すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

昌原JCソン直前会長来福

2007年07月10日 | 国際交流
宗像JCと国際的な姉妹関係にある韓国の昌原(チャンウォン)JC。

昨年の理事長・会長同士ということで、昌原JCのソン直前会長とは今でも電話でお互いの近況などを話します。

そんな訳で先日、ソン直前と電話で話しておりましたら、「福岡で久々に遭いましょう!!」ということになり、先月21日(木)から二泊三日でソン直前とご友人(写真下)が福岡に来られました。



ソン直前と私は同い歳ですが、JCI韓国では満41歳で卒業ですので、ソン直前は今も現役メンバー。
一方、私は宗像JCの直前理事長ではありますが、JCは卒業した身でありますので、今回のソン直前の来福はJCのオフィシャルでなく私個人のプライベートなおもてなしをさせていただきました(ですから宗像JCの皆さんにも敢えてお声掛けしませんでした)。

ソン直前のご友人は「初来日」で、福岡市内を観光したいとのことでしたので、天神にホテルを取り、21日は大名の日本食レストラン(というより食堂)で食事し、和風の居酒屋で2次会、3次会は福岡JCの石川君のお店に行きました(石川君も博多山笠の法被姿でわざわざ来てくれました)。

翌22日は一緒に市内を観光して巡り、お陰で私自身も久々にリフレッシュできました。

ソン直前とは昨年、国家間の複雑な課題について、公式的な意見交換会を通じ本音で語り合ったものですが、JCIクリードにも謳われている「友情は国家の主権を超越する」という精神の大切さを、今回あらためて強く実感したしだいです。

ソン直前のご友人とも親しく酒を飲んで大いに盛り上がり、昌原市での再会を約束しました。

JCのお陰で、海外に友人ができ、今も変わらぬ友情を育むことができました。
この場を借りて宗像JCの皆さんに感謝し、併せて報告とさせていただきます。

JCI World Congress/昌原公式訪問

2006年11月30日 | 国際交流
17日(金)、ソウルを発ち金海空港へ。
宗像JCと姉妹締結して22年目を迎える韓国の昌原(CHANGWON)JCの創立27周年記念式典に出席するためです。

昌原JCの○○周年記念式典というのは、宗像JCで言えば12月例会と1月新春祝賀会を合わせたような式典で、当該年度会長(韓国では理事長ではなく会長という呼称)から次年度会長へとプレジデンシャルリースとプレジデントバッチが授与され、新会長を中心とした執行部のお披露目がなされます。

宗像JCの新春祝賀会のように、近隣エリアの青年会議所や市長を始めとした来賓、OBの先輩方が招待されます。
宗像JCも国際姉妹JCとして当該年度理事長と次年度理事長予定者・国際交流担当役員が出席しております。

昨年は次年度理事長予定者として式典に出席させていただきましたが、ソン会長が日本語が大変お上手だったのも幸いし、様々な意見交換を行うことができました。

「5月に昌原JCの家族スポーツ例会で親睦を深め、10月は宗像のみあれ祭で伝統文化を体験していただき、両国家の友好と世界平和に向けた本音の議論をしましょう」そんなことを、式典の晩に熱く語り合ったのでした。

さて、金海空港には宗像JC次年度国際交流担当委員長の的場英雄君、昌原JCの文副会長・カン国際交流委員長ジョン監事とその息子さんがお出迎え。
ビートルでやってきた的場君は今日から我々に合流です。

私と田中直前・戸波副理事長の3人はジョン監事の車で昌原市へ。



昌原市は人口51万人の工業都市。
今から22年前、宗像JCと姉妹締結した当時は、人口も都市の規模も宗像市と同じくらいだったそうです。

金海空港から約1時間で昌原市に到着、少し遅めの昼食。

昼食はカムジャグという豚の背骨肉とジャガイモを辛いスープで煮込んだ鍋。
昨年初めて食べた時は、ちょっと苦手だなと感じましたが、今回はソウルでも食べましたし、あの独特の味に魅せられたようです。

 

韓国では注文しなくてもキムチが何種類も出されますが、氷の入った大根の酢漬けが宗像JCメンバーには好評。

普段小食の私もカムジャグは完食、ラーメンとご飯まで平らげてしまうのでした。

食事後、ビジネスホテルにチェックイン、私は風呂に入って部屋で一休み。
他のメンバーは市内観光に出かけたようです。

18時、ホテルのロビーにジョン監事の奥様が迎えに来てくださいました。
宗像JC一行は奥様の車で昌原JC式典会場に。

会場でソン会長と久々の再会。
ソン会長とは普段も電話で近況なんかを話しています。

式典会場で席を確認し、開会まで時間もあったので一服しようと外に出たら、昌原JC歴代会長のコンさんに再会。
コンさんに誘われホテル内の中華料理店に。

コン先輩は宗像JCの安永先輩と同期に昌原JCの会長をされ、宗像JCの夢未来アート(海岸に子ども達が絵を描く事業)にお子様と一緒に参加されたそうです。
日本語がお上手でビジネスで日本にもよく来られています。

お会いするといつも「(宗像JCOBの)安永さん・井土さん・高島さん・上田さんはお元気ですか?会いたいですね」と当時を懐かしみながらそうおっしゃられます。

宗像JCの先輩方の近況などを報告し、コン先輩からはラーメン(名古屋味噌煮込み風)を御馳走になりました。



ラーメンも完食し、再び式典会場へ。

 

式典は大変豪華で演出も派手です。
まさか祝辞の挨拶とか急に言われないだろうな・・と不安でしたが、大丈夫でした。

創立記念誌には私の祝辞も載っております。
また本年度の活動紹介のトップに5月の訪韓での意見交換会・ファミリースポーツ例会と訪日時の宗像市長表敬訪問の写真と記事が大きく掲載されておりました。

式典後は昌原JCメンバーとOBの皆さんと一緒に昌原JCメンバーが経営しているビアホールへ。
メンバーの奥様もお見えになり、和気あいあいの2次会でした。

3次会はホテルのカラオケ。
公式訪問はあくまで「公式(オフィシャル)」ですから、飲み会の場でも、決して酔いつぶれるなどの醜態をさらしてはなりません(日本で言う「無礼講」は韓国にはないのです)。

