畔草

2014-08-31 04:00:03 | 日記


 朝食前小1時間ほど屋敷続きの水田の畔草刈りを行なう。稲だけは降雹の被害が見られないので畔草刈りには精が出る。この頃夜の気温は20度前後でハエヌキ米に稲穂も黄金色に変色して来る。8月は雨が多く気温が高かったので畔草の伸びは半端じゃない。
 日の出も遅くなり朝食前の農作業は短時間に終わってしまう。6時半頃に朝食の時間なのでそれに併せて仕事を終える。日の出の朝の気温は低く少し肌寒いような気温でいくら畔草刈りに頑張っても汗が出ない。30cm近く伸びた畔草には朝露で濡れて長靴にヤッケズボンの出で立ち。
 朝一の腰を曲げての草刈作業はギックリ腰になると後で大変になるので体が温まるまでは気を使いながら機械操作をする。イナゴがピョンピョンと跳ねて逃げ回っている。他所の住宅の近くの水田で機械のエンジンの騒音で折角の日曜日の早朝から音が煩く邪魔になるので家際から離れて仕事を開始する。
 濡れて草は切れ味が良く草刈作業も捗る。週末には早朝から2日間土地改良区、河川清掃と連続の草刈作業でそれまで水田の畔草刈りは終す予定で毎年やっている。そろそろ用水路に流していた水もストップになり稲刈り作業支障が無いように圃場を硬くしなけれなら無い季節になった。

心機一転

2014-08-30 12:19:01 | 日記


 降雹から1週間も経ち毎日りんごの葉摘み、収穫等で顔を合わせて来た。段々降雹被害のショックも薄すれて来た。農業関係の集まりの場所ではまだ開口一番の酷い雹害状況を話をしている。80歳代の高齢者でもあんなに大きい雹を見た事も無いとビックリしている。
 稲の被害はないようで日毎に黄金色の稲穂が稲穂を頭を垂れて来る。今年の稲作は豊作間違いないような稲の姿。噂では豊作で増収分販売価格が下がるような話題が出始めている。農産物は売ってお金を貰ってみないと高い安いは分からない。気象条件に左右される農産物価格で営農設計を立てるにはなかなか難しい。
 今年の中性種、晩生種のりんごは病害虫の被害も無く8月に入り降水にも恵まれて秋の収穫を期待していた。昔は210日まで台風が来ないと気温も下がり涼しい気候になり大型台風の襲来はないと古老が言っていた。
 この頃の気象は古老に言い伝えも当てにはならない程変動が激しい。記録的な爆風、豪雨、長雨、おまけに降雹で厳しい農業環境。若い時分は早く災害の年が開け新しい年になれば忘れて新規まき直しの再出発だった。知り合いの方の大病、親の介護等の暗い話題が多く、この歳になるとなかなかその気にはなれない。
 それでもクヨクヨしては体に良く無い久ぶりの爽やかな秋晴れの中心機一転で昂林の葉摘みをする。安値で販売だろうが両手、両指を使い呆け予防の健康にと思えば楽しい農作業。

天気

2014-08-29 04:07:51 | 日記

あんなに暑い夏だっが季節は正直に移って行く。毎日のように俄雨降りが続きカラッとした晴天にはなかなかならない天気。果樹の防除も計画通りには天気が悪く順延になって狂いぱなし。休憩時間に飲んでいた手づくり梅ジュースに冷たい氷水を割って飲んでいたのが暖かいお茶に変って来た。
 暑さは一段落して飲物も違って来てもう少しで9月に入る。何時もなら暑さから解消され楽しい収穫の秋を迎えるのだが今年は違う。雹害果の葉摘み、玉廻し等障害果と向き合いながら精の無い降雪前まで長い期間の農作業。
 少しでも収入を上げる為には着色管理は平年と同じくしなければならない。スタッフ達も暑さも納まった来月から葉摘み作業に入る。自家消費の障害果をコンテナに入れて準備して置くと喜んで取りに来る。
 コンテナに入った雹害果を見ながら余りにも酷さにビックリしている。押し傷、切り傷等、雹害果の取り扱い方を説明して葉摘みをお願いする。

収穫

2014-08-28 07:32:32 | 日記



 りんご捥ぐのが恐ろしいような気持ちで着色した赤いつがるをリンゴを選り捥ぐをする。やっぱり酷い思っていた以上に障害果が多く収穫、撰果は捗らない。今回の降雹は天童役所を中心に東部地域が酷く街中の車のボンネットはボコボコと凹凸で車両保険の加入していない人は大変な出費で大変。
 今の所、稲の被害は詳細には分からないが大した被害ではないようだ。撰果場に無数の押し傷等の障害果、ジュース用のりんごを運んで行くとみんな元気が無く困った~の繰り返し。東部地域は果物産地で何処の農家もりんご、ラ・フランス等の果物栽培で生計を立てている。
 JAで準備して置いたジュース用の大きい籠コンテナに山積み状態になっている。何時までもクヨクヨしていてもどうしようも無く体に悪いだけだ。つがるの着色を待って屋敷続きの中生種の昂林の葉摘みを始める。
 家際の近くの畑でこれから葉摘みをするりんごなので葉っぱがあるからか幾らか傷果が少ないような感じがする。まだ未熟果で青いので甘みも無くいくらか渋みを感じるだけでジュースにも出荷出来ない。
 押し傷で表皮は少し変色しているが熟して赤くなって来ると障害果で出荷できるようだ。大玉で病虫害の被害も無いリンゴなので着色さえ良ければ美味しく販売価格も少しは期待が出来るようだ。

残暑

2014-08-27 04:10:56 | 日記


 厳しい残暑は降雹後一旦落ちついて働く易い気温になった。農家ばかりではなく一般人の人々の先日の降雹被害の凄さを語っている。りんごの木の下から見れば障害果は少ないが実際捥いで見ると多く、捥いで撰果すると2割にも満たない正常果でがっかりする。段々降雹で押し傷が変色して赤い点になって表れて来る。いくら真っ赤なりんごでも雹が当たった場所は濃い赤で一目瞭然。
 他所から聞いた話等や思い込みの誇大な話が多く情報が錯綜している。3cmほどの大粒の降雹が凄い勢いで降って危険で運転するのを控え車内に20分程閉じ篭って止むのを待った。こんな事がこの世のあるのか?と恐ろしさで止むのを祈っていたのが脳裏に焼きつく。
 東日本大震災、今回の降雹等なんかしら自然界の異常を感じる。隣接する畑でもりんごを捥いでいるが酷い降雹害で落胆して話声は無くラジオの音声だけが聞えて来る。これから3ケ月くらいこのような降雹害のりんごの葉摘み、玉廻し、収穫としなければならない。
 緊急にJAでは降雹害の対策で臨時の農薬散布、被害の実態調査の広報が配布された。集荷場のジュース用の容器にはイッキに集まり山積みになっている。このジュ-スは生産者に愛飲運動として又割り当てで消費拡大として購入しなければならない。所詮文句なんて言ったって通る訳が無く自己責任で諦めが肝心。
 なんだかんだと言っても天に向って唾を吐くような物でどうしようもなく兎に角急いで捥ぐ。捥いだりんごを正常果、障害果、酷いにはジュース用にと3段階に分けてコンテナに入れる。大玉で真っ赤なりんご降雹害が無ければ正常果だった物がジュース用の二束三文で今年の果実は精の無い収穫作業。