車いすで快適な生活を!

車いすで楽しく快適に過ごしたいという子をもつ母日記

ハンドサイクル サイクリング♪

2006-10-09 18:28:57 | スポーツ(車いす・スイミングetc)
8日の日曜は、楽しみにしていた「ハンドサイクル サイクリング」
しょうちんは、前日から調子がわるかったのですが、
・めったにないイベントだし、
・申し込みもしてあるし、
・お弁当も注文してあるし
と行く理由を並べて、見学だけでも・・・と出発しました。

大会主催の「福井県ハンドサイクルクラブ」代表の方の挨拶
後援の「アダプティプワールド」代表の方のハンドサイクル説明
をしっかりと聞いたしょうちん。
お顔がね、「乗る気マンマン」になっています。

新しそうなブルーのジュニア用のハンドサイクルに乗ることになりました。
みなさんの協力で、何とか「しょうちん用」に調節してもらい






ヘルメットをつけて、すぐサイクリングロードに出発。
少しは、練習すればいいのに・・・。と母は思ったんだけど。

サイクリングロードは、北潟湖を周るコースで3.7kmあります。
私は持参した愛用の「折りたたみ自転車」で、
しょうちん父と、ボランティアのお姉さんは、「歩き」
障害者普及体験教室でいつも一緒に遊んでくれる会長さんは「車いす」
で、一緒についていきます。
しょうちん御一行といった感じでしょうか。


しょうちん、最初は「ヨタヨタ」としていたし、
コーナーは自分で曲がれなかったのに、
次第にスムーズに進み、コーナーも曲がれるようになりました。
早いですね~。子供って。

と、少し調子に乗ってきたところで「お昼ご飯」
一度、休憩所に戻り、お弁当を食べました。
お弁当も子供用を注文していてくれていて、
しょうちん、「くまさん弁当」大喜び。
たくさん食べました。(風邪じゃなかったのかー?)

そして、昼からはみんなで一斉にサイクリングスタート。
もちろん、しょうちん「やる気 極強」


午前中に乗ったハンドサイクルに乗り、
同じメンバーに、もう1人女性の補助の方がついて
3.7kmの道のりにでました。

スピードも増し(大人が小走りするぐらい)
ずんずん進みます。(一番後ろだけどね)

すると、途中ですごく「激しい雨」が・・・。
でも、やめようとしません。
補助の女性の方二人が、持っている洋服をしょうちんの頭の上で傘のように
しながら走ってくれました。






「雨で前が見えないよー」と言っただけで、もくもくと進みます。
雨はなかなか止まず、冷たい風が吹いてきて
「手が冷たいよー」と叫びます。
でも、ゆっくりでも、しっかりと前へ前へ進みます。
ゴールはまだまだ見えません。

雨は降ったりやんだり。
本当に長い長い時間走りました。
ようやく、ゴール手前の赤い橋に着いたとき、
一人のお兄さんを抜きました。

その後のしょうちん、凄いスピードで
一人でゴールへ突進しました。

最年少のしょうちんが、3.7kmという長い距離を約1時間かけて
帰ってきたので大きな拍手をもらいました。

でも、しょうちんは、それよりも
し:「1番だったよね?」
母:「ううん、1番じゃないよ。気持ちは1番だけど」
し:「一人、橋の上で抜いたよね?勝ったよね?」
母:「そうだね。抜いたね。凄かったね。勝ったね」
そうなんです。
最後まで完走したかった訳ではなく、誰かに勝ちたかったんです。

こんなに我慢強いしょうちんを見たのは初めて。
泣き言ひとつ言わないんです。
私だったら、泣き言だらけだっただろな。

最後まで走れたのにも感動したけど、
泣き言いわなかったことは、もっと感動しました。
また、「ウルウル」です。
本当は、ゴール直前も「ウルウル」だったんだけど。

すばらしい体験をありがとうございます。
たくさんのスタッフの方や参加者の方がいてくださった
お陰だと思います。

こういう感動は、家族だけではできないです。
来年もあるといいなー。
このサイクリングロードも周りの公園(ハミングロード)もすっごくいいです。
ロケーションも何もかもおすすめ。
コメント (19)
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