今回は3次会まではオフィシャル扱い。
宗像JCメンバーは「絶対に酔いつぶれてはならぬ」という掟を守って、過酷な3次会も全員乗り切りました。

私とソン会長は次年度への引き継ぎができたこともあって、リラックスした時間を過ごしました。

宗像JC・昌原JCの次年度の皆さん、頑張ってください(勿論、私も直前理事長としてバックアップはします)。

翌18日(土)、朝食は牡蠣鍋です。
韓国では二日酔いの朝に食べるスープ・へジャングが有名ですが、私達が食べたのは牡蠣の入った雑炊で、とても美味しかったです。



実は昨年同じものを出された時はあまり食が進みませんでしたが、今回は何を食べても美味しかったです。

ちなみに立部次年度はお粥や雑炊は苦手です。
修行時代に毎日お粥を食べていたのを思い出すからとか・・・。
ですが、勿論そんなことは表情に出さす「マシソヨ!」と完食していました。

食事を済ませ、金海空港に送っていただき、飛行機は大変揺れましたが無事に福岡空港に到着、昼過ぎの帰国でしたので、あれやこれやと用事に追われ、夜は夜で二つの会合に挨拶に出向き、荷物を解く気力も無く倒れ込むように床に就きました。

今回の公式訪問は招待ということもあり、大人数で行くのは遠慮しましたが、5名で出席したのは過去最多です。

JCI World Congress Seoul Korea並びに昌原JC公式訪問に参加してくれた立部次年度理事長・田中直前(次年度福岡ブロック会長)・戸波副理事長(次年度九州地区議長)・中村好成室長(九州地区渉外特別委員会副委員長)・的場次年度国際交流担当委員長お疲れさまでした。

今回の公式訪問は、次年度の立部理事長予定者へと引き継ぐ、最後の仕事。
両JCの次年度トップも気が合いそうですし、的場次年度委員長にも期待しています。

そして何より、2006年度井浦委員長・古賀室長・西田副委員長はじめ会員交流委員会のメンバーの皆さんに心から感謝申し上げます。

JCI World Congress/世界遺産巡り

2006年11月29日 | 国際交流
16日(木)、西大門刑務所歴史館と独立門を見学し、日韓歴史認識セミナーは修了。
ソウル滞在は今日が最後、そこで宗像JC一行は世界遺産巡りに出ることにしました。
ソウルには3カ所の世界遺産があるそうですが、今回は立部次年度お薦めの「宗廟」に決定。
宗廟は、儒学を統治思想として建国した朝鮮王朝が歴代国王と王妃、そして死後称号を贈られた王と王妃の位牌を祀り、祭祀を執り行った場。祭礼、祭礼楽といった儀式、伝統と風習が保護され世界文化遺産に登録を受けている。
圧巻は正殿と永寧殿。



カメラのフレームには収まらない広大な空間です。
私はふと宗像大社の高宮祭場を想いましたが、やはり他のメンバーも同じ「気」を感じたようです。


(韓国のカラスは青白2色)

英気を養い、お腹も減ったので、夕食と買い物を兼ねて南大門に向かいました。

南大門は東京でいうとアメ横のような雑貨・飲食店街です。


(韓国の豚足はデカイ)

かなり広くて全部まわるのには時間もかかりますが、基本的に同じようなお店ばかりなので、30分もすると飽きます。

屋台でドーナッツのようなお菓子(ホットック)を買い、食べ歩き。
夕食も近くの食堂でとることにしました。
ソバ・うどん・海苔巻き・天ぷら・トッポギを注文。

 

食後は喫茶店で作戦会議。
この日はフリーにしようということで、私はホテルに帰り風呂に入って早々に寝ました。
が夜中に起され、空港で買ったワインを開け、部屋でゆっくりソウル最後の夜を過ごしました。

翌17日は姉妹JCの韓国・昌原JC公式訪問です。
その模様はまた後ほど紹介します。

JCI World Congress/歴史認識セミナー

2006年11月29日 | 国際交流
16日(木)11時、JCI World Congress Seoul Korea/日韓歴史認識セミナーに参加。
このセミナーは日本JC・韓国JC合同の世界平和推進委員会が主催したもので、日韓の歴史認識の違いを、セミナーを通じて確認し、さらにソウル近郊の歴史関係施設を見学、韓国で常識とされている「日本に対する歴史認識」を、実際に感じてみようというものです。

まず、11時から豊田(プジョン)ホテルで1時間のセミナーを受講。
ホテル内で昼食後、バスで「西大門刑務所歴史館」に向かいました。
西大門刑務所歴史館とは
「祖国の独立のために、日帝の侵略に立ち向かって戦った末に、命を捧げた愛国烈士を偲び、烈士の自主独立の精神を振り返る、生きた歴史教育の場(以上、館内のパンフより)」とのこと。
ソウルの日本人観光ツアー客は絶対に行くことはない施設、しかし韓国では殆どの国民が知っているという場所。

 

館内で配布されたパンフ(日本語版)には冒頭に次のように書かれています。
「我が民族は、日本帝国による強制占領という痛みを抱えてきました。この時期は民族のプライドが傷つけられ、民族自らの発展が中断されるなど、苦難の歴史でありました。それにもかかわらず、我々には歴史的な現実に屈したり、妥協したりせず、民族の独立に向ける闘争の歴史があり、そのおかげで今の私たちが存在し得るのです。西大門刑務所歴史館はこのような歴史を引き継ぐための教育の場として開館しました。明日を担う若者たちはもちろん全国民が、国ために命を捧げた烈士たちの志を偲び、屈辱的な過去の歴史を克服するために、国を愛し民族を愛する志を学ぶ場となりますことを祈年します。」
本館は大きく分けて3つの部門から構成されております。
まず1つめが「追悼の場」。
「日帝の侵略と弾圧に抵抗して亡くなられた烈士たち」を追悼する映像や資料が展示されています。

二つめが、「歴史の場」。
「日帝の拷問と弾圧に関する獄中生活の実状」を展示、「観覧客が直接体験できるよう」に壁棺と独房を再現してあります。

三つめが、「体験の場」。
「愛国烈士たちを拘束・監禁し、取り調べや拷問をした日帝の過酷な拷問の数々を再現」してあります。

悲鳴を上げる血まみれの蝋人形。
過酷な拷問に耐える「殉国先烈たちの自主独立への強靭な意志」をより身近に感じることができるようにとのことですが、私には日本人保安官の行った拷問の「残虐性」を強烈に表現しているように思えます。
これを観た子ども達は間違いなく日本という国に怒りを感じ、日本人が嫌いになることでしょう。

