水田

2014-08-21 04:48:11 | 日記


 相変わらず暑い毎日で後2~3日で真夏日より下がり涼しい気候に戻るようだ。今年の稲作の生育は順調で早生種のヒメノモチは頭を垂れている。つや姫、ハエヌキも穂が出揃いラジコンのヘリ防除は雨降りの影響で1日遅れで山口沢圃場に来るようだ。畑の果樹等に作物とは違い田植え後は水見回り、畔草刈り等だけで管理には楽。
 昔と違いこの頃の品種はハエヌキ、つや姫は倒伏し難い機械作業に合った稲で倒伏の心配は無く豊作間違いない。全国的にも豊作の予想で受給のバランスが崩れ値下がりの心配が農家間で囁かれ初めている。機械化一環作業が出来て農作業が楽な稲作経営で大型機械での法人化が進んでいる。
 それでも傾斜地で耕土が浅く痩せ地の水田では大型機械での農法では生産費が嵩み割りあわない。50町歩足らずの圃場で減反除きの稲作栽培面積は40町歩に満たない面積を13名程でそれぞれが耕作している。自家消費して余った僅かな米を販売している程度で高齢者や数少ない担い手の農家の若者がなんとか維持管理をしている。
 今年の米価の下落幅が大きいと又米作りを止める農家が増える心配がある。小さい面積や不正形の圃場の借り手探すに苦労な冬になるようだ。我家の圃場に暫くぶりに中に入って残草のヒエ抜きをする。
 中干し、間断潅水等をしたので圃場は硬く余り抜からない。それでも日中の33度越す猛暑の中では日陰の無い圃場での作業は熱中症に危険があるので午前中の涼しい内にする。まだ朝露でダラダラ濡れている稲なのでヤッケズボンに長靴身なりなので圃場に入ったとたんに暑く汗が流れ落ちる。
 圃場の所処に塊って葉色の濃いヒエでまだ開花下ばかりで種子は形成なってない。鎌で地際から切り倒して圃場にそのままにして置く。出穂前にカメムシ予防に畔草刈を綺麗したがお盆中の雨、猛暑で伸び始めている。
 今の時期に畔草刈りをすると畔草に生息していたカメムシが乳熟期の稲穂に付いて汁を吸って斑点米の落等になってしまう。伸び始めて畔草を余所目にヒエ抜きを終わり車中から眺めても良い穂揃いの圃場だ。