紅将軍

2014-09-30 04:45:11 | 日記
 
 中性種のりんご品種は多く有り大抵はふじりんごに品種の違うりんごを交配している。中には突然1本の枝に成ったりんごだけが早く着色して親枝とはまるっきり変ったりんごがある。特に晩性種のふじりんごは最高の食味で美味しいりんごだが収穫時期が遅く降雪時期までかかる。
 今から20年ほど前に開催された山形県会場の紅花国体に合わせて県産りんごのPRに新品種やたかの増殖が始まった。新品種の発見者は秋田県の1農家で命名は家族の名前の頭文字を取った。
 販売業者は県内の苗木屋でりんご生産者はバスで現場園地に視察旅行に行った。国体の開催は10月初めで部落神社の例大祭なので良く分かっている。晩性種のふじりんごが10月初めに収穫出きるなんて信じられないくて大勢の参加者。スターキングは紅玉が主力の品種構成で安価で悩んでふじりんごの増殖が盛んに行なわれていた。
 なだらかな傾斜地で一面りんご畑でスターキング、紅玉等と一緒にまだ青いふじりんごが成っていた。太いふじりんごの木の中に真っ赤なりんごがいっぱい成っていた。みんなビックリして品種の確認するが確かにふじりんごのようだ。
 案内業者の苗木屋さんが収穫して置いた1個りんごを農家から貰いナイフで細切れにして食味をさせた。甘く食感もふじりんごで2度ビックリする。国体開催4~5年前で苗木を購入したがまだ幼木で収穫が出来ず高接ぎ用の穂木を購入したりして増殖した。
 ビックリするほど高価な苗木で市の補助を受けながら増殖する。秋の苗木購入の際には山形空港を利用してNhKのテレビ取材に来た程の品種だった。紅将軍もその類の品種で中性種の大玉、甘いりんごなのでまだ栽培している。

秋晴れ

2014-09-29 04:47:28 | 日記


 今年の秋の気候は朝晩に気温は低く、日中は爽やかな秋晴れで紅葉も早まるようだ。秋果物の中性種昂林、やたか等のりんごの着色は良く真っ赤に色付いて来た。防鳥の糸張りした効果なのか?鳥害も少ない。夏の雨不足でりんごの実が腐れるタンソ病、輪紋病も少ない。早生種の傷果にスズメバチが寄って来て食べていたが中性種には今までに無い程被害果は見当たらない。
 収穫は捗るが選別してコンテナに仕分けするのが大変な作業。1個毎りんごをクルクルと廻して表裏全体の押し傷、切り傷の障害果を確認し選別をする。障害果は別出果で専門の小さいダンボールに入れてJAに出果する。ここでも傷の程度で酷い傷はジュースに落として仕分けする。
 障害果の選別は大変な作業で収穫作業と同じ程に時間を要する。少しでも早く収穫をしようと日中の明るい内りんごを捥ぎ午後から選別し夜まで掛り捥いだ分は終わしてしまう。早期出果奨励しているがこんなに酷い雹害果で手間のかかる餞別作業なので先が見えない。
 毎年農作業は遅れていて難義していたが収穫前には今年の作業は順調に進んでいて安心していた。毎日記録している農業日誌を見ながら農作業の段取りを組んでいたりするが今年は全然当てにはならない。
 体のこともあり遅い時間までの夜仕事は避けて撰果量に合わせ捥ぐコンテナを調整する。顧客からの注文も日毎に増えて中には家庭用のひょうちゃんりんごの注文と元気付けの一言メッセージが一緒に添えてある。
 スタッフ達も要件が多くやっと今週から3人が揃ってふじりんごの葉摘み作業。顧客からも元気を貰い、台風の心配も無く爽やかな秋晴れが続く気候で事故、怪我に注意しながら黙々とりんご収穫。