見学は約1時間、このツアーに参加した日本JCのメンバーは一様に口数少なく、陰鬱な面持ちでした。

帰る際、歴史館の入り口に小学生の団体が来ました。



「あの子たちも、日本と日本人が嫌いになってしまうのか」
これは果たして両国にプラスになっているのか?
世界平和に貢献しうる次世代を担う子ども達が、こんな教育を受けていて良いのだろうかと疑問に思えます。

平和ボケした日本人である私の認識が甘いだけなのかもしれません。
しかし、心の中で感じる違和感や嫌悪感は、わだかまったままです。

今年、宗像JCでは姉妹JCの韓国・昌原JCと意見交換会を開催しました。
その中で敢えて私から「靖国参拝問題」「竹島問題」「「歴史教育」について言及させていただきましたが、これはまだまだ小さな一歩に過ぎません。

世界平和に貢献しうる組織として、JCIのメンバーたる我々は、「国際親善ごっこ」から脱却して、本音で語り合え、対等に議論できる関係を、韓国のみならず諸外国の人々と築いていかねばならないと思います。

政治家にできないなら、私たち自らが率先して行っていきましょう。

過去の歴史認識や争いの事実はあっても、世界中の人々が通じ合える「心」があれば、未来に向けた新たな関係は築けると信じます。

世界に通じる「心」とは何か?
その答えを見つけるのが日本の青年会議所運動のテーマではないか、私はそう思います。

JCI World Congress/ジャパンナイト

2006年11月29日 | 国際交流
15日(水)、次年度理事長予定者の立部副理事長とJCI World Congress(世界会議)に出発。
JCI World Congress<世界会議>とは
毎年1回、開催地を変えて開かれる国際青年会議所(JCI)にとって最も重要な会議。開催期間中は各国青年会議所会頭会議・JCI役員理事会・総会といったJCIの組織運営に関する会議や、世界会議のテーマに基づくセミナー、会員の資質向上を目的とした分科会などが行われます。
今回は第61回目目の大会で韓国のソウル市で開催されました。
宗像JCからは田中次年度ブロック会長・戸波次年度九州地区議長・中村好成室長(九州地区渉外特別委員会副委員長)が前日から世界会議入りしています。

私達は前日14日(火)が2007年度理事会でしたので、一日遅れで会場のソウルに向かったのでした。

到着地の仁川空港には、宗像JCと姉妹関係にある昌原JCの文(ブン)副会長が迎えに来てくれていました。
文さんは昌原市から車で5時間かけて、我々を出迎えに来てくれたのです。

実は出発前に中村好成室長を通じて、「出迎えは結構ですよ」と申し出ましたが、文副会長は「意味がわかりません」と一歩も引きません。
相手を立て、礼を重んじる国民性もあるかと思いますが、両JCの友好関係を通じた深い友情に感謝し、今回はご厚意に甘えさせていただきました。

さて、ソウルの永東(YOUGDONG)ホテルにチェックインし、先発隊と合流。
ホテル近くで文さんと昼食を取り、JCI/COC本部団(HQ)のあるCOEX INTER CONTINENTALのビジネストレードショー見学。



その後一旦ホテルに戻り21時からaT CENTERのジャパンナイトに参加、福岡ブロックブースに挨拶し、この日はゆっくりとナイトを楽しみました。



 
(写真左上は北九州JC久岡理事長・直方JC松村理事長、写真右上は筑後JC永延理事長、飯塚JC林田理事長)

福岡ブロックブースは大盛況で翌日のプレスにも掲載されたそうです。
ジャパンナイトの後は、植村会長率いる福岡ブロックナイトに参加、ブース出展の成功祝いと慰労会を兼ねて、福岡ブロックナイトinソウルは熱く盛り上がるのでした。

翌16日のセミナー・17日の昌原JC公式訪問についてはまた後日アップします。

宗像市長表敬訪問

2006年10月05日 | 国際交流
2日(月)10時、姉妹JCの韓国・昌原青年会議所(ソン会長)と共に宗像市谷井博美市長を表敬訪問。
今回の昌原JC公式訪問及び交流事業の締めくくりに、国際交流事業としては初の市長表敬訪問を行いました。


宗像市・谷井市長
昌原青年会議所の皆さん、ようこそ宗像市にお越しをいただきました。
宗像青年会議所と22年の姉妹提携を結んでいるとお聞きし、大変感銘を受けました。
宗像市も韓国の金海(キメ)市と姉妹締結をして14年目になりますが、2週間前も金海市の加耶世界文化祝典に出席してきたところです(注釈:谷井市長ブログ「たにいぶろぐ」の9月28日号に記事が掲載してあります)。
韓国と日本、特にその中でも一番近い九州、そしてさらに宗像市は古来、大陸と非常に近い関係にあったわけです。
そういうことから、お互いが姉妹提携を結んで発展させていくということは、理に適っているのです。
昨日は「みあれ祭」でソン会長とお会いしましたが、古くから韓半島と宗像とは非常に重要な位置にありまして、現在、沖ノ島を中心として世界遺産に登録しようという運動を起しているところです。
合併を経た今、私は新しいまちづくりを行っているところですが、これも宗像JCの若い力を借りてやっていきたいと思っています。
これを機に姉妹都市の金海市と友好交流都市の済州道西帰浦市城山邑(ソンサンウプ)に準じて、宗像JCを通じた昌原市とも深い友好関係を築いていきたいと思います。
今後とも昌原JCと当・宗像JCとの末永い交流と協力関係をもって、日韓相互の絆が強くなることと、皆さん方のご活躍を祈念申し上げます。



宗像JC理事長・井上
今年で22年目の姉妹提携を迎える我々は、ホームステイや「みあれ祭」体験、両国の友好な関係を築くための意見交換会などを開きました。
今回はご家族も含め多数の方々に宗像市を訪問いただき嬉しく思っています。
そこで、これまでの両JCの姉妹提携のことと、今回の交流の報告の意味で市長を表敬訪問させていただきました。
谷井市長は宗像市のトップリーダーであるとともに、我々宗像JCが最も尊敬する方でもあります。
今日は、リラックスしていろんなお話しができればと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。



昌原JC・ソン会長
昨日の「みあれ祭」でも、少しだけ市長とお会いすることができました。
本日は表敬訪問させていただき、温かいお言葉を頂戴し、市関係者の皆様からもこんなに盛大に迎えていただいき、本当にありがとうございます。
私は今回で10回目の宗像市訪問でした。
今回、昌原JCのメンバー17名は2泊3日と短い時間でしたが、まるで自分の故郷のように、とても温かい気持ちで過ごしました。
ソウルよりも近い距離にある宗像ですが、それと同じように近くにいる親友だと思っています。
また昨日の「みあれ祭」では、生まれて初めてあれだけ多くの船を観ました。
私達はとても感動をしましたし、とても意義のある祭典だったと思います。
お互いの交流を土台にしてJCだけでなくお互いのビジネスにも繋がるような関係を築いていければと思います。
今回の訪問にあたって、市長と市関係者の皆様に対して、あらためて御礼申し上げますとともに、宗像市の発展と谷井市長の武運をご祈念申し上げます。

