乳児虐待「夫がやった」…母が入院の病院に説明
●大阪市住之江区の生後2か月の長男に重傷を負わせたとして、両親が傷害容疑で逮捕された事件で、母親の阿部智代美容疑者(34)が、昨年11月に足を骨折した長男・颯()ちゃんの入院先だった同市立住吉市民病院関係者に「夫がやった」と父親の裕之容疑者(21)による暴行を打ち明けていたことが、大阪府警の調べでわかった。颯ちゃんは直前にも腕を骨折しており、同病院は度重なる不自然な負傷を把握しながら、市こども相談センター(児相)へ通告していなかった。颯ちゃんは1月に搬送先の病院で死亡した。府警が同病院側から事情を聞いたところ、両容疑者は医師に「友人の子供に踏まれた」と説明。しかし、智代美容疑者は病院職員には、「夫が颯に嫉妬してやった」と明かしていたことが判明した。両容疑者は容疑を否認しているが、府警は、昨年10月4日に颯ちゃんが生まれた直後から、智代美容疑者の関心が育児に傾注したことに腹を立てた裕之容疑者が虐待を主導し、智代美容疑者がそれを容認していた疑いがあるとみている。
asahi.com より引用した。何と言ったらいいのか、この種の事件は。これも以前に書いた「子供を男の歓心を買うために差し出すな」と同じ分類でいいのだろうか。子供は自分たちの本当の子だというのに。この種の事件では「子供が子供を産む」ということがよく言われるが、この母親は夫より一回りも上の34歳だ。もし若い夫を繋ぎとめるために虐待に加担するなり、見てみぬ振りをしていたとしたら「男の歓心を買うために子供を差し出している」ということになるだろう。記事によると、大阪市立住吉市民病院も通報をしなかったと言う不手際があったようで、震災報道の影で子供の虐待事件が見過ごされているのではないだろうか。
今日の一枚も、「新しい大阪駅」です。