宮代NOW(出来事編)

埼玉県宮代町及び周辺のもろもろ情報

野の花クローズアップ(1) スイバ

2009年03月26日 22時26分08秒 | 宮代町点描
野の花が賑やかに鳴る季節。ちょっと立ち止まって、しゃがみこんで野の花を見て見ませんか。
虫眼鏡で見ると、遠目から見てのイメージとはとまったく違った様子が目に入ってくることがあったり、自然の造形の妙にビックリすることもあります。
宮代町で出会えるそうした花を中心に、不定期ですが「野の花クローズアップ」シリーズとして取り上げてみたいと思います。

第1回は、スイバ。



今時分、野に出ると粟粒をつけたようなちょっと背の高い花がある。スイバまたの名をスカンポ。ただ、スカンポはイタドリのことをスカンポと呼ぶこともある。
スイバは、ギシギシの仲間。同じように背を伸ばして花を咲かせるギシギシと間違えることもあるが、茎の上のほうに付いた葉が茎にくっついて茎から葉が出ているように見え(茎を抱くという)ればスイバである。



この花があったら、虫眼鏡でのぞいてみよう。



赤いもじゃもじゃしたものが見えたら、更に近寄って



丸い玉だと思った中に、もじゃもじゃとしたものがあります。
白と赤のもじゃもじゃ、美しいです。

え? もじゃもじゃがない?

では、こうなっていませんか



更に近寄ると



赤くなくて、緑に近いものもあるようです。

実は、スイバは雌雄異株です。
もじゃもじゃが雌株の雌花。棍棒のようなのは雄株の雄花。

遠目から見ると同じに見えるスイバも実は微妙な違いが有ったようです。

雄株、雌株を探して見ませんか。

宮代町山崎山の重殿社に文化財案内板を設置

2009年03月26日 22時19分56秒 | 宮代ニュース
宮代町郷土資料館はこのほど、山崎山にある重殿社に文化財案内板を設置した。同資料館は平成8年から文化財案内板の設置を進めており、今回で30基目、ふるさと歩道の案内板を含めると、町内38 か所の町内散策に役立つ案内が設置されたことになる。



トラスト保全地の山崎山の雑木林の中にある重殿社(じゅうどのしゃ)は、周辺の自然環境、子どもたちの遊び場などと合わせて、いわゆる「村の鎮守」の面影を残す、宮代町でも数少ない場所で、地元では「権現様」と呼ばれている。



拝殿には多数の「ぞうり」が見られ、足の病の平癒を願ったり、お礼に奉納されたもので、重殿社が今なお住民の信仰の対象として大切にされていることがうかがわれる。



設置された案内板によると、「本殿は簡素ではあるが、町内でも数少ない江戸時代の「見世棚造り」というもの」だそうです。



また、境内には1765年に建てられた稲荷社の祠や



1829年に建立された高さ約2mほどの二十三夜塔があり、案内板ではこれらの説明も行われている。



また、案内板では「現在、雑木林にはイヌシデやクヌギ、コナラなどがあるが、以前は赤松も多く見られた」と保全地の変化にも触れ、昭和46年当時の写真も掲示されている。



郷土使用感では「町内の各地域の歴史や文化、行事などについて理解を深めるきっかけとして、この案内板を活用し、町内の散策など行ってみてはいかがでしょうか」としている。