谷井市長からは花束がソン会長に贈呈され、ソン会長からも記念品が谷井市長に贈られました。

 

その後、昌原JCメンバーとご家族の紹介があり、懇談会は和やかに行われました。



10時45分、市役所を後にし、昌原JCのメンバーは市内でショッピングの後、天ぷらの「たから屋」で昼食会。

私は、先日お亡くなりになった故・松本聡市議の告別式に参列するため、昼食会はご一緒できませんでした。

松本市議の告別式から帰宅して間もなく、会員交流委員会の井浦潤也委員長から電話連絡が入り「今、昌原の皆さんが博多港の出国ゲートの中に入られました」と報告があり、3日間の昌原JC公式訪問および国際交流事業は無事に幕を閉じたのでした。

あらためて井浦委員長・古賀室長・西田副委員長はじめ会員交流委員会の皆さんと、ホームステイにご協力いただきましたメンバーとそのご家族の皆さん、連日連夜同行してくれました通訳の津村美保子さん、そして国際交流事業にご協力いただきました全ての方々に心から感謝申し上げ、このブログをもってご報告とさせていただきます。

日韓JC意見交換会(質疑応答)

2006年10月04日 | 国際交流
韓国・昌原JCとの意見交換会の最後は、会場のメンバーからの質疑応答です。


松尾コーディネーター
ここからは会場の皆さんからもご意見を聞きたいと思います。
それでは司会者にマイクをお渡しします。


司会者・天野大志君
それではここからは質疑応答に入ります。


宗像JC・戸波副理事長
会員の拡大について質問します。
私達はJC活動を多くの地域の皆さんに伝えたいとの想いで会員の拡大をしています。
今、昌原JCさんが行っている会員の募集の方法と会員拡大のあり方を教えてください。


昌原JC・ジョン監事
現在、韓国・昌原市の経済状態があまり良くなく、会社経営に力を入れないといけない時期ですから、入会を勧めるのも難しいと感じています。
先ほど、田中直前理事長が紹介されました宗像JCの青少年育成事業(宗像少年会議所)について私はとても興味を持っております。
戸波副理事長の質問の答えにはなっていませんが、私は宗像JCのそういうところを学びたいと思っています。

昌原JC・ソン会長
今年、昌原JCは新入会員が7名入りました。
やはりOBや友人の紹介が一番多いです。

司会者・天野大志君
他にどなたかありませんか?

宗像JC・的場会務担当理事
来年の国際交流委員長予定者の的場英雄です。
来年もより踏み込んだ交流を行えるように、今後のスケジュールについても活発にこちらから連絡をさせていただきたいと思っています。
そこで、来年の方向性やスケジュールが決まる時期の目処が立っていましたら教えていただきたいと思います。

昌原JC・ソン会長
国内の交流にはそんなに気を遣わなくてもいいのですが、国際交流となるととても大事です。
この質問については、次年度監事予定者のリー財務理事からお願いします。

昌原JC・リー次年度監事
来年度の国際交流部は、的場委員長のようにとても意識が高いです。
ですから、とても優秀な委員長を選抜するように致します。
来年度は4月のスポーツ例会を始め、定期的な交流だけでなく、会員個人がプライベートで韓国を訪問される時でも、サポートできるよう会員の各自が日本語の勉強と一緒に日本の文化を理解しようと努力いたします。

宗像JC・的場次年度国際交流委員長
こちらも韓国の文化と伝統をより理解し、文化的・国際的そして両国家間の友好の架け橋となるよう、事業を展開するよう考えております。
そのために何度も連絡をさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。

司会者・天野大志君
他にご質問ございませんか?
では、昌原JCの新入会員の方にお願いします。

昌原JC新入会員・シュ君
今日経験したこと(宗像大社秋季大祭・海上神幸「みあれ祭」体験)に対しては、神聖なことでしたし、新しい衝撃を受けました。
このような機会を設けてくれたことに本当に感謝したいと思います。
また今年、宗像JCの古賀室長が個人的に昌原を訪問されたように、今後は個人的な訪問を通じたお付き合いができるよう、連絡を取り合っていけることを望みます。

宗像JC・井上崇室長
私は総務情報委員会の担当室長をしています井上崇です。
テレビやインターネットは情報収集の重要なツールで、その殆どが正確なものですが、歴史問題等の報道では、日本でも偏った報道がされることもあります。
韓国においてもそのようなことがございますか?

昌原JC新入会員・シュ君
報道される事柄が事実かそうでないかは神様が決めることだと思います。
政治的な問題の捉え方は、視る人の感性によって全然違ってくると思いますし、どちらが正解なのかは分からないと思います。
一つの答えを導き出すには、全般的な事柄を視ないといけません。
韓国の場合は一つの事柄に対して、いろいろな意見を報道していますし、判断は個人の判断に委ねられます。
どの国もどの政治でも個人に一つの考えを強要することはできないと思います。
先ほどの質問に対しての答えですが、韓国ではいろんな意見が報道されているのであって、歪曲して報道されているということはありません。

宗像JC・新枦監事
宗像JCでは青少年育成に力を入れています。
昌原JCさんでは10月に青少年討論会を開催されるとお聞きしました。
どのような内容なのか教えてください。

昌原JC・ソン会長
10月17日に青少年討論会を昌原市主催・昌原JC共催で行います。
高校生を対象にスポーツ・文化・芸術・趣味などの各活動の発表が行われ、それぞれのサークル活動の発展方法等が討論会のテーマです。
また、昌原市の行政と教育関係者が青少年育成支援を議論し、未来を担う青少年達に、夢や希望を与える契機になるようにと願い、昌原JCが討論会を共催するようになりました。

