低温

2019-02-15 06:04:57 | 日記

 

 降雪確率の高い予報の毎日だが時折小雪程度で止んでしまう。お陰で積雪量は余り変らず15cm程度。この頃大分日の出は早く日の入りは遅くなって来た。事務室に閉じこもって所得申告の準備で書類整理をしている家内。毎年同じ事だが農業動態調査もやっているのでなかなか面倒な書類の整理。収支決算だけでなく損益計算等なかなか面倒で大変なようだ。

これが終る頃には雪も消え剪定で落とした枝処理が出来る季節になって来る。道路沿いは青い雑草が動きだしてもう少しで春1番のイヌフグリの開花が始まる。雲から太陽が顔を出すと一瞬明るく気温も上がって来る。

まだ園地には15cm程の積雪夜の新雪が3m程積もって日中の気温の上昇で消えては積もりを繰り返している。日中の気温はなかなか上がらない毎日で木々に付いた真っ白な淡い新雪が美しい。地面に積もった淡雪の上を歩くとズッズッと僅かに抜かる程度で歩くのは楽。。枝に付いた淡雪、ちょっとの日射しでも簡単に消えて景色は一変する。園地に積もった雪は低温続きの毎日で硬雪の層になっている。

 昔幼少の頃は通学すうするに学校目掛けて一直今頃は凍結した硬雪で真っ平らな雪上で全然抜からない。線に雪上を歩いて通学した1般道路は多い積雪で曲がりくねった狭い幅の道路、除雪車もなく雪を踏んで行き違いするに雪を踏み固めて除けていた。

高学年になって来ると何処の川の流れがあるか判断が出来た。未だ低学年は地域内の道路事情等は分らない。酷い冷え込みで川の流れの水まで凍結して積もった新雪が硬雪になってしまう。薄い氷の上に積もった雪は簡単に割れてしまう。氷の下は深さがまちまちで割れた氷は危険なので歩かないようにと学校からの連絡帳で注意していた。この頃季節の変化でいろんな事で追憶にふける年になって来る。


老木

2019-02-14 06:11:08 | 日記

 半世紀以上前に植えたリンゴの老木寿命が来て一本枯れ又一本枯れて園地は空いて来た。老木が枯れ空き場所に幼木の苗木を植えて来たが日陰になったり野鼠被害だったりしてなかなか育たない。苗木では順調な生育が出来ないので空畑に苗木を養成して丁寧な管理して三年生以上の大苗木を補植して来た。

人力では苗木を掘り起こしや移動が大変なので知り合いが所有している大型機械で掘り起こし軽トラックで運んで園地に定植した。この大苗も豪雪で倒伏したり昨年のように少雨で大干魃だったりして中々元気がでなく新しい枝の伸びが悪い。

昨年は移植した大苗木に春先に何回も軽トラックで水を運搬して潅水したがそれでも移植時に根が切られているので生育が悪い。根雪前に移植すると雪解水で根の周辺には土が入り芽吹きが良いのだが土が砕けいるので軟らかく野鼠が巣づくりをして住処にしてしまう。

格好の住処で折角植えたばかりの幼木の根っこをかじってしまう。土中の野鼠被害は外見では分らずどうも元気がない幼木と思い苗木の周辺を掘り起こして見ると少ない本数の根は丸坊主になっている。

なかなか机上の計算のようには上手く行かない大苗移植で年毎の老木多い園地の生産量で減収している。老木の地際の直径1m程の大木で太い幹廻りは青い苔で覆われている。若い樹齢の木の表皮は樹液が上手く上がるようにつるつるとしている。樹齢が経つと厚い表皮が重なり水分を吸収して苔が生えて来る。苔に生え具合を見ると樹齢が分る苔の生えない陽当りの良い場所は日焼けで表皮、幹まで腐れて窪になってしまう。

窪になった場所のは他から飛んで来た雑草の種子は小鳥が運んで来た種子で丈の低い宿り木が生えている。紅葉の季節リンゴ収穫時には美しい紅葉を眺めながらリンゴ収穫が出来る。苔は干魃にも寒さ暑さにも強いがリンゴの木には悪影響がないようだ。それでも苔が生える頃になって来ると寿命が尽きるようで減収は時間も問題。老木の枯死を見ながら自分の高齢をつくづく考えさせられる