10月17日に青少年討論会を昌原市主催・昌原JC共催で行います。
高校生を対象にスポーツ・文化・芸術・趣味などの各活動の発表が行われ、それぞれのサークル活動の発展方法等が討論会のテーマです。
また、昌原市の行政と教育関係者が青少年育成支援を議論し、未来を担う青少年達に、夢や希望を与える契機になるようにと願い、昌原JCが討論会を共催するようになりました。

宗像JC・新枦監事
まさしく子どもは世界の宝です。
これからお互いの国を背負っていく子ども達なので、大切に育てていかなければと思います。


約2時間にわたる意見交換会を締めくくる質疑応答では、会場のメンバーからも積極的に手が挙がりました。

最後は、今回の意見交換会を企画・運営した会員交流委員会の想いを込め、担当役員の古賀智己室長の言葉で閉会しました。

 
宗像JC・古賀室長
今回の昌原JCと宗像JCの交流事業では、この意見交換会が一番のメイン事業だと捉えております。
事業を担当した会員交流委員会のメンバーは、どのような議題・テーマを出していくのか、数多く議論を重ね最終的に三つに絞りました。
本当に良い意見交換会ができたと思います。
これからも世界平和と昌原JCとの交流をさらに発展させていきたいと願います。

 

会員交流委員会・井浦潤也委員長始めメンバーの皆さんの努力と熱意により、今年の国際交流事業の核となる「意見交換会」は、大きな成果を残しました。



この場を借りて皆さんに厚く御礼申し上げます。

日韓JC意見交換会「来年の交流について」

2006年10月04日 | 国際交流
1日(日)に開催した韓国の昌原JCとの意見交換会についての続きです。


松尾コーディネーター
最後のテーマは「来年の交流について」。
今年は新年の宗像JC祝賀会に、昌原JCから7名が来てくださいました。
そして昌原JCのスポーツ交流例会に宗像JCのメンバーが16名訪問させていただきました。
今年は今まで以上に親睦が深まったと思いますが、振り返ってどのようなお考えを持たれたか、そして来年からはどのような交流を行いたいかを聞かせてください。



昌原JC・ユウ常任副会長
今年、宗像JCのメンバーが韓国・昌原を訪問してくれた際に、家庭料理でおもてなしさせていただきました。
皆さん、食事は美味しかったでしょうか?
(会場から拍手)
ありがとうございます。
私達も昨夜、宗像JCメンバーの各家庭に行って、今まで食べたことがなかった日本の家庭料理を美味しく食べさせていただいて大変良かったと思います。
両国の交流は政治的な問題があったとしても持続してきました。
国際交流と両国間の関係については今回とても良い機会になったと思います。
私たちは形式的な交流から脱皮して、お互いの文化を経験しながら積極的に参加したり助けあったりしていければと思います。
来年4月の家族交流例会には、宗像JCの皆さんもご家族を連れて訪問していただければと思います。
そして、いろんな交流事業が広がっていくことを願っております。



宗像JC・立部次年度理事長
先程のテーマから皆さんの考えを聞いて、心から共感できるものばかりでした。
ますます昌原JCの皆さんのことが好きになりました。
来年の交流の方法としましては、今年がメンバーだけでなく、家族との交流へと広がりましたように、さらに輪を広げて地域の皆様との交流ができますように、いろんな方法を考えて交流を深めていきたいと思います。
明日の朝、宗像市の市長を訪問していただきますが、これもその第1歩だと思います。

松尾コーディネーター
これでテーマごとのお話は一通り終わりましたが、パネラーの皆さんで何か言い足りないことがあればお願いします。

宗像JC理事長・井上
先ほどのテーマ(日韓の外交的問題について)では、率直にお答えいただき感謝申し上げます。
私も昌原JCと同じ想いで韓国と日本の関係を考えています。
思いやりと譲歩の気持ちは、どういう立場であっても人間として大切なものであると考えます。
政治家が思いやりと譲歩の気持ちを形にできないのであれば、私達が国を変えていくということを、今後は考えてよいのではないかと私は感じました。
昌原JCの皆さん、本当にありがとうございました。

