秋晴れ

2015-09-30 04:53:00 | 日記

 

 日中会議がありまだ薄くらい夜明け前からりんご捥ぐ。日の短くなったこの頃日中の会議は仕事の遅れている俺には応える。日中は園地に出てりんごの収穫をして夕方から傷果、軸割れ等の障害果の撰果してダンボールに詰めて個撰出果。JAのほかに地元の青果市場に夜に運んで出荷する。

 青果市場の果物は少なかったが此処に着て早生ふじ等のりんごが増えて来た。葡萄は少なく桃は終り、ラ、フランスの収穫はまだなので大半は中生種のりんご。正常果、障害果と置き場所が違い入り口は車で混雑している。それでも運んで来る量が少ないので少し待っていると忽ち空いて来る。障害果をジュース用に出果すると2速3文で手間暇にもなら無い。

 剪定、施肥、防除、摘果等の雇用費は正常果と同じく経費がかかっている。軽い傷果はそれなりの値段がするので撰果、出果の手間にはなる。いくら上手に栽培しても必ず下級品は出るものでこの取り扱いで大変な収入の違いが出る。

 今年は台風17、18号での強風での枝擦れや傷の被害果はあるが大きい台風が来た年なんかは酷い物でまあまあ我慢が出来る。眩しい程の好天の秋晴れの中りんご捥ぎで収穫は楽しいものだ。

 1年の苦労、心配も真っ赤なに熟したりんごを収穫をしていると忘れてしまう。上空真っ青な秋晴れで気温も上がり薄着でりんご収穫。


収穫

2015-09-28 05:09:02 | 日記

 

昨夜来の雨今朝方になっても止まない。やっと乾いた水田にはまた水が溜まっている。コンバインで刈り取った稲はそのまま刈り倒して乾燥してから畜産農家で運んで行く。貴重な畜産農家の敷き藁や粗飼料になる。

 毎年刈り取り後2~3日後圃場にそのままの状態で稲株に切り倒して置くと乾燥する。集草機で集めて梱包して運んで行く。  今年は水浸けの状態で濡れた稲藁は土壌について隙間がなくなり暫くは乾燥しない。稲藁もだが大型機械での集草、梱包も機械が抜かり運転操作も大変になる。刈り取りが終った圃場はまだ3割程度で仕事は遅れている。  

 平年より燈熟は2~3日進んでいるので刈り遅れで胴割れ米等の品質の低下が心配される。我家の杭掛け自然乾燥米のハエヌキはまだ杭に掛かったままで天気が回復するのを待っている。杭掛け自然乾燥の稲杭を余所目に今日も昂林捥ぎに行く。

 上下の雨ガッパでまだ気温は下がらないので冷たくは無いが滑り止めのゴム手袋を掛ける。


小雨

2015-09-26 05:51:00 | 日記


 予報通り昨夜から雨降りで庭の窪地には雨水が溜まっている。昨夜は大分降ったようで稲刈りが終った後の雨で助かった。稲刈り前の雨や途中での雨だと今からの雨は気温も下がり圃場が乾かないので大変だった。日が短く日中働く時間が短いので雨ガッパを着って昂林捥ぎをする。
 いつもはまだ気温は高く汗を拭き々の収穫だが今年は気温が低いので雨ガッパを着ても苦にはならない。時折り小雨でもカッパの中も汗をかく事も無く脚立の上り下りをしながら収穫を急ぐ。
 気温が低い為か鳥害や傷果の後に食害をするスズメバチは少なく安心して収穫が出来る。酷い年だとスズメバチは表皮だけ残して中の実を綺麗に食べてしまう。外見からはハチがいるのか判断出来ず手で捥いでいるとりんごの中から急に出てビックリする。脚立上り下りは雨で濡れているので滑って転落の危険があるので慎重にする。
 毎日のように農作業による事故の新聞記事で他人事ではない。毎日互い農作業の事故、怪我だけは注意するように声を掛け合って仕事をしている。肩から掛けている収穫籠重さで脚立の上で作業はバランスを取るのが慣れないと大変。
 野鳥追いの木綿糸を張っている園地で邪魔になるのを気にしながらの収穫作業。木綿糸は簡単には切れない丈夫な糸で素肌に当たったのをそのままに擦ると切り傷が出来る。葉っぱは濡れていてまだ乾かない早く天気の回復を気にしながら上空を眺めてりんごを捥ぐ。

昂林

2015-09-25 04:45:28 | 日記


 明日は雨降りの予報で急いで稲刈りをする。あまり頑張り過ぎて朝まで疲れが残り体中の節々が痛い。稲刈り中は朝食前に田んぼに行き角刈りや稲杭刺しをして仕事の段取りをつけて終る。小1時間くらいの朝仕事だが日昏の早い今の時期貴重な時間。
 毎日農業の動態調査で息子、家内、俺とそれぞれ作物別の稼働労働時間を記帳している。年末には農業所得申告より詳細についての収支決算を取り纏めて農政局に提出している。この頃日が短くなって来て稼働時間が短くなって来たのが毎日の記帳をしていると分かる。
 彼岸も過ぎると気温も下がり暗くなるのが早い為スタッフ達の休憩時間も短くして帰宅時間は早める。スタッフ達は昂林の玉廻しが終ればふじりんごの葉摘み作業。暫く天気が続いたのでもう少しで玉廻しが終るようだ。俺達も稲刈りが終り今度は昂林捥ぎに取り掛かる。
 昨年の昂林捥ぎは雹害で9割近く障害果で張り合いの収穫作業だった。今年はお盆前までは高温、少雨で酷い旱魃だったがお盆近くからの連日の降雨で玉伸びの順調。それでも日本各地に被害をもたらした台風18号、17号の強風でりんごに切り傷、刺し傷、肌擦れ等の被害果が思ったより多い。
 気温は25度くらいで汗が出る程の暑さでもなく働く安い天候で脚立の上り下りをしながらりんご収穫入る。