宗像JC・新枦監事
まさしく子どもは世界の宝です。
これからお互いの国を背負っていく子ども達なので、大切に育てていかなければと思います。


約2時間にわたる意見交換会を締めくくる質疑応答では、会場のメンバーからも積極的に手が挙がりました。

最後は、今回の意見交換会を企画・運営した会員交流委員会の想いを込め、担当役員の古賀智己室長の言葉で閉会しました。

 
宗像JC・古賀室長
今回の昌原JCと宗像JCの交流事業では、この意見交換会が一番のメイン事業だと捉えております。
事業を担当した会員交流委員会のメンバーは、どのような議題・テーマを出していくのか、数多く議論を重ね最終的に三つに絞りました。
本当に良い意見交換会ができたと思います。
これからも世界平和と昌原JCとの交流をさらに発展させていきたいと願います。

 

会員交流委員会・井浦潤也委員長始めメンバーの皆さんの努力と熱意により、今年の国際交流事業の核となる「意見交換会」は、大きな成果を残しました。



この場を借りて皆さんに厚く御礼申し上げます。

日韓JC意見交換会「来年の交流について」

2006年10月04日 | 国際交流
1日(日)に開催した韓国の昌原JCとの意見交換会についての続きです。


松尾コーディネーター
最後のテーマは「来年の交流について」。
今年は新年の宗像JC祝賀会に、昌原JCから7名が来てくださいました。
そして昌原JCのスポーツ交流例会に宗像JCのメンバーが16名訪問させていただきました。
今年は今まで以上に親睦が深まったと思いますが、振り返ってどのようなお考えを持たれたか、そして来年からはどのような交流を行いたいかを聞かせてください。



昌原JC・ユウ常任副会長
今年、宗像JCのメンバーが韓国・昌原を訪問してくれた際に、家庭料理でおもてなしさせていただきました。
皆さん、食事は美味しかったでしょうか?
(会場から拍手)
ありがとうございます。
私達も昨夜、宗像JCメンバーの各家庭に行って、今まで食べたことがなかった日本の家庭料理を美味しく食べさせていただいて大変良かったと思います。
両国の交流は政治的な問題があったとしても持続してきました。
国際交流と両国間の関係については今回とても良い機会になったと思います。
私たちは形式的な交流から脱皮して、お互いの文化を経験しながら積極的に参加したり助けあったりしていければと思います。
来年4月の家族交流例会には、宗像JCの皆さんもご家族を連れて訪問していただければと思います。
そして、いろんな交流事業が広がっていくことを願っております。



宗像JC・立部次年度理事長
先程のテーマから皆さんの考えを聞いて、心から共感できるものばかりでした。
ますます昌原JCの皆さんのことが好きになりました。
来年の交流の方法としましては、今年がメンバーだけでなく、家族との交流へと広がりましたように、さらに輪を広げて地域の皆様との交流ができますように、いろんな方法を考えて交流を深めていきたいと思います。
明日の朝、宗像市の市長を訪問していただきますが、これもその第1歩だと思います。

松尾コーディネーター
これでテーマごとのお話は一通り終わりましたが、パネラーの皆さんで何か言い足りないことがあればお願いします。

宗像JC理事長・井上
先ほどのテーマ(日韓の外交的問題について)では、率直にお答えいただき感謝申し上げます。
私も昌原JCと同じ想いで韓国と日本の関係を考えています。
思いやりと譲歩の気持ちは、どういう立場であっても人間として大切なものであると考えます。
政治家が思いやりと譲歩の気持ちを形にできないのであれば、私達が国を変えていくということを、今後は考えてよいのではないかと私は感じました。
昌原JCの皆さん、本当にありがとうございました。

昌原JC・ソン会長
昌原JCの重要な活動の一つである国際交流事業が、どの年よりも活発になった1年だったと思います。
宗像JCの井上理事長は、私と同じ歳でもあり、昌原JCと宗像JCの活発な交流の基盤と目的を一層強くした、熱い気持ちをもっていらっしゃいます。
今年の両JCの交際交流委員長が最大の努力と気遣いで事業をしていることに対して、とても嬉しく思っています。
来年、私が直前会長になったとしても、今年以上に活発な交流ができるように、次年度の会長とよく相談したいと思います。
すべてが良かったのですが、ただ一つだけ残念なのは、
(ここからはソン会長が日本語でお話しされました)
私には子どもが二人いますが、井上理事長が未婚であることです。
(会場からは拍手喝采)
来年結婚の予定があれば是非知らせてほしいです(笑)。
皆さん、今回はどうもありがとうございました。

意見交換のテーマ三つめは、来年の交流についてでした。
今年は両JCの国際交流委員長の努力によって、さらに踏み込んだ交流が図れたと確信しています。
また、ソン会長もおっしゃられましたように、会長・理事長が同じ歳で、気が合い、プライベートでも友人関係を築けたことも素晴らしいことでした。
また、意見交換会は公式的な会議にふさわしく厳粛かつスムーズに進みましたが、お互いの表情は終始和やかで、時折拍手や笑いも出ておりました。
最後のソン会長の日本語での突っ込みにはやられましたが、いつも穏やかでユーモアの気持ちを持ったソン会長に心から敬意と親愛の気持ちを表します。

この後は、会場の皆さんからの質疑応答に入りました。
これについてはまた次回のブログで紹介することにします。

日韓JC意見交換会(外交問題と国際平和)

2006年10月03日 | 国際交流
1日(日)に開催した韓国・昌原(チャンウォン)JCと日本・宗像JCとの意見交換会の続きです。


松尾コーディネーター
次のテーマは国際平和を考える上で、今後のJC活動のあり方についてです。
実はこのテーマは宗像JCの井上理事長が一番強く願っているテーマであります。
日本において先月、リーダーが小泉首相から安倍首相に替わりました。
そのことで日韓の情勢は揺れるわけですが、これについて井上理事長から語っていただきたいと思います。



宗像JC理事長・井上
韓国と日本の国家間の政治的な関係は良好とは言い難いと感じます。
一方で我々のような民間人の文化交流はうまくいっているのに、どうして摩擦を生むのでしょうか。
そこで、率直にお聞きします。
日本の首相の靖国神社参拝や竹島(韓国においては独島)の領土問題・歴史教育の問題について、昌原JCとしては、どのようにお考えでしょうか?
是非、本音でお話ししてください。