昌原JC・ソン会長
昌原JCの重要な活動の一つである国際交流事業が、どの年よりも活発になった1年だったと思います。
宗像JCの井上理事長は、私と同じ歳でもあり、昌原JCと宗像JCの活発な交流の基盤と目的を一層強くした、熱い気持ちをもっていらっしゃいます。
今年の両JCの交際交流委員長が最大の努力と気遣いで事業をしていることに対して、とても嬉しく思っています。
来年、私が直前会長になったとしても、今年以上に活発な交流ができるように、次年度の会長とよく相談したいと思います。
すべてが良かったのですが、ただ一つだけ残念なのは、
(ここからはソン会長が日本語でお話しされました)
私には子どもが二人いますが、井上理事長が未婚であることです。
(会場からは拍手喝采)
来年結婚の予定があれば是非知らせてほしいです(笑)。
皆さん、今回はどうもありがとうございました。

意見交換のテーマ三つめは、来年の交流についてでした。
今年は両JCの国際交流委員長の努力によって、さらに踏み込んだ交流が図れたと確信しています。
また、ソン会長もおっしゃられましたように、会長・理事長が同じ歳で、気が合い、プライベートでも友人関係を築けたことも素晴らしいことでした。
また、意見交換会は公式的な会議にふさわしく厳粛かつスムーズに進みましたが、お互いの表情は終始和やかで、時折拍手や笑いも出ておりました。
最後のソン会長の日本語での突っ込みにはやられましたが、いつも穏やかでユーモアの気持ちを持ったソン会長に心から敬意と親愛の気持ちを表します。

この後は、会場の皆さんからの質疑応答に入りました。
これについてはまた次回のブログで紹介することにします。

日韓JC意見交換会(外交問題と国際平和)

2006年10月03日 | 国際交流
1日(日)に開催した韓国・昌原(チャンウォン)JCと日本・宗像JCとの意見交換会の続きです。


松尾コーディネーター
次のテーマは国際平和を考える上で、今後のJC活動のあり方についてです。
実はこのテーマは宗像JCの井上理事長が一番強く願っているテーマであります。
日本において先月、リーダーが小泉首相から安倍首相に替わりました。
そのことで日韓の情勢は揺れるわけですが、これについて井上理事長から語っていただきたいと思います。



宗像JC理事長・井上
韓国と日本の国家間の政治的な関係は良好とは言い難いと感じます。
一方で我々のような民間人の文化交流はうまくいっているのに、どうして摩擦を生むのでしょうか。
そこで、率直にお聞きします。
日本の首相の靖国神社参拝や竹島(韓国においては独島)の領土問題・歴史教育の問題について、昌原JCとしては、どのようにお考えでしょうか?
是非、本音でお話ししてください。

松尾コーディネーター
ソン会長が先にお話しされると、他の方が喋れなくなるので(笑)、まずはカン国際交流委員長からお願いします。



昌原JC・カン国際交流委員長
井上理事長が言われていることは充分に理解できます。
政治と文化交流は別問題だと私は思います。
政治的な問題が民間人の文化交流に影響を与えてはいけないと思います。
しかし、政治的・社会的問題が文化に影響を与えることは事実です。
JCは世界平和の実現という理念に基づき、韓国と日本の友情を持続させていかねばなりません。
そのため韓日のJCは、もっと互いに配慮し、譲歩する友達の気持ちを持つことが大事だと思っています。
何よりも大事なのは、過去に関係なく新しい考えを持って、韓日の政治的な問題は、民間交流を通じて解いていかねばなりません。
それには韓日のJCメンバーの犠牲と努力が必要だと感じます。
靖国神社参拝問題は、過去にこだわらずに、韓日の若者達が友情の絆を強めれば、容易く解決できる問題だと思っております。
後の問題(竹島問題・歴史教育問題)について私は答えたくありません。

松尾コーディネーター
では宗像JCの田中君からお願いします。



宗像JC・田中直前理事長
この問題に対して、韓国・日本を問わずJCの持つ役割は非常に大きいと思います。
やはり国と国では政治的には様々な問題を抱えています。
国が違うことで言葉の壁もあります。
しかし近代ではなく、ずっと昔の長い歴史を振り返ると、同じアジアの人として自由に交流していた時代もあります。
今のJCは良いことも悪いこともしっかりと自分の目で見る必要があると思います。
その上で心と心の交流から、まずは韓国と日本、そしてアジアへとうまくまとまっていければと思います。
大切なのはお互いの文化と相手に対して尊敬の念を抱くことだと思います。

