すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

神宿る島「沖ノ島」

2006年04月27日 | 沖ノ島を世界遺産に!
25日、「沖ノ島」の清掃奉仕に行って参りました。宗像青年会議所からは松尾顧問・高田副理事長・戸波副理事長・中村好成室長・古賀室長・山下副委員長・小島雄大君・杉埜君が参加、福岡ブロック協議会アカデミー第1委員会の高橋良宗委員長(ひびきJC)も来られました。

沖ノ島(おきのしま)は、福岡県宗像市にある宗像大社の神領で、玄界灘の真っ只中に浮かぶ周囲4kmの孤島である。島全体が御神体とされ、今でも女人禁制である。宗像大社沖津宮があり、現在の住人は沖津宮の神職1人である。また、九州全土、特に宗像地方を中心に沖ノ島世界遺産化運動が行われている。
ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

8時半に鐘崎漁港から漁船で出航、結構揺れましたので船酔いでダウンされる方もいらっしゃいましたが、波しぶきを被りながらも2時間後、無事に「沖ノ島」に到着しました。
 
冷たい海の水で禊(みそぎ)を済ませ、いよいよ島の中腹にある「沖津宮」を目指します。
古来より沖ノ島は神職しか上陸が許されず、一般の参拝が許されるのは沖津宮現地大祭の日(5/27)に限られているのですが、この日は現地大祭に先立って参道と境内の清掃奉仕を行うため特別に上陸が許されたのでした。
沖ノ島の歴史背景はこちらをご覧ください。
参道には見たこともない植物が生えています。
 
これらの植物は国の天然記念物に指定されております。
また古くからの決まりにより一木一草といえども島から持ち帰ることはできません。
「島のことを他の人にしゃべってはならない」「島の木や草であっても持ち出してはならない」という決まりがあり、大島や宗像の人からは「不言島(おいわずさま)」と呼ばれていました。
境内で参拝し清掃奉仕の後、波止場で昼食を頂きました。
 
外で食べるご飯の美味しいこと。海の幸・山の幸を堪能しビールを飲んで昼寝、15時過ぎに「沖ノ島」を後にしました。
島からは一木一草たりとも持ち帰ることはできませんが、「神水」だけは許されるということで頂きました。

17時、国民宿舎ひびきでお風呂に入り、直会(なおらい)に参加。
清掃奉仕に一緒に参加した、ボストン出身のポール・リンドバーグ先生や早稲田大学大学院生の米澤君らと楽しく語らい、大社の神官(禰宜)で宗像JCメンバーの葦津アドバイザーや豊前JCの比嘉俊一君らも加わり、2次会も盛り上がりました。

ポール氏が「何故、沖ノ島を秘密(上陸禁止という意味)にするのですか?」と聞くので「神様は我々の身近に存在しますが、人間と対等ではないからです」と答えました。

ポール氏はこうも言われました「私(ポール氏)は沖ノ島と宗像の歴史に興味があるというより、沖ノ島と日本人の関係に惹かれます。私は人のことに一番興味があるからです」と。

なるほどと感心しました。

「沖ノ島」を地域振興という視点ではなく、日本・世界との関わりという観点で捉えなければならない。
そのためには故郷や自国の歴史・伝統を学ぶことが大切なのだと気づかされました。

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4 コメント

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こんなんでましたけど! (みかん好き)
2006-04-28 12:15:03
私が入会してまもないころ、不思議なお客さんがこられ、私の顔を見るなりこんなことを言われました。『宗像大社の三姫』と言われているが本当は五姫なんだヨ。二人の姫の一人は宮地嶽に嫁がれましたが子供が出来ず離婚し岡垣の某神社に行かれ、もう一方は西区の某神社にいらしゃるそうです。高宮と言う所には宗像大社の昔で言う殿様と側近の方がおられ、沖ノ島に長女、大島に次女、大社に五女がいらっしゃるとのことです。宗像JCメンバーの前世は皆、宗像大社出身だそうで、宗像大社出身以外の方は入会はしないそうです。

不思議な話でしょ!!
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不思議ですね! (井上)
2006-04-28 19:02:34
「五姫」すごい話ですね!

でもとても共感できますし、そうなのかなと思います。



それに宗像JCメンバーの絆の強さを感じ、出逢うべくして出逢ったと信じます。

きっと不思議なご縁があったのではと私も感じます。



とても嬉しい気分になりました。

みかん好きさん、またお話聞かせてください!!
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Unknown (nao)
2010-07-12 14:26:57
いろいろ、勉強になりましたっ!!!
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naoさまへ (井上)
2010-07-12 21:36:07
naoさま、コメントありがとうございます。

随分前の記事ですが、「みかん好き」さまのコメントも久々に読み返し、懐かしさと共に、導きのようなものを感じました。

またどうぞお気軽にコメントをお書きくだされば幸いです。
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