法科大学院期待外れ 乱立で司法・就職浪人あふれる(産経新聞) - goo ニュース
9月11日に合格発表のあった新司法試験の合格率が3割強と低迷したことについて議論を呼んでいるようだが、そもそも法科大学院の数が当初の予想数20校をはるかに超え74校にもなっているのだから、学生の数もそれだけ増えているわけで、今年の受験生6261人の内、合格者2065人、合格率32.98%というのは特段少ない人数と言うことも無いのではないのか。あえて言えば医師の国家試験の合格率に比べれば低いと言えないことも無いが。政府の審議会が当初に出した合格率の目安7~8割、合格人数2500~2100人から見ても率はともかく2065人という人数は大きく違っていない。法科大学院修了者で合格できなかった人の就職の問題であるが、確かに年を食っているので難しい面はあると思うが、自分で選んでいる道でもあるので、社会がどうのこうのというような事でもないであろう。最早、司法試験に通ったからと言って一生食べていけるような時代ではないのは、司法研修修了者の就職状況や年収を見ても明らかである。法科大学院に入る人もそれらを良く考えて、自分の進路を選ぶべきである。
今日の一枚も、寺田屋です。