雪掃き

2016-01-31 05:03:02 | 日記

 物音1つしない静かな早朝、大雪でも降っているのか?と寝床で朝1番のテレビのニュースを観る。西日本地方の湿気多い大雪による水道の凍結による断水等の被害はまだ復旧して終わってない。

 昨夜からの湿気の多い重い雪で山沿いの集落は倒木等停電や通行止めの追い討ちで安否確認の映像。冬季間の断水、停電で生活に難義した苦労は東日本大震災の際、嫌と言う程経験している。映像を観ながら当時を思い出して起床する。朝茶を呑んでいると朝刊配達人が新聞受けに入れる音がする。

 何時もと変らない時刻で配達人が来たので外の雪は少ないようだ。玄関の出て外の景色を眺めるとそんなに寒くない。配達人の靴跡ははっきり付いていて積雪量は多くない。

 除雪車が稼働するほどの積雪量の10cmに満たないようだ。サラサラと細かい雪が止まず静に降っている。大雪の予報が出ているので少ない積雪だがスコップで雪投げをする。久ぶりの雪掃き、まだ暗い夜明け前の時間隣家の部屋の明かりはまばらで就寝中。深夜でも側の防犯燈の灯りで仕事には支障はなく安心して雪掃きは出来る。

 止まない落ちついた雪降りで夏の雨降りの農作業の時に使う古葦を頭に被る。葦で編んだ中国産の編み笠に雨濡れ防止にビニールでカバーしたとても重宝な帽子。湿気が多い為スコップには重い雪が付いてなかなか上手には投げられない。掃いた後の舗装道路にはビチャビチャの雪解けで水が溜まっている。

 体は温まり腹の減って早朝の雪掃きは持って来いの健康増進。


細雪

2016-01-30 04:59:09 | 日記

 

 気温は上がらず1日中細雪の空模様。早いもので1月も後僅かになってもう直ぐ2月の日捲りの暦。年度末のいろんな農業団体等の総会が近づき準備関連の集まりが増えて来る。携帯電話の日程表は様々な場所、時間がめじろ押しに埋っている。

 2月の時期はいろんな要件ばかり多く農作業は進まない。携帯電話の無い頃は日記帳にメモしたり頭に覚えていたりして要件を足していた。この頃携帯電話やパソコンを使うようになってから物覚えが悪くなって困っている。

 物書き時代はこんなに忘れる事はなくよそ様の電話番号はいっぱい頭の中に覚えていた。分厚い電話帳なんかは見なくても丸暗記で親族、仲間とのやり取りは出来た。カラオケの歌詞も同じで歌詞帳がなければ全然歌えない。

 覚えている歌詞は幼少頃歌った童謡等はまだ幾らか歌えるがそれでも裏覚えで続かない。携帯、パソコン等なんでも文明の利器で恩恵を受けて便利や社会になったが頭は衰退して行くばかり。

 孫達は成人になった頃の社会進歩はどう変るのか考えられない。少しの悪天候でも剪定を進めてないと後で春先の作業が遅れてしまう。平年の気温に戻り寒空の中、完全防寒でサクランボ剪定をする。


朝靄

2016-01-29 04:42:43 | 日記

 天気予報通り寝床の中で寝ていても気温の高いのが分かる。昨日の雨、昨夜からの気温の上昇寝ていても屋根からの雪崩の音で時々で目が覚める。合わせて近所の飼い猫、春気が差して変な鳴き声で煩くなって来る。昔のように野良猫はいないので少ない飼い猫で互いの威嚇闘争する鳴くは無くなる。大寒も過ぎると早くも猫の恋に季節になったのだ。

 暗い時間の起床なので外の様子は分からなかった。夜が明け明るくなって外に出たら何時もの頬を刺す冷たさは感じない。気温が高く酷い朝靄で覆われて100m先の集落が全然見えない。雨の心配は無い予報で安心して屋敷続きのサクランボの剪定をする

 積雪量も雨と高い気温で減って来た。秋にりんごの障害果を捨てた場所、30cmほどの一面真っ白な積雪で何処の場所だか正確には分からない。その場所をカラスが探し当て穴を掘り集団で食べ散らかしている。凄い臭覚なのかサクランボの枝に細工でもしているのか感心する。