松尾コーディネーター
最後にこのテーマの締めくくりをソン会長からお願いします。



昌原JC・ソン会長
国際平和を考える大きな視点からJC活動は、小さな活動や目の前の活動を、自分の役割に忠実に行うことが、国際平和に繋がる道だと思っています。
いつかはここにいる人達が政治の道に進まれるかもしれませんが、今は政治家ではないから、政治的な問題は政治をしている人に任せて、独島(竹島)問題と靖国問題は私としてはあまり深く考えたことはありません。
JC活動をするのに忙しいですから(笑)。
それで、宗像JCと昌原JCはお互いに有意義な事業と活発な交流で、政治家達の見本となるように、心を開いて自尊心と与えられた役割に最善を尽くしており、お互いに良い関係にあると信じます。
こういう意義のある意見交換の場が、小さいけれど大きな韓日の問題を解決していく機会になればと願っております。
このような機会を少しずつ前進させ、良い関係を持っていったとしたら、靖国問題とか独島(竹島)問題というのはお互いに理解して譲歩しながら、韓日の関係に良い影響を与え、近いうちに解決すると思います。
そこで、ここにいる宗像JCと昌原JCが(外交問題の)解決に向けて前進していくことを願い、皆さんに感謝致します。

松尾コーディネーター
難しい問題は政治家に任せて、先ずはJC活動に邁進し、お互いの理解を深めていこうと言っていただきました。
以上が二つめのテーマ「日韓の外交問題とJCの世界平和への役割」についての意見交換でした。
松尾コーディネーターの言葉にもありますように、今回の意見交換で私がどうしても韓国のJCメンバーにお聞きしたかったテーマでした。

本音で率直な意見を語って欲しい、そんな想いで、敢えて靖国神社参拝や竹島問題、歴史教育の問題について言及しましたが、結果的には今まで触れられなかったデリケートな部分まで踏み込んだことで、お互いの今後の課題と責任も明確になったように思います。

Jaycee(JC会員個人の意)は修練と奉仕活動を通して友情を培っていく。
であればこそ、交流のための交流でなく、お互いの使命と責任を果たす努力と犠牲を果たし、真の友情を築いていくのがこれからの日韓JCの役割だと、今回の意見交換会でお互いがコンセンサスを得たと感じました。



続いてのテーマは今後の国際交流事業のあり方についてです。
これについては次回のブログで紹介します。

日韓JC意見交換会(お互いのJC活動の目的)

2006年10月03日 | 国際交流
1日(日)17時、姉妹締結を行っている韓国の昌原青年会議所(ソン会長)との意見交換会を開催しました。

コーディネーターに松尾幸主顧問(宗像JC第30代理事長)、パネラーは韓国・昌原JCからソン会長・ユウ常任副会長・カン国際交流委員長、日本・宗像JCからは私井上(第32代理事長)・田中郁三直前(第31代理事長)・立部瑞真副理事長(第33代理事長予定者)です。



まずはお互いのJC活動の目的についてお話ししました。
松尾コーディネーター
一昨年の理事長の松尾です。
本日は三つの議題についてコーディネートさせていただきます。
まずはお互いのJC活動の目的についてお願いします。

宗像JC・田中直前理事長
昨年理事長をしました田中です。
宗像JCの活動の中で、まずは奉仕活動について沢山ある中、継続している二つの活動を紹介します。
一つめが「宗像少年会議所」という事業で、対象は小・中・高校生です。
子ども達が自分達で色んな事を企画しながら様々なボランティア活動をしています。
そのメンバーの中から将来、宗像JCに入会してくれるメンバーが出ることを期待しています。
二つめに「クリーンアップむなかた」という活動があります。
これは道路の掃除をする活動で、例えば自分の会社や家の前の道路に看板を立て、責任を持ってその区間を管理(掃除)しています。
JCだけでなくて色んな人と一緒にやっていて、いずれこの活動が宗像だけでなく福岡・日本へと広がっていくことを期待しています。

松尾コーディネーター
続いて韓国・昌原JCのカン国際交流委員長から奉仕活動についてお願いします。

昌原JC・カン国際交流委員長
昌原JCでは奉仕活動を年に2回行っています。
昌原市には山と海がありますが、私たちは海をきれいにする活動をしています。
海岸に捨てられたゴミなどを拾う活動で、海の中のゴミを拾うこともあります。
昌原JCの家族も一緒に参加します。
もう一つは孤児院や老人福祉施設を慰問する活動で、プレゼント等を持って訪問し、奉仕活動を行っています。

