早いもので葬儀が終わり無事初七日も終わる。仏参りの来客も無くなり今度はリンゴ、ラ・フランスの贈答品の発送に取り掛かる。10kg、5kg、3kgの他に玉の大きさや等級、雹害果等様々な撰果で大変だ。家内も品物をそれぞれ振り分けて確認しながら伝票を貼り付けて発送している。
手違いで間違って発送したりで毎年落ち込んでいる。今年こそはと注意して伝票片手に品物を確認しているが催促や問い合わせの電話で事務室に行ったり来りでテンテコ舞している。仕事が集中出来なく話した事も忘れてしまう。販売あっての生産と簡単に言うが農作物を販売する事は大変な事。
互いに面識に無い同士が売り買いしているので信用が大切。最初は1個からの顧客から始まり年月が経ち顧客の心を読み取れている家内。賑やかに会話が弾んで長電話も商売の1つで男性には真似の出来ない事。
ただ黙々と疲労が溜まり腕が痛いのを我慢して早朝から撰果する。酷い雹害で全滅かと不安だったが1ケ所の圃場が軽い被害で安堵する。我家の果物の名前で販売しているので他所から購入は出来ない。ただの八百屋さんになって生産者の偽装になってしまう。
物は考えようで苦あれば楽ありで楽しいもの。小屋に保管している贈答品の撰果ももう少しで終ってしまう。早くも無事葬儀が終ったのかと話していたら年末の49日の法要の準備で又忙しくなる。