慈雨

2015-07-17 05:08:45 | 日記


 台風11号の影響で待望の雨が降って来た。前日の夕方から雷雨で強い雨を期待したが深夜もお湿り程度も雨音だった。りんごの防除計画は雨で順延になり防除機械のエンジン騒音は無く静かな朝。雨音を聞くとどっと疲れが出て来て目覚めはいつもと変わらないが床から出るのはゆっくり。寝床から障子戸を開けて外の空模様を眺める。風も無く静かに小雨が落ちていて庭の窪地にはまだ水溜まりは出来ていない。
 田植え後から降水量が少なく日照り続きで雨降りで野良仕事を休んだ覚えはない程。今日は1日ゆっくり強い雨音を聞きながら休日出来ればと起床して朝刊を取りに玄関に出る。これまでの猛暑は一段落して気持ちの良い今朝の気温。近くの里山には靄がかかって全然見えない。
 降水確率は高く1日中傘マークだが朝食時も降ったり止んだりの小雨模様。それも雨不足で元気の無い庭木にも元気が出たようだ。全ての農作物は雨を望んでいるが期待外れの天気予報だった。

旱魃

2015-07-16 05:20:31 | 日記


  昨年の今の時期大型台風の進路が心配していた親父のブログ。今年の台風の強い風は心配だが台風が運んで来る雨が欲しくで台風情報からは目を離さない。りんごの摘果を終わり又別な場所を移動して広い面積のりんご畑に行く。 
樹齢50年以上の大木、古木の園地で枯死した場所が所々にあり空間が出ていた。昨年幼木を大型機械で移植して早めに摘果を終わしたが雨不足、高温でりんごの実は全然大きくなってない。葉っぱの緑は薄く垂れ下がっていて酷い旱魃の影響。急遽摘果作業は昨年の移植した幼木から幼果を全部摘み落として樹勢を回復させる。
 園地全体も高温でダニの発生が見られ葉色が冴えない。ここ2~3日雨が降らないければダニの異常発生が心配されるので薬剤調合所では全樹種にダニ単剤の特別散布の分譲予定にチラシが配布される。耕土の浅い場所や砂利の多い場所の雑草は乾燥が酷くほびこる事が出来ず地肌見える。

 午後から予報通り雷はなるが雷雨まで降らない。蒸し暑く首に巻いたタオルで汗を拭き々脚立の上り下りして摘果。一雨が降るとこんなに疲れることは無いのだが自然相手の農業は大変。今晩の台風11号からの雨雲を期待しながら家路に着く。

減反

2015-07-15 07:56:10 | 日記


3割以上の水田の減反面積だったが昨年の米余りでまた僅かだが減反面積が増えた。これまで無かった米価の価格で減反面積が追い討ち掛けるような厳しい米作り。減反面積が急に増えても新しい農作物を栽培する農家は見つからない。増えた面積分は消費米でなく多用途米に回してやる。
減反面積分は永年作物の果樹に転作しているが誰の借り手の無い水田は家族に内緒で耕作している。田植えの出来ない圃場もあり毎年2回くらい草刈して管理している。今月下旬には転作作物や農地が耕作放棄地、放任地出なく管理が行き届いているか減反確認日程のお知らせが来た。
 来月始めはえぬき米は出穂が始まりカメムシ防除の為の畦草刈の時期になった。稲作専任会議では異常発生の特別警報の注意が出る。減反田、畦草刈も日中の草刈は切れ味が悪く日陰がないので涼しい日の出前の早朝にする。これから毎朝5時前からしばらくの期間畦草刈の毎朝。
 里山沿いの圃場は日の出が始まっても9時過ぎないと日が差さない。朝梅露で濡れた朝草は綺麗に刈り倒して進む。段差の多い圃場は2m以上の畦幅で落差50cm以上で腰を屈めて大変な仕事。

猛暑

2015-07-14 08:00:26 | 日記

 日の出とともに強い日差し、ぐんぐん気温が上がる。畑の雑草余りの日照り続くの天気で葉っぱは活気なく萎れている。気縄周辺の海上には台風が本土目指して北上している。5月から雨らしい雨は降らない今年の少ない降水量。畑は乾燥して雨が欲しいなかなか梅雨前線らしい気圧配置にはならない。
 36度の天気予報も午後から更新してもっと暑くなった。体調を考えて昼休みの時間を長くとって茶の間で休んでいる。冷房のない我が家の茶の間先日部屋の障子戸を取り外して開放的にして通風を良くしてやる。それでもこの高温では休んでいてもジワジワと汗が滲んで来て体の置き場所がない。
 水田の用水路の流れは急に弱くなって少なくなって来る。米作りの栽培指導では中干しの時期だが山口沢圃場で1番下流では指導通り中干しを強くやっていると田面は渇き白くなって水不足になってしまう。耕土は浅く砂利田で田面にヒビが入ると保水力は無く水は地下浸透してしまう。
 1番恐ろしいのは狭い用水路の水が切れる旱魃対策でこの猛暑続きで心配しながら乾き過ぎ無い内から水を入れて置く。雷雲が来ないかと上空を見るが雲1つない快晴で暑い中りんごの摘果に精を出す。

真夏日

2015-07-11 04:23:06 | 日記
 

台風の影響もあり朝から気温はぐんぐん上がる。とうとう暑くなって来たか?と今月いっぱいはかかる摘果作業に出かける。庭に植えている山百合は蕾がほころび開花は間近になっていた。昨日の真夏日の高温で咲き始めた。昨年よりは1週間以上早い開花で植物は気象に正直。作業小屋に毎年ツバメが渡って巣作りをしてサクランボの選別、箱詰め時は賑やかだった。
 今年はサクランボの収穫が終わる頃営巣して産卵してやっと雛になったようで巣の下には卵の割れたカケラが散らばっている。2羽の親ツバメは盛んに小屋に出入りして雛に餌を運んでいる。俺たちも日曜、祝祭日のなく毎日暑い最中の野良仕事で大変。今年はサクランボの不作で大変な年で農家では昨年の8月の降雹被害で大幅な収入減気分的にも落ち込んでいる。
 7月に入ると法人組合の水田の耕起、代掻き作業の利用料金の支払い、果樹の薬剤調合所の農薬代金、JAの春渡しの肥料、除草剤等の購買代金納入時期。農家は後は秋の果物販売を終えないと無収入で今月は大変な月。