残暑

2014-08-27 04:10:56 | 日記


 厳しい残暑は降雹後一旦落ちついて働く易い気温になった。農家ばかりではなく一般人の人々の先日の降雹被害の凄さを語っている。りんごの木の下から見れば障害果は少ないが実際捥いで見ると多く、捥いで撰果すると2割にも満たない正常果でがっかりする。段々降雹で押し傷が変色して赤い点になって表れて来る。いくら真っ赤なりんごでも雹が当たった場所は濃い赤で一目瞭然。
 他所から聞いた話等や思い込みの誇大な話が多く情報が錯綜している。3cmほどの大粒の降雹が凄い勢いで降って危険で運転するのを控え車内に20分程閉じ篭って止むのを待った。こんな事がこの世のあるのか?と恐ろしさで止むのを祈っていたのが脳裏に焼きつく。
 東日本大震災、今回の降雹等なんかしら自然界の異常を感じる。隣接する畑でもりんごを捥いでいるが酷い降雹害で落胆して話声は無くラジオの音声だけが聞えて来る。これから3ケ月くらいこのような降雹害のりんごの葉摘み、玉廻し、収穫としなければならない。
 緊急にJAでは降雹害の対策で臨時の農薬散布、被害の実態調査の広報が配布された。集荷場のジュース用の容器にはイッキに集まり山積みになっている。このジュ-スは生産者に愛飲運動として又割り当てで消費拡大として購入しなければならない。所詮文句なんて言ったって通る訳が無く自己責任で諦めが肝心。
 なんだかんだと言っても天に向って唾を吐くような物でどうしようもなく兎に角急いで捥ぐ。捥いだりんごを正常果、障害果、酷いにはジュース用にと3段階に分けてコンテナに入れる。大玉で真っ赤なりんご降雹害が無ければ正常果だった物がジュース用の二束三文で今年の果実は精の無い収穫作業。

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