松尾コーディネーター
ソン会長が先にお話しされると、他の方が喋れなくなるので(笑)、まずはカン国際交流委員長からお願いします。



昌原JC・カン国際交流委員長
井上理事長が言われていることは充分に理解できます。
政治と文化交流は別問題だと私は思います。
政治的な問題が民間人の文化交流に影響を与えてはいけないと思います。
しかし、政治的・社会的問題が文化に影響を与えることは事実です。
JCは世界平和の実現という理念に基づき、韓国と日本の友情を持続させていかねばなりません。
そのため韓日のJCは、もっと互いに配慮し、譲歩する友達の気持ちを持つことが大事だと思っています。
何よりも大事なのは、過去に関係なく新しい考えを持って、韓日の政治的な問題は、民間交流を通じて解いていかねばなりません。
それには韓日のJCメンバーの犠牲と努力が必要だと感じます。
靖国神社参拝問題は、過去にこだわらずに、韓日の若者達が友情の絆を強めれば、容易く解決できる問題だと思っております。
後の問題(竹島問題・歴史教育問題)について私は答えたくありません。

松尾コーディネーター
では宗像JCの田中君からお願いします。



宗像JC・田中直前理事長
この問題に対して、韓国・日本を問わずJCの持つ役割は非常に大きいと思います。
やはり国と国では政治的には様々な問題を抱えています。
国が違うことで言葉の壁もあります。
しかし近代ではなく、ずっと昔の長い歴史を振り返ると、同じアジアの人として自由に交流していた時代もあります。
今のJCは良いことも悪いこともしっかりと自分の目で見る必要があると思います。
その上で心と心の交流から、まずは韓国と日本、そしてアジアへとうまくまとまっていければと思います。
大切なのはお互いの文化と相手に対して尊敬の念を抱くことだと思います。

松尾コーディネーター
最後にこのテーマの締めくくりをソン会長からお願いします。



昌原JC・ソン会長
国際平和を考える大きな視点からJC活動は、小さな活動や目の前の活動を、自分の役割に忠実に行うことが、国際平和に繋がる道だと思っています。
いつかはここにいる人達が政治の道に進まれるかもしれませんが、今は政治家ではないから、政治的な問題は政治をしている人に任せて、独島(竹島)問題と靖国問題は私としてはあまり深く考えたことはありません。
JC活動をするのに忙しいですから(笑)。
それで、宗像JCと昌原JCはお互いに有意義な事業と活発な交流で、政治家達の見本となるように、心を開いて自尊心と与えられた役割に最善を尽くしており、お互いに良い関係にあると信じます。
こういう意義のある意見交換の場が、小さいけれど大きな韓日の問題を解決していく機会になればと願っております。
このような機会を少しずつ前進させ、良い関係を持っていったとしたら、靖国問題とか独島(竹島)問題というのはお互いに理解して譲歩しながら、韓日の関係に良い影響を与え、近いうちに解決すると思います。
そこで、ここにいる宗像JCと昌原JCが(外交問題の)解決に向けて前進していくことを願い、皆さんに感謝致します。

松尾コーディネーター
難しい問題は政治家に任せて、先ずはJC活動に邁進し、お互いの理解を深めていこうと言っていただきました。
以上が二つめのテーマ「日韓の外交問題とJCの世界平和への役割」についての意見交換でした。
松尾コーディネーターの言葉にもありますように、今回の意見交換で私がどうしても韓国のJCメンバーにお聞きしたかったテーマでした。

本音で率直な意見を語って欲しい、そんな想いで、敢えて靖国神社参拝や竹島問題、歴史教育の問題について言及しましたが、結果的には今まで触れられなかったデリケートな部分まで踏み込んだことで、お互いの今後の課題と責任も明確になったように思います。

Jaycee(JC会員個人の意)は修練と奉仕活動を通して友情を培っていく。
であればこそ、交流のための交流でなく、お互いの使命と責任を果たす努力と犠牲を果たし、真の友情を築いていくのがこれからの日韓JCの役割だと、今回の意見交換会でお互いがコンセンサスを得たと感じました。



続いてのテーマは今後の国際交流事業のあり方についてです。
これについては次回のブログで紹介します。

日韓JC意見交換会(お互いのJC活動の目的)

2006年10月03日 | 国際交流
1日(日)17時、姉妹締結を行っている韓国の昌原青年会議所(ソン会長)との意見交換会を開催しました。

コーディネーターに松尾幸主顧問(宗像JC第30代理事長)、パネラーは韓国・昌原JCからソン会長・ユウ常任副会長・カン国際交流委員長、日本・宗像JCからは私井上(第32代理事長)・田中郁三直前(第31代理事長)・立部瑞真副理事長(第33代理事長予定者)です。



まずはお互いのJC活動の目的についてお話ししました。
松尾コーディネーター
一昨年の理事長の松尾です。
本日は三つの議題についてコーディネートさせていただきます。
まずはお互いのJC活動の目的についてお願いします。

宗像JC・田中直前理事長
昨年理事長をしました田中です。
宗像JCの活動の中で、まずは奉仕活動について沢山ある中、継続している二つの活動を紹介します。
一つめが「宗像少年会議所」という事業で、対象は小・中・高校生です。
子ども達が自分達で色んな事を企画しながら様々なボランティア活動をしています。
そのメンバーの中から将来、宗像JCに入会してくれるメンバーが出ることを期待しています。
二つめに「クリーンアップむなかた」という活動があります。
これは道路の掃除をする活動で、例えば自分の会社や家の前の道路に看板を立て、責任を持ってその区間を管理(掃除)しています。
JCだけでなくて色んな人と一緒にやっていて、いずれこの活動が宗像だけでなく福岡・日本へと広がっていくことを期待しています。

松尾コーディネーター
続いて韓国・昌原JCのカン国際交流委員長から奉仕活動についてお願いします。

昌原JC・カン国際交流委員長
昌原JCでは奉仕活動を年に2回行っています。
昌原市には山と海がありますが、私たちは海をきれいにする活動をしています。
海岸に捨てられたゴミなどを拾う活動で、海の中のゴミを拾うこともあります。
昌原JCの家族も一緒に参加します。
もう一つは孤児院や老人福祉施設を慰問する活動で、プレゼント等を持って訪問し、奉仕活動を行っています。

松尾コーディネーター
あらためて、宗像JCと昌原JCが同じ活動を行っていることに友情を感じました。
続いて「友情」について立部次年度理事長予定者からお願いします。

宗像JC・立部次年度理事長
今年は副理事長をしています立部です。来年は理事長予定者です。
JCの友情は「同じ釜の飯を食う」という言葉がピッタリだと思っています。
これは寝食を共にした仲間は絆が深まるということです。
私達は高い目標に向かって共に汗を流し、泣いたり笑ったりしながら、そういう事をすることによって、それがより強い絆となり、友情を築くことができます。
JCメンバーは皆それぞれがそのようであるから、例え知らないメンバーでも、国籍が違っていても会った瞬間に信頼と友情の握手ができると思います。

