mitakeつれづれなる抄

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明治村の蒸気機関車と京都市電が再び走行へ・9/15にも

2012年09月04日 | 地元尾張の話

 本日の中日新聞県内版記事からです。愛知県犬山市にある博物館明治村で、2010年12月から検査と修理で公開を中止していた蒸気機関車(SL)と京都市電が、この9月15日から再度公開される見込みとなったとのことです。

 これは明治村の秋の催し物「明治のりもの博」の目玉企画で、期間中には運転を再開する予定であるとのこと。

新聞記事スキャナでとったものです。クリックで拡大。

20120904meiji

 明治村は明治時代の建築物を中心に、当時の街から文化風俗を展示するテーマパーク。明治時代の産業遺跡として、蒸気機関車12号機と9号機、京都電気鉄道時代の車両(N電)が2両あります。蒸気機関車の9号機は齢雄に140年。9号機と京都市電も100年を超え、これまでの補修では手を付けられなかった部分も、改めて今後の使用に耐えられるかを検査せねばならず、2010年12月で一旦実演走行を中止していました。
その際の弊ブログ記事です→http://blog.goo.ne.jp/mitake3067/d/20101104

 今回のイベントは、日本の鉄道開業140周年を記念してのもの。その開業時にはまだ走ってはいなかったものの、SL12号機は1874年英国シャープ・スチュアート社製造で、一応開業の頃の車両と言っても差し支え無いほどです。

 9号機は米国ボールドウィン社製で、1912年。ことし100歳です。ボールドウィンというと、木曽の森林鉄道の蒸気機関車も、ボールドウィン製造が多くいました。

 番号が12番の方が古いのは、単に前事業者の番号をそのまま使っているからです。12号機は名古屋鉄道(名鉄)で、1957年まで使われていました。尾西鉄道へ払い下げられ、名鉄への合併の際に継承された車両です。

 そして「明治のりもの博」では、静態保存の御料車内部の公開や、明治村が所有する鉄道資料を公開する「鉄子の部屋」もあるとのこと、です。

   ◇   ◇   ◇

 行ってみたいですね。「鉄子の部屋」って、港区六本木の方からクレーム出てきませんか。

 しかし実際に動かすとのことで、よくぞ修理できたものです。蒸気機関車はボイラやシリンダ、それに煙管など熱に晒される部分が多くあり、ボイラは一度交換しているそうです。京都市電もモーターは現役当時のものだろうか。各部の絶縁も。やっぱり交換しているだろうな。制御器がどうなっているか気になりますね。制動装置(ブレーキ)もハンドル回しの手制動を今後も使うのでしょうか。

 それと新聞記事では、SLの12号機を実際の走行に用い、9号機は展示のみのようなニュアンスの文章です。私の読み・解釈の誤りならいいですけど、9号機がもし動かないのですと、と手も残念ですし、12号機に負担がかかってしまいます。


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