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夏休み挑戦してみませんか 日本工業大学が今夏、高校生を対象に3つのコンテストを実施

2010年06月07日 20時08分01秒 | 宮代ニュース
埼玉県宮代町の日本工業大学(柳澤章学長)は、高校生に「もの作り」の楽しさと喜びを感じてもらうと共に「もの作り」にチャレンジする気持ちを支援したいとして、夏休みを利用して出来る3つのコンテストを開催する。いずれも、高校生なら誰でも参加でき、各コンテストの最優秀者にはそれぞれ10万円相当の図書カードが贈られるなどビッグなコンテスト。高校生諸氏、挑戦して見てはいかがですか。夏休みまでにはまだ時間がありますが、参加エントリーが始まっているので、関心のある方はチェックしてください。


(写真は昨年の「マイクロロボットコンテスト高校生大会」の模様)

日本工業大学が実施する、高校生を対象としたコンテストは「第2回 3D-CADプロダクトデザインコンテスト」、「第4回 マイクロロボットコンテスト高校生大会」、「第24回 建築設計競技」の3つ。概要は次の通り。


●「第2回 3D-CADプロダクトデザインコンテスト」

昨年第1回が開かれたが、3D-CADを駆使して斬新で独創的なアイデアをコンピュータ上に実現し、それを作品として提出して貰うもので、テーマ部門と自由デザイン部門の2部門がある。今年のテーマ部門のテーマは「子供が乗る遊具」。

3D-CADを持っていない、あるいは、3D-CADの操作方法を知らないという高校生でも、コンテストに参加したいとの意志があれば、誰でも参加できるような配慮がなされているのが、このコンテストの特徴。

具体的には、3D-CAD(SolidWorks)を持っていない高校生には体験版(無料)が用意されているほか、操作方法については、6月13日、6月27日、7月4日、7月18日、7月25日、8月8日の各日曜日に日本工業大学で無料で操作演習の講義を受けることが出来る。


(昨年の課題部門最優秀作品)

遠方で、講義に参加できない場合には、日本工業大学の学生や教員が無料で出前講義を行ったり、日本工業大学で開発した動画マニュアル付き入門書で学習することも出来る。

やってみたいと思ったら、参加エントリー(8月16日まで)を行い、9月6日(必着)までに、3D-CADデータと作品のコンセプトを明記したテキストファイルデータをCD(またはDVD等)にして送るだけ。


(昨年の自由デザイン部門最優秀作品)

詳細については、「第2回 日本工業大学 3D-CADプロダクトデザインコンテスト」公式HPをごらんください。


●「第4回 マイクロロボットコンテスト高校生大会」

ロボットが自分で判断しながら走行競技用のコースに沿って走る、1インチ角の大きさの「マイクロライントレースロボット」を設計製作し、指定されたコースを1周するのに要した最短の時間を競う競技。


(昨年の大会)

こちらも、ロボットになじみの薄い高校生でも参加できるように配慮されている。

ロボットを一から作るのが難しいという高校生には、参考用の組み立てキットがあり(先着200名まで無料)、キットを工作できる高校生ならだれでも参加が可能となる。キット組み立てに自信がないという高校生には8月7日(土)、日本工業大学で、ロボットキット作製教室が開催される。


(昨年の作製教室)

同じキット使って早く走れるの?という疑問がわくが、駆動輪にゴムをかぶせたりの機械的な工夫やコーナーと直線の走りのバランスをどうプログラミングするかなど、こうした創意工夫が過去の大会では勝敗を分けた例も多い。

同大会も、参加エントリー受付が始まっており、5月31日現在、5都県・6高校・23名・27台が参加予定となっており、例年百数十台以上が参加している。

なお、同大会は全国工業高等学校長協会ジュニアマイスターの顕彰対象大会となっている。

詳細については「日本工業大学マイクロロボコン®(マイクロロボットコンテスト)高校生大会」の公式HPをごらんください。


●「第24回 建築設計競技」

原則として高等学校の建築科、またはこれに準ずる学科に在籍している高校生を対象とした建築設計の腕試しの場。24回の歴史があり、近年では、審査委員に活躍中の建築家を招くなど、歴史・内容とも建築業界でも注目のコンテストとなってきている。

コンテストは、設定された課題に沿った設計を行い、A1版用紙1枚(841mm×594mm縦使い)にレイアウトして表現する。


(昨年の表彰式)

今年の課題は、「内」と「外」の中間領域をもつ家。提出期限は2010年8月31日。


(昨年の優秀作品展示)

審査委員は、五十嵐淳(建築家)氏をはじめ日本工業大学の川村清志・教授、足立真・准教授。

詳細については、日本工業大学公式HPをごらんください。