防除

2017-03-31 05:40:11 | 日記

 

 サクランボの発芽前の防除が始まった。越冬害虫の防除で油剤の混合液を薬剤調合所で7時から分譲が始まる。まだ3月の時期は早朝は気温が低く油剤の効果は上がらない。気温が上がってから分譲開始でスプレヤの走行国道を横断するに大変。7時過ぎると通勤車両が多く国道を走行する中速度の遅い防除機械運転は慎重。曲がりくねって見通しの悪い国道で横断するには気を使う時間帯。

早朝はまだ風も無く散布するには良いが気温がマイナスの日もありスプレヤーのファン周辺は強い風で薬液が真っ白に凍結してしまう。7時頃になると太陽も上がり気温は高くなり凍結の心配もなくなり油剤の防除農薬隅々まで広がって越冬害虫に付着する。通常は5時に分譲開始するのだが最初の分譲は時間は遅い時間で兼業農家で通勤者は遅刻が心配で薬液だけ貰いで時間の調整して散布している。

果樹園は広々とした園地だけでなく周辺に住宅が合ったり青空駐車だったりで朝遅い時間からは飛散農薬で気を使いながら散布する。余り住宅に近い園地は大型スプレヤー散布でなく動力噴霧機の手散布で対応している。昨夕動力散布機の試運転をして燃料は満タンnして準備Okで朝食後調合所の行く。

調合所には赤色のスプレヤーが長い列を作り分譲開始を待って並んで駐車している。俺は軽トラックの薬液を入れる容器、動力噴霧機を積んで列に並んで待つ。とうとう始まった今年の防除で1作物当たり年間14~5回の防除でラ・フランス。りんご。サクランボ合計すると相当数の防除回数で早朝からの大変な仕事が始まった。


野鼠

2017-03-29 05:48:37 | 日記

 

 相変わらず寒い毎日だが園地の融雪も進み青葉が伸び始めて来た。根雪前に果樹の根元に野鼠の被害防止に殺草剤を散布して置いた。それでも若木の表皮が食べられて変色している。近づいて根元を良く見ると土中から食べられて段々地際まで上がって来た。若木を動かして見ると簡単に根元から倒れてしまう。

土中の細根は総て野鼠に食べられて根元は丸坊主になっている。野鼠の繁殖時期になって活動が始まって園地は新しい穴から古い穴がいっぱいある。下級品等のりんごを餌に野鼠捕まえのバッタを仕掛ける。新しい穴を探してバッタに細切れしたりんごを餌に仕掛ける。バッタはドラム缶を半分に切った容器を被せて中は暗くしてやる。

野鼠は上空から狙っているカラス、鷹等から身を守る為明るい場所や日中にはなかなか出て来て活動はしない。半分の横切れしたドラム缶をバッタに被せてやると中は真っ暗闇で土中から野鼠が穴を伝って地面に上がって来る。また密閉になったドラム缶の中は細切れしたりんごの香りが充満して餌探しの野鼠はりんごを食べに這い上がって来る。仕掛けたバッタには面白い程かかり捕まえる事が出来る。

バッタ掛かった野鼠はそこら辺に投げて置くと上空を飛んで餌探しのカラス、鷹の格好の餌になってしまう。