運動会

2014-09-28 05:20:13 | 日記
 

 今年入館した孫達の運動会を家族みんなで観戦に行く。何時もは運動場での競技のようだったが今年は街中の小学校体育館での運動会。天候の左右されず安心して予定を組んでいた。まだ2歳未満の幼児でヨチヨチ歩きで両親は付きっ切りで見ている。朝から爽やかな秋晴れで運動会日和。爺ちゃん、バァチャン達の祖父母の競技もあるので運動靴を持参して朝食後忙しく2台の車に分乗して会場に行く。
 途中街中の道路を幼児と親達が一緒になって運動会会場行くのが行き交う。会場近くの駐車場は空きが無い程の混雑ぶりで運動場では小学生のサッカーの練習試合もあるようで大勢が練習していた。体育館近くになると思い思いの競技服装で親、祖父母が賑やかに会場に入って行く。
 入り口は上履きに履き替えているので混雑している。靴の間違えが心配で会場内に持って行く。幼児と両親や来賓の祖父母の席はそれぞれ向かい合って準備してあった。会場内には様々な飾りつけ、フロァには着色テープが張られ会場隅には教具用具等で競技準備万端になっていた。有り難い事で幼児の先生、役員の親達が早い時間に来て準備をしてくれたようだ。
 外は日差しが強いが会場内は風も無く暑くも寒くも無く丁度良い競技会場。初めての孫の運動会観戦でわくわくしながらウスベリに敷かれているフロァに座る。チラホラ知り合いの顔も見られるが俺は年配の方だった。両親、家内は孫に付っきりで俺だけなので知り合いの農業仲間の席で雑談をして観戦する。
 開会式のセレモニーに挨拶は簡単に済ませて幼児の踊り、競技のプログラムに入る。いや~ビックリだまだ小学生前の歳の多い幼児達の元気な親達と一緒の競技、赤白に分かれ年長組全員のリレーを関心する。最後のリレーでは会場いっぱいの拍手や大声での声援で賑やかで楽しかった。

収穫

2014-09-27 04:53:59 | 日記

 旱魃気味の圃場も纏った雨で安心する。湿気充分で園地の下草も元気が出て伸びて来た。朝から爽やかな秋晴れで屋敷続きの畑で昂林を捥ぎ始める。近くの市道から眺めると真っ赤に色付き大玉りんご。
 担当している水田の管理やいろんな要件の多い為家族やスタッフと一緒に働かない。単独で屋敷畑のりんごの摘果、葉摘み、玉廻し等の栽培管理している。ちょっとの暇を見つけては屋敷畑のサクランボ、王林、昂林をやって来た。今年は自分でも満足出来る昂林の成育で秋の収穫を楽しみにしていた。
 それも大粒の降雹で押し傷、切り傷の被害果でガッカリする。りんごの収穫は家族全員で僅かな正常果、雹害果、酷い傷果はジュース用にと3段階に分けてコンテナに入れる。正常果、ジュース用のりんごは直ぐにJA共同撰果場に持って行く。
 軽い傷の雹害果は大小に分け5kg詰めの小さい茶ダンボールに詰めて訳ありりんごで出果する。少しでも販売金額の足しになればとりんごの裏表をの傷の確認をする。真っ赤な大きいりんご雹害果を見ながらもしも降雹がなければ正常果で高値で販売できたのにと残念がる。
 積雪の中の剪定から始まりいろんな管理作業や防除、施肥等に経費を計算すると儲けは無くただ働き。それでも少しでも販売金になればと日中は収穫して夕方から夜仕事に黙々と撰果する。

慈雨

2014-09-26 04:45:38 | 日記


 心配していた台風16号は温帯低気圧に変わり強風も無く恵みの雨をもたらした。前夜から雨音を聞きながら熟睡し朝方になっても止まず落ちついた雨。早朝6時から薬剤調合所で集まりがあり寝床から障子戸を開けて外の様子を伺う。雨空の6時前はまだ薄暗く窪地のいっぱい水が溜まっていたまだ止まずに降っている。
 窪地の水溜りを見ながら大分降った雨量で安心しながら外作業もある今朝の集まりの服装を考える。静かな雨がだ外作業では濡れて風邪でも引いたら大変。ゴムガッパを着って完全防水の服装で雨中軽トラックで調合所に出かける。途中押し切り川堤防にさしかかり上からかわの流れを見ると一面の葦間から綺麗清水が見える。反対側の先日バインダーで杭掛け乾燥した圃場に稲杭は倒伏も無く水溜まりの無い。
 昨夜は風も無く押し切り川の上流は大した降水量も無いようだった。農作物には暫くぶりの慈雨、日中雨が降らなかったので仕事に追われ休日は無かった。骨休みの都合もあり今日1日止まずの雨を期待しながら通り過ぎる。
 調合所には3~4人が集まり雨模様の空を眺めていた。開口一番「良い雨だね~欲しくていたんだけは~」と笑顔で朝の挨拶をする。調合所は造ってから25年程経ち所処故障や交換ケ所が出て来て今回も用水ポンプ交換の話。
 それぞれ農業経営は厳しい環境の中、組合員の高齢化等で脱退者が増えている薬剤調合所。出費は大変だが果樹栽培には大切は調合所なので維持継続他の妙案は浮かばない。最後の分譲前に使用出来るように早急のポンプ交換が決まる。外作業は雨の為後日に廻して短時間で解散する。
 雨降りで午前中はユックリ休もうと思ったが何時もの性格で雹害果の出荷準備でまた東奔西走。