松尾コーディネーター
あらためて、宗像JCと昌原JCが同じ活動を行っていることに友情を感じました。
続いて「友情」について立部次年度理事長予定者からお願いします。

宗像JC・立部次年度理事長
今年は副理事長をしています立部です。来年は理事長予定者です。
JCの友情は「同じ釜の飯を食う」という言葉がピッタリだと思っています。
これは寝食を共にした仲間は絆が深まるということです。
私達は高い目標に向かって共に汗を流し、泣いたり笑ったりしながら、そういう事をすることによって、それがより強い絆となり、友情を築くことができます。
JCメンバーは皆それぞれがそのようであるから、例え知らないメンバーでも、国籍が違っていても会った瞬間に信頼と友情の握手ができると思います。

松尾コーディネーター
続いては昌原JCの友情の深め方についてユウ常任副会長からお願いします。

昌原JC・ユウ常任副会長
皆さんにお会いできて嬉しいです。
私は来年、会長をしないといけなかったのですが、職場がソウルに変わるため、会長職を受けられなくなりました。
宗像JCの皆さんにも申し訳ないと思いますし、自分も残念に思います。
しかし来年も私は昌原JCで一生懸命にJC活動をすることでしょうし、特に宗像JCの方々が訪問される時は、昌原で皆さんを迎えられるように努力します。
今年、宗像JCと昌原JCはこれまでの、どの年よりも強い絆と友情を築くことができたと思います。
言葉が通じないので会話は少ないとは思いますが、いつもお互いが感謝し、お互いが努力することによって、それが交流を続けることの基本になっていると思います。
今年の4月に(宗像JCが)訪問された時にスポーツ交流会をしましたが、サッカー等をしてとても良い交流ができたと感じました。
こういう行事がその時だけでなく、持続的に行われることを期待しています。
例え短い時間でも一緒に食事をし、スポーツをすることがお互いの友情を深めることになると思います。
夜のお酒を少し控えて、これからも文化的な交流を深めていければと思います。

松尾コーディネーター
ユウ常任副会長から感動的な言葉をいただきました。
ソウルに移っても友情を続けていきたと思います。
最後にJC活動の「修練」という部分について宗像JCの井上理事長お願いします。

宗像JC理事長・井上
私からはJC活動の三信条の中の「修練」についてお話しさせていただきます。
宗像JCに限らず日本の青年会議所は、まずは修練ということで、JC活動の最初にあるのが自己修練です。
何事も楽にやろう、簡単に済まそうとはせず、事業を行うにしても事業の成功よりも、企画から準備・メンバー同士の協調やリーダーシップなどのプロセスを大事にします。
メンバーの生活に於いては、家庭や仕事が一番であって、JCはその次にあるのですが、だからといって、仕事がありますからJCができないではなく、何とかJCの時間をつくる。一生懸命JCをやっていれば、仕事をする能力やコミュニケーション力も上がるのですから、自ずと会社や家庭にフィードバックされてくるのです。
一番ダメなのは中途半端にやることです。
中途半端なJC活動は仕事や家庭においても悪い影響が出てしまいます。
また、JCは社団法人であり、JCI(国際青年会議所)の理念に基づいた組織ですから、自己流でJCをやってはだめです。
また、どんな役職にあろうとも、役職を持たないフォロアーメンバー(フロアメンバーという呼び方は間違いです)でも、もちろん存在意義と使命があります。
自分の使命は何なのかということを、先輩メンバーや理事から学び、正しく、一所懸命にトレーニングを積んでいただきたいと願います。
まとめとしては、宗像JCの活動に於いては、まず「修練」から始まるということで、それは時間をつくり活動に参加するということです。

松尾コーディネーター
最後に、ソン会長から同じテーマでお話しをお願いします。

昌原JC・ソン会長
昌原JCでも「修練」を重視しています。
昌原JCの修練のための活動は大きく分けると3つあります。
一つめが新入会員のための研修会、二つめが会員のための研修会、そして三つめが次年度の会長と副会長のための研修会です。
特に理事は監事研修・副会長研修というように、研修と実務経験をきちんと段階的に積むことで、執行部に入ることが許されるのです。
このような段階を積んだトレーニングによって、地域的な使命とリーダーシップ能力を身につけていきます。
韓国内のJC活動に目を向ければ、最近は奉仕団体とは呼ばずに、指導者のための組織というように、JCを位置付けています。
井上理事長が言われたように、昌原JCも宗像JCと同じで、一番大事にしているのは「修練」であると言えます。
修練と言えば、先輩が後輩に教えることもありますが、もっと大事なのは一人ひとりが、JCと社会活動を通した自分自身の洞察力を磨き、自己研鑽する努力と想いが最も大切です。

