mitakeつれづれなる抄

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京都市バス206系統・循環ゆえ乗るには回る方向に注意

2012年06月15日 | バス

 以前、京都市営バスで新たに運行開始した祇園Expressについて記事書いたところ、循環バスは面白いというコメントを頂きました。それに気をよくして循環バスネタで記事幾つか書こうと思っていましたが、思っただけで結局、4年が過ぎてしまいました。

 京都市営バス206号系統。北大路バスターミナルを基点として、北大路通~千本通~大宮通~京都駅~七条通~東山通~北大路通のルートを約2時間で回るルート。東半分には三十三間堂、清水寺、祇園など京都観光には特に有名どころが続き、昼間なぞ地元の方よりも遠来の観光の方が多いような状況。

 なので循環バス故の誤乗が時々あるらしいです。例えば京都駅から清水さんへ行くには、東山通経由のバスに乗らねばなりませんが、逆方向の大宮通経由のバスに乗ってしまい、延々1時間半以上かけて清水寺へたどり着いたという話など、逆方向に回るバスに乗ってしまう間違いが時々あるそうです。

 そんな逆回りのバスに乗ってしまうこと、先日、とある知人がやらかしたらしい。百万遍で降りるので、京都駅からは東山通経由の北大路バスターミナル方面行きに乗らねばなりません。しかし大宮・千本通を先に通る、逆回りのバスに乗ってしまい、約30分で着くところを延々1時間30分近くかけて乗り続けたそうで。ご苦労様です。

 そこで206系統のルートを図にしみました。クリックで拡大です。

Kyotoc206

206系統の運行

  • 206甲廻り:北大路バスターミナル→千本通→大宮通→京都駅前→七条通→東山通→北大路通→北大路バスターミナル(左回り循環)
  • 206乙廻り:北大路バスターミナル→北大路通→東山通→七条通→京都駅前→大宮通→千本通→北大路バスターミナル(右回り循環)
  • 206B系統:北大路バスターミナル⇔北大路通⇔東山通⇔七条通⇔京都駅前(往復運行)

 206系統は車庫に入らない限りグルグル循環している系統。206B系統は、お客さんの多い東半分の増強で、北大路バスターミナル~京都駅前間を往復運行しているもの。

Img_0041循環の206系統

Img_0047北大路BT止まりの206B系統

 206B系統は、京都駅前または北大路バスターミナルで終点となるため、行き先方向幕には「まで」と記されています。

 さらに東半分でも、祇園さんや清水寺など南の方は特に人が多く込み合いますので、こんな増発用の臨時系統があります。

Kyotocr206

  • 臨206系統:京都駅前→七条通→東山通→東山三条→三条京阪前→四条京阪前→祇園→東山通→七条通→京都駅前(一周の循環)
  • 臨206系統:京都駅前→七条通→東山通→東山三条→三条京阪前(終点)

 以前は「臨時系統」ということで白昼堂々ながら、時刻表に出ていないものでしたけど、今は停留所には当然、交通局のwebでも時刻検索できます。しかし路線図には相変わらず載らず、知っている人ぞ知る状態。なので車両の方向幕はいまだに「臨」となっています。そして今は「楽洛東山ライン」の愛称が付いています。

Img_0005臨206系統(三条京阪終点)

Img_0006臨206系統(京都駅まで戻る)

  バスは突然停留所へ行っても、なかなか分からないものです。事前に調べ、自分が乗る系統の他にどんな系統があるのか把握しておくと、誤乗が減ります。往々にして検索システムで示されるルートは、デジタルに乗るべき系統しか出されないので、数多いバスの中からどれが該当するのか分からなくなる傾向があり、それで折角検索しておきながら乗り間違えることもあります。

 でもやっぱりややこしいのかな。

***2012年6月20日追補
 ルート図に主な寺社などの名称を載せた方がいいとの意見を頂き、画像を差し替えました。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (パレット・ブルー)
2012-06-15 17:12:58
こんにちは。
「京都ネタ」と言う事で、ご案内頂きましたので、足跡だけでも残します。

やっぱり、バスは難しいということで、次回は、どうしようかと思っています。
と言っても、次回いつ訪れる事が出来るのか、わかりませんが・・・。
色々と、物入りになってきていますので・・・。
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コメント、有難う御座います。 (kisomitake)
2012-06-15 19:40:02
コメント、有難う御座います。

バスが難しい方は多くいます。
そんな方を減らすのが我々の目的でもありますけど、バスの側も分かりやすい告示に努力していなかった面もあります。

京都駅前に立てばわかりますが、大きな路線図はあくまで市バスのみ。
京都市交通局が設置したもので、当然といえば当然ですが、これを「当然」という感覚こそが、バス利用を衰退させている要因でもあります。
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京都市バスの循環系統では、206系統と同じく距離が... (ボンバーげん)
2012-06-20 20:43:52
京都市バスの循環系統では、206系統と同じく距離が長い205系統(ただし循環せず)がありますが、こちらは河原町通経由、西大路通経由ともほぼ均等です。

ちなみに、1981年5月以前は、循環系統でも「甲」と「乙」を乗客案内用でも用いていました。
205にせよ206にせよその他の循環系統にせよ、甲と乙で番号を変えるのも1つの手かもしれませんね。
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コメント、有り難う御座います。 (kisomitake)
2012-06-20 22:43:02
コメント、有り難う御座います。

循環系統は、車両方向幕を運行途中に数回変えて、「何処其処を通る」という経由地表示ですね。
このお間違えになった方も、京都駅前乗り場で本来は
「東山通 北大路バスターミナル」
というバスに乗るべくところを、
「千本通 北大路バスターミナル」
に乗られました。

そもそも乗り場が違うのですが、それは事情通の言葉でしょう。
「206」の数字だけで判断される方が多い一例です。


以前、岐阜の市バスで循環となる系統は、右回りは基本の数字、左回りは同じ数字を重ねた二ケタの数字で分けていました。
(例)長良線:1系統→右まわり1系統(忠節鷺山まわり)、左まわり11系統(長良鷺山まわり)。
ちなみに岐阜市では、右まわり・左まわりを使わずに、経由地表示でした。


ところで京都市では1981年5月以前で、循環系統以外でも甲乙がついていた系統がありましたね。
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