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「想定外」といい続けた犯罪者は?

2011-05-14 | ニュース 社会

廃棄された原発無人ロボット 東電など「活用場面ない」

●原発事故での使用を想定し、国の予算30億円で開発・製造された遠隔操作ロボットが、東京電力などが「活用場面はほとんどない」と判断したために実用化されなかったことが分かった。だが、福島第一原発の事故では、人が入れないほど放射線量が高い場所での作業に米国製ロボットが投入される事態に。事故の想定の甘さが、ロボット開発でも浮き彫りになった。東京電力、関西電力の原子力担当幹部や、原子力開発関連の国の外郭団体幹部など5人で構成される実用化評価検討会は02年12月、「高放射線下の災害現場の状況調査・監視などの作業には使用が想定される」としつつ、人に比べて歩行速度が遅く、移動可能距離が短いことなどを指摘。災害現場では人が作業できるエリアは必ず確保されており、人が現場で作業を行うことは十分可能として、「原発などの災害で活用する場面はほとんどない」と結論づけた。この結果、不要とされた6台は06年3月、廃棄処分となった。

asahi.com より引用した。電力業界は非常用電源を含む電源喪失には「そうした事実は想定できない」と。そして今日の記事の遠隔操作ロボットに関しては「原発で事故は起きないのだからロボットは不要、万一事故が起きても人が現場で作業することは十分可能」とのことだった。当時の通商産業省も30億円もかけて完成させたロボットをいとも簡単に廃棄してしまったのはなぜか。電力業界に飼いならされてしまったのか、それとも予算を取ることだけが目的だったのか、腑に落ちないことだらけだ。2001年度から今日まで研究を続けていれば、今回の福島原発問題も違った展開になっていただろうに。記事に登場する実用化評価検討会の5人に今の現場に入ってもらったら如何だろう。

今日の一枚は、「新しい大阪駅」です。

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