松尾コーディネーター
続いては昌原JCの友情の深め方についてユウ常任副会長からお願いします。

昌原JC・ユウ常任副会長
皆さんにお会いできて嬉しいです。
私は来年、会長をしないといけなかったのですが、職場がソウルに変わるため、会長職を受けられなくなりました。
宗像JCの皆さんにも申し訳ないと思いますし、自分も残念に思います。
しかし来年も私は昌原JCで一生懸命にJC活動をすることでしょうし、特に宗像JCの方々が訪問される時は、昌原で皆さんを迎えられるように努力します。
今年、宗像JCと昌原JCはこれまでの、どの年よりも強い絆と友情を築くことができたと思います。
言葉が通じないので会話は少ないとは思いますが、いつもお互いが感謝し、お互いが努力することによって、それが交流を続けることの基本になっていると思います。
今年の4月に(宗像JCが)訪問された時にスポーツ交流会をしましたが、サッカー等をしてとても良い交流ができたと感じました。
こういう行事がその時だけでなく、持続的に行われることを期待しています。
例え短い時間でも一緒に食事をし、スポーツをすることがお互いの友情を深めることになると思います。
夜のお酒を少し控えて、これからも文化的な交流を深めていければと思います。

松尾コーディネーター
ユウ常任副会長から感動的な言葉をいただきました。
ソウルに移っても友情を続けていきたと思います。
最後にJC活動の「修練」という部分について宗像JCの井上理事長お願いします。

宗像JC理事長・井上
私からはJC活動の三信条の中の「修練」についてお話しさせていただきます。
宗像JCに限らず日本の青年会議所は、まずは修練ということで、JC活動の最初にあるのが自己修練です。
何事も楽にやろう、簡単に済まそうとはせず、事業を行うにしても事業の成功よりも、企画から準備・メンバー同士の協調やリーダーシップなどのプロセスを大事にします。
メンバーの生活に於いては、家庭や仕事が一番であって、JCはその次にあるのですが、だからといって、仕事がありますからJCができないではなく、何とかJCの時間をつくる。一生懸命JCをやっていれば、仕事をする能力やコミュニケーション力も上がるのですから、自ずと会社や家庭にフィードバックされてくるのです。
一番ダメなのは中途半端にやることです。
中途半端なJC活動は仕事や家庭においても悪い影響が出てしまいます。
また、JCは社団法人であり、JCI(国際青年会議所)の理念に基づいた組織ですから、自己流でJCをやってはだめです。
また、どんな役職にあろうとも、役職を持たないフォロアーメンバー(フロアメンバーという呼び方は間違いです)でも、もちろん存在意義と使命があります。
自分の使命は何なのかということを、先輩メンバーや理事から学び、正しく、一所懸命にトレーニングを積んでいただきたいと願います。
まとめとしては、宗像JCの活動に於いては、まず「修練」から始まるということで、それは時間をつくり活動に参加するということです。

松尾コーディネーター
最後に、ソン会長から同じテーマでお話しをお願いします。

昌原JC・ソン会長
昌原JCでも「修練」を重視しています。
昌原JCの修練のための活動は大きく分けると3つあります。
一つめが新入会員のための研修会、二つめが会員のための研修会、そして三つめが次年度の会長と副会長のための研修会です。
特に理事は監事研修・副会長研修というように、研修と実務経験をきちんと段階的に積むことで、執行部に入ることが許されるのです。
このような段階を積んだトレーニングによって、地域的な使命とリーダーシップ能力を身につけていきます。
韓国内のJC活動に目を向ければ、最近は奉仕団体とは呼ばずに、指導者のための組織というように、JCを位置付けています。
井上理事長が言われたように、昌原JCも宗像JCと同じで、一番大事にしているのは「修練」であると言えます。
修練と言えば、先輩が後輩に教えることもありますが、もっと大事なのは一人ひとりが、JCと社会活動を通した自分自身の洞察力を磨き、自己研鑽する努力と想いが最も大切です。

松尾コーディネーター
最後にソン会長から熱い想いを語っていただき、この後の懇親会が楽しみになりました。
一番目の議題としてはお互いのJC活動の目的を確認しようという意図で意見交換を行いました。
意見交換会を行う前は、韓国のJC活動はいわゆる「ビジネスJC」に重きを置いているのかなというイメージがありましたが、そうではなく、段階的に修練を積み、社会的な様々な活動を通じ、友情を深めていこうということは我々と同じです。
ソン会長もおっしゃられたように、ボランティア団体から指導者のための組織へと変わってきているということに、共感を得ました。
また、修練(トレーニング)は研修会やセミナーを通じて行うこともあるが、その次の段階に進むためには、JC活動と様々な社会活動を通じて自己修練すること、その努力と想いが最も大事という部分は私も全く同じ考えです。

さて、続いては「日韓問題と国際平和の実現について」意見交換を行いましたが、報告はまた次回のブログで行います。

ホームステイ

2006年10月01日 | 国際交流
30日(土)、韓国・昌原青年会議所のソン会長夫妻・ユウ常任副会長の奥様とお子様二人が、立部次年度理事長宅にホームステイ。
立部次年度の奥様手作りの家庭料理をご堪能いただきました。



奥様の手料理は大変美味しく、立部次年度がうらやましいです。

 

ワインとお酒もとても美味しく、写真でもお分かりかと思いますが、かなりいい気分に酔いしれました。
立部次年度と奥様に心から御礼申し上げます。

JCI韓国・昌原青年会議所公式訪問

2006年09月30日 | 国際交流
いよいよ本日30日(土)から昌原(チャンウォン)JCのソン会長初めメンバーとご家族の皆様が宗像を訪問されます。

第一日目のスケジュールは以下のとおりです。

 16:55 博多港に会員交流委員会がお出迎え
 18:30 国民宿舎ひびきにチェックイン・宗像JC全メンバーでお出迎え
 19:00 メンバー宅にてショートホームステイ
       ・ 立部次年度理事長宅(会長・次年度会長)
       ・ 田中直前理事長宅(直前会長・内務副会長)
       ・ 中村洋一室長宅(監事・財務理事)
       ・ 中村好成室長宅(国際交流委員長・書記)
       ・ 柳浦委員長宅(新入会員)
       ・ 小島副委員長宅(幹事・会員)
 21:30 国民宿舎ひびきで解散

