残暑

2014-08-22 04:47:16 | 日記




相変わらず暑い毎日で脚立の上り下りしながらのりんごの葉摘み作業は草臥れる。ギラギラと太陽の日差しちょっと雲に隠れるとす~と涼しい風が来てなんとも言えない気持ち良さ。いくら薄着を着っても直ぐに汗で絞れる程の暑さで早く涼しい気候に戻ってくれればと思いながら葉摘みをする。
 園地の側の水田にはラジコンヘリ防除で賑やかなエンジンの音で家内との話も聞き取れない。今年のつがるリンゴはサクランボの豊作で摘果が遅れ小玉傾向。贈答品の中性種の昂林、晩生種の王林、ふじりんごの摘果を重点にしたので諦めていた。
 10年程前から毎日の労働日誌、作業日誌、ブログをパソコンに入力しているので前年の作業状況、生育状況は直ぐ分かる。長い年数の継続した記帳は尊い物で俺に取っては生活の宝物。昨年のお盆開けは過労から体調不良で何時も年よりは農作業は遅れていた。
 今年は今の所順調に進んでいるようで安心している。心配された大きい台風の襲来も無く台風のもたらした雨で湿気の充分な園地。今後の手入れ次第で目標通りの生産ができる様だ。今年の秋果物の生育は良く期待して管理に精を出して農作業をやっていた。
 3時半頃から雲行きが怪しくなり西空から真っ黒な雷雲。ゴロゴロ、ピカピカで忽ちザァ~と葉っぱに落ちる雨音で一目散に車に乗る。家内は直ぐに出て行ったがモサクサしている俺は車中で凄い光線、大粒の雷雨に合う。カチンカチン、パンパンの変な雨音で不思議がってワイパーを動かす。
 今までに経験の無い程の大粒の雹で窓ガラスが割れるようで少し移動して雑木の大木に下に駐車して雷雨が上がるの待つ。3cmくらいの直径の雹が暫く降って来る。先が尖った雹で車の窓ガラスを開けるのも危険で出来ない。時計を見たら4時15分忘れられない出来事。
 雷雨来るまでは今年のりんごは楽しみだ~と家内と喋っていたが一瞬水の泡になってしまった。ラ・フランス、りんご等の広い面積でこれまで相当経費もつぎ込んでいてガッカリする。大粒の雹が降っている中ライトを点燈して徐行して慎重な運転で帰宅する。
 家内のあまりにも大粒雹でビックリして雨戸を閉める事さえ忘れて雑巾で雨水を拭いていた。気抜け顔で雑巾片手に「あ~あ 1年の苦労も水の泡になった~んでも大雨で洪水や崖崩れの被害から比べれば良いほうだべちゃ~」と諦めて喋っている。