現在大垣駅では南北自由通路設置の工事が行われています。今でも橋上駅舎から駅北側へは連絡橋がありますが、駅の北からのアプローチと駅周辺の基盤整備のため、駅南側からの通路をそのまま線路北へ延長する形で、自由通路を設置する工事が進行中です。
その為の影響が駅の列車停止位置に影響が出ておりまして、5番線発着列車は自由通路の工事現場となる位置を避けて、改札内乗り換え通路に東京寄りの先頭を合わせて停まります。つまり編成が長くなると思いっきり西の方、つまり大阪寄りに列車が停まるわけで、他の線路(1・2・4番線)では乗り換え通路から一両分西の位置で停まる分、5番線列車はずれて停まるわけ。
岐阜方面から下り方向に乗ると、大垣行き列車が5番線着で、6両編成ですと他の線路より4両分、つまり80m余分に長く乗れます。8両編成ですと120m長く乗れます。言い換えれば、先頭車に乗って5番線着ですと、思いっきり歩かされます。
逆に上り方向、米原方面から大垣行き列車が5番線着で最後部車に乗ると、思いっきり歩かされます。1番線と4番線到着とは全く逆になりますので、米原駅で大垣行きに乗る際には大垣駅の着線を念頭において乗らねばなりません。
画像は下り大垣行き快速電車が5番線に到着したところ。
樽見鉄道もこの自由通路設置工事で停止位置を変えており、普段は切り欠き6番線の発着ですが、工事期間中は5番線ホームの反対側7番線を使用しています。そして樽見鉄道列車が停まる範囲のホームは、少し低くしてあります。
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一寸小ネタ。大垣駅5番線の運転取り扱い上での名称は「上り1番線」略して「上1」です。
工事場所を避けるというのは危険回避と場所取りですから、仕方ない部分なのかもしれません。
いつごろまで続くんでしょうね。
特に苦痛には感じておりませんが、逆パターンが一度ありました。
今年3月のダイヤ改正直後に、関西からの戻りに乗る、米原発大垣行きの列車が、それまでの5番線着から1番線着に変わっていました。
「5番線着だから先頭車でもいいな」との思いでこの列車には珍しく先頭車に乗ったら、あらら1番線に入ってしまった。
お蔭で1番線ホームをえんえんと歩かされ、大垣駅の乗り換えで遅れをとってしまいました。
工事は来年秋までだそうです。