松尾コーディネーター
最後にソン会長から熱い想いを語っていただき、この後の懇親会が楽しみになりました。
一番目の議題としてはお互いのJC活動の目的を確認しようという意図で意見交換を行いました。
意見交換会を行う前は、韓国のJC活動はいわゆる「ビジネスJC」に重きを置いているのかなというイメージがありましたが、そうではなく、段階的に修練を積み、社会的な様々な活動を通じ、友情を深めていこうということは我々と同じです。
ソン会長もおっしゃられたように、ボランティア団体から指導者のための組織へと変わってきているということに、共感を得ました。
また、修練(トレーニング)は研修会やセミナーを通じて行うこともあるが、その次の段階に進むためには、JC活動と様々な社会活動を通じて自己修練すること、その努力と想いが最も大事という部分は私も全く同じ考えです。

さて、続いては「日韓問題と国際平和の実現について」意見交換を行いましたが、報告はまた次回のブログで行います。

海上神幸「みあれ祭」

2006年10月02日 | 地域の話題や出来事
1日(日)宗像大社秋季大祭・海上神幸「みあれ祭」に、姉妹関係にある昌原JCの皆さんと参加しました。
みあれ祭(御生れ祭)
10月3日まで行われる宗像大社秋季大祭(田島放生会たしまほうじょうえ)に先立ち、毎年10月1日に行われる。
「みあれ」とは新しい霊力をいただくという意味で、沖ノ島の沖津宮と大島の中津宮の御神璽(御神体)を、年に一度辺津宮(宗像大社)にお迎えし、五穀豊穣や豊漁に感謝する神事。

御神璽を乗せた二隻の「御座船おざふね」が約400隻の船団と供に、大島港を出港する。
神湊港に到着された沖津宮・中津宮の御神輿を、辺津宮の御神輿がお迎えし、年に一度宗像三女神は再会する。
神湊港の高台にある「頓宮とんぐう」で再会の祭典を終えたあと、辺津宮まで陸上神幸し、3日間に亘る秋季大祭が幕を開ける。

この「みあれ祭」は、中世に行われていた(長手ながての神事)を昭和37年に再興したもので、往時は辺津宮と、政所まんどころ神社(現在は辺津宮境内社)と、その本宮である沖津宮間で、春夏秋冬の年4回行われていた。これを江戸期には年2回に変更され、現在は年1回となっている。

<宗像大社ウェブサイトより引用>

私とソン会長は幸丸に同乗させていただき、7時半に鐘崎漁港を出航。
筑前大島の中津宮で参拝、宗像JCを代表し玉串を奉納致しました。

 
(写真左は参拝する宗像市谷井市長、写真右は考古学者の吉村作治教授・俳優の刈谷俊介氏とのスナップ)

 

船の上で漁師さん手作りの朝食(写真右上)を味わい、宗像JC・昌原JC総勢23名(写真左上)参加し、海上パレードはスタートしました。



約400隻の船団が海を疾走する光景は圧巻です。
幸丸の漁師さんは「この光景を見れることが男としての幸せだ」と語っていました。



私もまさにこういう体験ができることをとても有り難く感じます。



私たちの乗った幸丸は、御神璽を乗せた二隻の「御座船」(写真上)の中央を走ることが許された特別な船で、これは400隻の船団の中でも操縦技術や船頭さんの格が上位にあるからだそうです。

御座船には宗像大社・中津宮宮司の葦津幹之禰宜(宗像JCアドバイザー)が乗っていらっしゃいます。

 

またむなかた観光協会(吉武邦彦会長)から依頼を受け、宗像JC総務情報委員長の浜田修一君も防水仕様のカメラで頑張っていました。



大船団は神湊湊まで御座船を護衛するように並走した後、またそれぞれの港に戻っていきました。
私たちも鐘崎漁港に戻り、幸丸の皆さんと記念写真を撮って解散しました。

 

幸丸の皆さんに心から感謝申し上げますとともに、豊漁とご多幸を祈念致します。