 外仕事で農業をやっていると不思議なくらい自然界の動植物の生き様からいろんな事が教えられる。狭い面積の屋敷畑のサクランボなので剪定は終わり午後からは別な広い面積に移動する。減反田に植えた樹齢40年程のサクランボ園地、盛りの過ぎて所処の木は枯死して空間が出来ている。

 周辺は水田で昨年は降霜被害が酷く着果が悪く大変な不作だった。その分成り疲れが少なく今年の花芽の状態は良いようで期待は出来る。ただ雪は少なく気温が高い年は春先の芽吹きも早まり又晩霜被害に合い安い心配が出て来る。

 里山の近く園地なので野うさぎ等の獣の足跡が付いているのだが今年は全然ない。秋の収穫時期は猿、猪等の食害の被害が年毎に増えて来る。


雨降り

2016-01-28 05:10:00 | 日記

 朝の冷え込みは緩み何処となく早春を感じる。久ぶりの青空の日の出で剪定日和の天気になる。朝食後朝茶を呑みながら茶の間から外の様子を眺めている。青空は段々低い雲に覆われて暗くなって来る。天気予報では午前中の降水確率は50%高く予報通りの雨なのか?と諦める。

 勾配の急なトタン屋根の雪は雪崩で落ち、強化ビニール下屋から雨の音が聞えて来た。最初はなんの音かと分からなかったが暫くして雨の音かと庭の池を見る。池いっぱいに蔓延っている青色のカワナズナの隙間から雨紋が見える。

 大寒に入り気温も低く雪降りの続いた天気は雨降りに急変して折角の雪も雪解けがイッキに進むようだ。昨年の今頃の親父のブログにも大寒の節に雨が降り積雪量は急に減って40cm程だった。今年はそれよりぐっと少なく早朝の雪掃き作業は楽で助かる。

 孫達が保育園に行く準備に見送りに出かける時間になると大粒の本降りの雨。昨日気温の上昇で雪が融け目や口が落ちて変型した顔を元の形に手直したが雨で又目鼻が落ちてしまう。玉に剪定していた庭木のキャラ木の枝に積もっていた重い雪も落ちても庭の景色は一変する。序の口の雪も融け窪地には水溜まりが出来る。時々雪見障子から水溜まりを眺めるが落ちついた雨紋でなかなか止まない。 

 小降りになったり大降りになったりの空模様だが我慢が出来ず小降りの中サクランボの剪定を始める。厚い防寒着なので濡れても中までは浸み込まない。雨で雪解けが進み軟らかい積雪に転落防止の為しっかりとアルミ脚立の3本脚を差し込んで上り下り。気温が高いと剪定作業も捗るがなかなか止まない雨の中では体に悪いので短時間で止める。

 


融雪

2016-01-27 05:31:22 | 日記

 朝の酷い冷え込みは日中の日差しと共に段々明るく暖かくなって来た。大寒前前から暦通り寒い日が続き農作業は出来ない毎日だった。上空にはどんよりとしたグレー色の雲、真冬日のような寒い日。やっと雲の合い間から明るい日差しで寒さから解放された。

 これまでは雪障子から外の雪景色を眺めながらちゅっとの晴れ間でサクランボの剪定をやっていた。この低温、降雪量で果樹の休眠期の環境状態も良くなりホットしている。雪なしの酷い低温や寒風が続くと休眠芽がやられて正常な開花が出来ない。春先の代掻き作業は山の雪解け水を利用しているので貴重な雪で農家はこの寒さ、降雪には安堵している。

 ちょっとに明るい日差しも早春のような気分になり久ぶりにサクランボの剪定をする。これまでの完全防寒着では汗が出る程の暖かさで剪定も捗る。南面の作業小屋の屋根からは雪崩で軒下は雪の山。家の屋根に積もった雪も解け始め軒下には雨水になって落ちて来る。

 先日ダンボールの切れ端で作った俄作りの雪ダルマの赤色の口、黒目も気温の上昇で落ちてしまう。ダンボールは油性の着色の赤い色、黒色で雪解けで濡れても形は残るが雪からは簡単に剥がれ落ちてしまう。

 急な思いつきで創作雪ダルマでも孫からは雪ダルマ~と指刺し笑って観ていた。折角作った雪ダルマ、気温の上昇で短い日にちで壊れてしまうには勿体ない。素手で湿気の多い冷たい雪をチョコチョコと貼り付け口、目を手直ししてやるが変な顔形。

 1月も後僅かでこれからは毎日剪定作業の追われる季節。