明日1日(日)早朝からの宗像大社秋季大祭・海上神幸「みあれ祭」体験に備え、初日はこれで終了の予定です。

二日目は以下のスケジュールです。

(漁船組)
  6:30 国民宿舎ひびき集合(会員交流委員会)
  6:45 宗像JCメンバー全メンバー集合・昌原JCメンバーお迎え
  6:50 国民宿舎ひびき出発・専用車で移動
  7:00 鐘崎漁港で漁船に乗船
  7:30 出航
  8:30 宗像大社中津宮(大島)祭典に参列
 11:30 鐘崎漁港に帰港・専用車で移動
(観光船・ボイジャー組)
  7:50 担当メンバー(小田原委員長・通訳津村氏)集合
  8:00 昌原JCご家族お迎え・専用車で出発
  8:45 神湊でボイジャーに乗船
  8:55 ボイジャー出航
 11:00 神湊に帰港・専用車で移動
(漁船組・ボイジャー組合流)
 12:00 焼肉処海風で昼食
 13:30 宗像大社秋季大祭・放生会参加
 14:30 専用車で国民宿舎ひびきに移動
 15:00 到着後休憩・会場設営
 16:30 会場集合
 17:00 宗像JC・昌原JC意見交換会開会
 19:00 意見交換会終了・ウェルカムパーティ開会
 21:00 ウェルカムパーティ終了・2次会に専用車で移動
 21:30 2次会開会
 23:30 終了解散

そして公式訪問最終日の2日(月)は、以下のスケジュールです。

  9:00 国民宿舎ひびきに会員交流委員会集合
  9:30 昌原JCチェックアウト・専用車で移動
 10:00 宗像市谷井博美市長を表敬訪問・市長との懇談会
 10:45 市内で昌原JCメンバーショッピング
 11:30 天ぷらのたから屋で昼食
 13:30 博多港へお見送り
 14:30 昌原JCの皆さんが博多港出航

以上が公式訪問のスケジュールです。

今年で姉妹締結22年目を迎え、両青年会議所の交流はますます活発になり、お互いの友好関係は深まっています。
今後の課題は、お互いの友好関係が内部的なもので終わることなく、両国の民間交流を通じて、国家間の良好な関係の基盤をつくり、アジアだけでなく国際社会の平和実現に向けて双方が活動していくことにあります。

出光興産株式会社創業者で宗像JC創設の発起人であります故・出光佐三店主(宗像市赤間出身)が遺してくださった「互譲互助・人間尊重」の精神をもって、世界平和への想いを神郡・宗像から発信していこうではありませんか。
そのための足がかりを今回の公式訪問で築いていきたいと強く願うしだいです。

会員交流委員会はじめメンバーの皆さん、3日間よろしく頼みます。

韓国・昌原JCとの交流

2006年09月28日 | 国際交流
来る9月30日(土)に、宗像JCの姉妹JCであります韓国・昌原JC(ソン会長)メンバーとご家族の皆さん20名が公式的に来訪されます。

今回の交流では、昌原の皆さんに宗像の歴史と文化を体験していただき、日本・韓国の友好と国際平和の実現に向けた協調を目的として開催します。

まず、30日(土)は宗像JCメンバーの自宅へ招待し、日本の家庭料理でおもてなしします。

2日目の10月1日(日)は宗像大社秋季大祭・海上神幸「みあれ祭」を体験。
漁船(女性は観光船)に乗って大島・中津宮祭典や放生会に参列し、夕方は意見交換会を開催します。
意見交換会では日本・韓国の国家的外交問題について、本音で議論し、真の国際平和の実現のために、我々が為すべきことは何かを話し合います。

意見交換の後は国民宿舎ひびきで懇親会。
韓国の皆さんはお酒が強いので、我々も心して臨みましょう。

3日目の10月2日(月)は宗像市谷井博美市長を表敬訪問。
今回の交流事業の報告と、世界平和に向けた活動への想いを市長と語ります。

今年、韓国・昌原青年会議所との交流が一歩前進しました。
1月の新春祝賀会に初めて昌原の会長が来られましたし、我々が4月に公式訪問した際は竹島問題の最中でしたが、ショートホームステイを体験し、メンバー・ご家族・OBの方々ともスポーツを通じて親しく交流できました。

また、ソン会長はプライベートで訪日され、お互いに私的なお付き合いができましたし、そして今回の公式訪問では20名もの方々が来られます。

これも両青年会議所の国際交流担当委員長の努力と、韓国・昌原青年会議所のソン会長のお人柄とお気持ちの賜物です。

ソン会長は日本語も大変お上手で、穏やかでユーモアがあって、とても気が合います。
毎年、宗像・昌原の理事長・会長はタイプが似ているとよく言われますが、それこそが両青年会議所の友好の鍵なのかもしれません。

日本と韓国の両国も、お互いのトップ同士の関係が外交の鍵だと考えます。
そんなことも、今回の意見交換でお話ししたいですし、ソン会長とお会いできるのが楽しみな今日この頃です。

アジア太平洋こども会議

2006年07月21日 | 国際交流
21日19時、宗像ユリックス
アジア太平洋こども会議主催の招聘事業宗像市にブルネイと香港の子ども達がホームステイされています。
そのホストファミリーとの夕食会に松尾幸主顧問(宗像地域国際交流連絡協議会会長)と参加して来ました。

アジア太平洋こども会議・招聘事業については宗像JCの皆さんはご存じのことと思いますが、福岡JCが1989年(福岡市制100周年)「アジア太平洋博覧会-よかトピア」の参加事業としてスタートした国際交流プログラムで、現在はNPOアジア太平洋こども会議・イン福岡(The Asian-Pacific Children's Convention in FUKUOKA = APCC)として、日本をはじめとするアジア太平洋地域のこども達に対して、異文化に触れお互い理解し合うための国際交流の場を提供しています。

2004年はJCI世界会議・福岡大会が開催されましたが、この年は「世界こども会議」と規模を拡大し、宗像市のグローバルアリーナでも交流事業が開催され、宗像JCも参画しておりました。

今回はホストファミリーの中島さん(写真右下・私の左隣)からご案内をいただき参加したしだいです。
 
<写真左上、黄色いTシャツの少年がJeff君(香港)、中央がシャペロンの李君(香港)、左が松尾顧問>

実は中島さんとはこのブログが縁でご連絡をいただくようになったのです。
中島さんはじめホストファミリーの皆さん、今日はお世話になりました。

さて、明日から「サマーコンファレンスin横浜」に田中直前・立部副理事長・中村議長・新副議長らと参加してきます。

以前「サマコンに行こう!!」で紹介しましたが大変興味深い内容ですので、2日間しっかり勉強してきます。